
私の住む栃木県には有名な温泉地が2つあります。
塩原温泉郷と
那須温泉郷。
1962年 栃木県がその塩原温泉と那須温泉を結ぶ全長約51kmに及ぶ山岳観光道路『
塩那スカイライン』の構想を立てて工事は進められたのですが標高1700mを越す稜線を走るなど極めて困難な工事条件により自衛隊に工事を委託するなど一時はベースとなるパイロット道路は完成。その後の本格工事は県の財政悪化や環境問題などにより停滞し、2004年ついに観光道路として一度も開放されることのないまま、山岳区間の廃道とする方針が決定しました。
そんな
塩那道路(えんなどうろ)
栃木県道266号中塩原板室那須線ですが今は一部開通していて通行可能です。
ここでピンときた方
❗
そう、ここは
頭文字Dに登場する走り屋集団「東堂塾」のホームコース『塩那の峠』のモデルになった道です。
聖地巡礼、平日月曜日の午後、すれ違うクルマもなく貸し切り状態です。
第1ゲート
紅葉の時期も過ぎひっそりしていました。
交通量もそれほど多くないからか片側1車線の道路ですが大量の落ち葉で埋もれているところもあります。
ギャラリーがお出迎え
🐒
こんな標識も…
S660みたいな車高の低いクルマは走行に注意が必要ですね
(。-ω-)
六角の石積みが印象的。
つづら折りの急カーブが続きます。
周りの山々を見ると短距離でかなりの高さまで急勾配を上ってきた感じがします。
塩原温泉街が眼下に見えます
♨️
第1ゲートから走って約8キロ、第2ゲートに到着しました。
落ち葉の匂いってあるよね
🍂
第2ゲート
土平園地(どだいらえんち)の駐車場も兼ねてます。
大きなコンクリートのブロックが置かれているので関係者でも簡単には行くことはできません。
ここから先が全面通行止の未開通エリア。植生回復工事も完了し後は自然の回復力に任せ廃道になるだけです。
もし全面開通していたら1000メートル超えの何も視界を遮るものがなく見晴らしの良い稜線上を車で通行できる日本でも有数の規模を誇る山岳観光道路になっていたでしょう…
(´ρ`)『走ってみたかったな…』残念…
ちなみに反対、那須側はこんな感じ。
【2021年5月29日】撮影
ここから先ご廃道区間
最後に近くの紅葉スポットに寄ってみました。
🍁
森林の駅 もみじ谷大吊橋(栃木県那須塩原市)
今年の紅葉はこれが最後ですかね…
後は寒い冬を迎えるばかりです
☺
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/11/27 23:04:08