■頭中整理…の前に
今回は、タイトルの通り『シート交換やハーネス使用をなぜやるか』について、自分が思っていることを書こうと思っています。
ですが、その内容は、私の友人に向けて、書いています。この前、この話をうまく伝えられなかったためです。
そのため、多少言葉が厳しくなっている部分もあると思います。それを見て、抵抗感や嫌な気持ちを覚えられた方は、大変申し訳ありませんが、ブラウザバックやウィンドウを消していただきますようお願いいたします。ご容赦ください。
※こんな記事を読んでいただける方へ
そんな内容ですし、またダラダラ長いですし、誤字・乱文も多そうなので、テキトウに読んでください(-_-;)。。
■何を伝えたいか
単純です。
モータースポーツをするなら『シート』や『ハーネス』等、
自分のカラダを安定させるパーツの交換を推奨したい
ということです。
■なぜ交換を推奨したいのか
これも単純です。
アマチュアドライバー※は、クルマが出すGにさらされた環境で、
繊細で制作な操作をすることは難しい
と個人的に思っているためです。
※プロやレーシングドライバーは異次元で、
普通のシートでやってのける方がいるのを見ています。凄い!
■我々がクルマを操作するために出来ること
クルマを操作するために、我々ができることって何でしょうか。
それは
『ステアリング、シフト、ペダル』
これらを操作することです。『これだけ』しかできないのです。
この要素だけで、時には1t前後(もっと軽いクルマ・重たいクルマ沢山ありますが)の樹脂・金属の塊に乗り込み、操作するのです。しかも、サーキットとなれば、場合によっては300km/hも出し、そこからフルブレーキをする……。一般的なミニサーキットで、一般的なスポーツカーが出すGは約0.5~1.5Gだったと思います(フル加速・フルブレーキング(原則)とあれば、相対で3Gほど出ます)。1G以上が体にかかるのです。そんな状態で、1tもある重量物を、タイヤの限界領域で、繊細に動かすのです。
クルマの運転は非常に楽しいですが、楽しいと裏腹に、こんな危険なことをやっているのです。
だから、公道はスピード制限があるし、様々な注意喚起の標識があります。サーキットだって、走るためのルールやマナーが存在します。危険なんです。
■そんなGで操作をするためには
そういう状態で操作をするには、自分は『ドライバーが安定して、力をあまりに入れずとも、ペダル・ステアリング・シフトを正確に・繊細に、時に速く操作できる環境』が必要だと考えています。それは、自分のカラダを鍛えても、手に入れることはできないと思います。
実際にモータースポーツを、自分のクルマでやったことがある方は、わかっていただけると思います。クルマが作るGは、そこまで強烈なのです(ただのスポーツカーでそんな感じです。さらに高いGを容易に出せる、レーシングカーやフォーミュラが、その操作性や安全性のために、様々な工夫を凝らしたり、また、ドライバー自信がカラダを鍛えているのは、周知のところだと思います)。
この操作環境を生み出すには、ドライバーを安定した姿勢で固定するしか無いと思います。そこで、シートやハーネスです。これを作り出せるのは、これらに関わるパーツを交換するしか無いのです。一般的なスポーツカーについているスポーツシートは、申し訳ないですが、普通のシートに毛が生えた程度です。しっかり攻めれば、普通に自分のお尻は浮くし、滑るし、サポートは弱いし、正直、便りにならない部分、多いと感じています。当然ですが、クルマによっては、非常にしっかりとしたシートもありますが、このようなクルマは、かなり限りがあると思います。
■クラッシュを色々見てきて思ったこと
サーキットで走るようになり、まだ数年ですが、年20~30行くと、様々なクラッシュ現場に遭遇してきました。その中で、自分は、クラッシュするクルマの特徴が『2つ』あると感じています。
一つは『キッチリチューニングされたクルマ』ということです。RX-8乗りで有名なエイトリアン選手が、数年前、筑波2000でコースレコード共に、最終コーナー立ち上がりからクラッシュを起こした映像を見たことあるのですが、あのようなドライビングスキル・クルマの知識が豊富なドライバーでも、キッチリチューニングされ尽くしたクルマで、限界領域へ常にチャレンジしながら挑めば、クラッシュを起こすことだってあるんです(尊敬するドライバーの一人が、クラッシュをする映像は、特に精神的にウっとなります)。キッチリチューニングされ尽くしたクルマで、自分の限界やコースレコードにチャレンジするのですから、当然何かが崩れれば、クラッシュと背中合わせなのは、当然なことかと思います。
そして、もう一つは『純正のクルマ』というところです。シートも何もいじられていない真っ新なクルマです。ぽけーっと、他の方が走られているところを見ていると、突然、そんな速度も出ていないクルマが、クルっと回って、ガシャン……。何度も見ました。そういうクルマに限って、何もされていないクルマなのです。
自分の前を走っているクルマが、コーナー進入で回ったこともあります。その時は、その場で回っただけなので、クラッシュも無かったので良かったのですが、後でお話したときに『カラダが固まって操作できなかった』とおっしゃっていました。要は、クルマの横Gに耐えるため、カラダに力が入っていたことにより、とっさの操作ができなかったのだと思います。
全てが全て、正しい操作ができなかったから、クラッシュを起こした、とは言えません。しかし、自分の運転環境がクラッシュの呼び水の一因になっているのは、確かだと思います。
■あなた(自分の友人)、そして自分自身に伝えたいこと
そもそもですが、自分はサーキット、あなたはストリートですので、クルマにいじり方は、正直、どうでも良いです。というか、クルマのチューニングは何でも好物なので、あなたのいじり方、とても好きです。
しかし『運転』に関しては別です。サーキットでもストリートでも『運転』はやること一緒です。そのスピード領域や環境が違うだけです。だから、そこの部分に触れながら、あえて話を欲しいです。
はっきり言いますが、あなた(そして自分も)は運転がヘタクソです。ステアリング操作は雑だし、アクセル・ブレーキの踏み方・戻し方も雑だし、目線も下がってるし、コーナーの処理も計画が無くて行き当たりばったりだし。自分も、どうしようもない、ただ、サーキットが好きなだけの、運転が全然うまくならない、スーパーポンコツドライバーです。でも、そんな下手くそから見て、下手くそなのです。
そんな状態で、本当に、普通のその涙目のノーマルシートと純正シートベルトでGに耐えらながら、限界領域でクルマ扱えますか?
ストリートと言いながら、太いタイヤ履いているし、ECU書き換わっているし、足もしっかり換わっているし、車高もキッチリ下がっているし、完全にサーキットで良いタイム出せそうなクルマです。というか、出ます。でも、自分のGDBの頃のタイムより、何秒も遅いのは、そういうことです。
そもそもドライビングスキル(ここはこれから)も、運転席も、サーキットで速いタイムを出せる環境になっていないんです。クルマの挙動が曲がりながら、なんか不自然なのは、ステアリングやペダルが、Gに耐えながら操作しているから、ちゃんと動かせないんだと思います。外から見ていて、めちゃくちゃ不安です。
サーキットはまだ数回程度なので、タイムは出ないのは当たり前なのです。でも、タイム出なかったのを『タイヤが微妙』『パワー微妙』とクルマの『性能』にするのは、ちょっと違うと思います。
タイムを構成するのはドライバー9割、クルマ1割と、自分が考えています。ショップや運転教えてくれるラリー屋さん達の受け売りですが。でも、その通りだと思っています。仕事だってそうです。ツールが凄くても、使い方知らなければ、結局効率上がらないのと一緒だと思います。
今、ここで性能上げるとしますよね。あなたは、きっと、クラッシュします。そうやって、クルマの性能だけに頼って、クラッシュして、クルマやめていった人、少なくないんだそうです。しかも、通常のシートじゃ、カラダ固められていないから、衝撃で変なケガをするかもしれない。そうやって、あなたが万が一ケガしたり、クルマから離れたりするのは、本当に嫌です。サーキット面白いから、また一緒に行こうよと言ってくれているのに……。
なので、一度、見直してほしいんです。自分の運転環境を。まずはセミバケットのシートからでも大丈です。しっかりサポートがあるやつ、RECAROでもBRIDEでも出してくれてます。フルバケットも、しっかり姿勢作れて、今みたいに長距離でも、腰痛くなくなります。
しかもシートって一生ものだから。新品で買って保証もあれば、後で張替えとかもやってくれます。シートレールだけ交換していけば、次のクルマでも使えます。10万程度出して、どのクルマにでも使い続けられる便利なパーツって、まさにシートだから。長い目で見れば本当に安いです。一緒に探すの手伝いますから。ハーネスも、自分は赤いスパルコハーネス買いなおす予定だから、使い古しでも良ければ、もらってください。
また、シートやハーネスは正しい運転姿勢を作るだけでなく、ドライビングスキルを上達させる一つのツールであるとも思います。クルマのインフォメーションが確実にわかりやすくなりますし、Gに頑張って耐える必要も無くなる(細かい操作等は、わずかにだけ頑張るところもあるけれど)ので、細かい操作ができ、それだけ余裕が生まれて、自分の操作に対して、クルマの動きをフィードバックできる感覚も生まれます。
ここまで、言いことづくめなんです。シートって。
お願いなので、クルマの性能上げる前に、シートのこと、考えてくれないでしょうか。。
■最後に
今回もダラダラ書いて申し訳ありませんでした。しかも、結構私用な部分が多くて……(-_-;)。ただ、シートの交換に悩んでいる方、シートは効果的ですので、ぜひ交換を考えてみてください。
こうやって書くと、なんか、シートの営業さんみたい…かも……(;゚Д゚)。
Posted at 2020/05/31 22:56:52 | |
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