![【頭中整理】S耐プロに教わったことを整理したりする 【頭中整理】S耐プロに教わったことを整理したりする](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/044/623/45044623/p1m.jpg?ct=cd46b86ac899)
<実は今年の初めになってから…>
あるプロドライバーの方に,色々とアドバイスをもらったり,隣に乗ってもらったり,乗せてもらったり,とても貴重な機会を数度いただくことができました.
この影響ってやはり自分にとっては物凄く大きく,その日から走り方に対する意識が明らかに変わるわけです.クルマのことを考えると,延々といただいたアドバイスやその時のGのイメージを考え続ける日々です,まさに書きながら今も……笑.
<紙でまとめていたけど,スマホでいつでも眺められるように整理したい>
今回の記事で何をしたいかというと,その教えていただいたことをここにまとめていこうという記事です.
今までは,教えてもらった金言そのままをメモにまとめたり,自分の中に落とし込んで言葉にしたことを,紙に整理していたのですが,どうも紙のままだと持ち運びにくく,今はスマホという便利な神器があるのだから,こちらですぐ見られるようにしておこう,というものです.しかもブログだから,もしかすると,他のドライバーさん達にも役に立つのかも…….そう思い立って,書いてみることしました.
そんなわけですので,今回の記事は,あくまで『自分用』として書き込んでいきます.そのため,メモとして書きこんでいくので,いつもの見にくい記事が,さらに見にくくなります.また,自分の言葉に落とし込んでいる部分は,他の人から見ると,『いや,そうじゃない.自分はこうだ』というところがあるかもしれません.さらに言うと,プロから教わった部分も,プロが思っていることや,各個人が持つクルマによっては,当てはまらないこともありますので,そこは重々ご容赦してただき,
『なるほどね,そういう考え方もあるのか』
的に軽く受け止めていただき,クルマのことを考えるネタにでもしていただければ幸いです.
★走り方の大方針
タイヤを速くタテに使う とにかくこれ
(1)今までの自分の問題点
・止まる,曲がる,立ち上がるが曖昧.もう少しハッキリさせて運転する.
・ながら操作になっていて,タイヤに無駄に負担.
・前にクルマが進まない.アクセル早開き.
⇒絵の通りだと,切り分けが出来ているように見えるが,タイヤを横に使う時間が長すぎると,挙げられた問題点に近づいていく.
・止まる・曲がる が ながら操作なので,切っている時間が長い
・切っている時間が長くて,我慢できずに,アクセルが早開きになる.
(2)改善するには
・タイヤをタテに速く使う
⇒短い時間で横を使う.横に切っている時間を短くすることで,
速く立ち上げられるようにする.タイヤの負担も短くてすむ,
かつ,メガーヌの美味しいところをこの横に集約することで,
無駄なく走ることができる.
・自分のなりに落とし込んだものをイメージ画像にしてみた.
・曲がると止まるを『曲がる』ためのラインへ行く時間として
『寄る』と表現することにした.
⇒クルマを本当に曲げている時間は,
極力短くしようという考え方を自分に意識づけさせる.
・これを右へどんどんシフトするよう練習する.
・できた時の感覚をしっかり覚えておくこと(打率が微妙良くなってるゾ笑).
(3)様々なポイント
走り方の主要なポイント…一般的なヘアピンを考える
(本庄の第一とか.筑波2000の1ヘアとか)
■減速
・強く短くブレーキする.フロントのサスペンションをしっかり潰してあげる.
・ABSは介入してもすぐ抜いてあげる(やはりあまりかけない方が良い).
・特に少しだけ舵角を入れて切っている状態でブレーキを踏む場合,
ここでイン側のサスを潰して,ロールを抑えて止めることを意識する.
⇒つまり,タイヤが横に力を使うのを,
減速のためにタテに使おうとコントロールしてあげる
■減速とステアを切るとこが重なる領域(寄る)
・ステアを遠くからゆっくり切りながら,ブレーキを抜いていく.
この時,注意は2つ.
…フロントタイヤ2本を絶対に外に滑らせてはいけない(アンダー直結).
…イン側のフロントサスを極力伸ばさないようにする
・この時にスピードを落としすぎてはいけない.
もし,曲がるときに速度が足りないと,ヨーが出ないため,
しっかり切って曲げてもアンダーになるだけ.
曲がる時間がかかるし,タイヤに無駄なダメージが入る.
・抜くイメージは,足首や親指で繊細に抜いていくイメージ.
自分の場合は,親指主体でブレーキペダルの復元力を
抑えてあげながらコントロールするイメージが合ってる.
■曲がる
・この時の曲がるは,全ての動作の中で一番短くなる.
思った以上に速度が,フロントタイヤは滑らない速度(アンダー厳禁).
・ブレーキが離されてステアリングが切られることによって,
イン側のフロントサスが伸びる.
これによってタイヤが押し付けられ,一番曲がりやすくなっている態勢になる.
ここで最大舵角を取り,ヨーを使って,
素早くコーナーを処理するようにクルマを持っていく.
・上手く行っていると,リヤがフロントを追い越すように,
クルマが曲がる
(本当に.どんなクルマでも出る.感覚を忘れないように).
凄く気持ちが良くて速いオーバーステアで曲がる印象
(特にメガーヌでうまくいくと.感覚忘れないように).
⇒このリヤがフロントを追い越すようにクルマを曲げるには,
遠くからヨーを出す必要がある.
つまり,遠くからステアリングを切らないと,絶対に成立しない.
ズバッと切るような動きは,必ずフロントが滑る方向になるので,
絶対に成立しない.なので,一部の状況を覗き厳禁.
・非常にわずかなアクセルで,さらに向きを変えられるテクニックがある.
これはリヤを滑らせて向きを変えているのではなく,
わずかに荷重を移動させて,舵角を増やせることを意味している.
なので,どのクルマでも成立する(そういえば,シビックでS耐か何かに出ていたドリキン選手も似たようなことをおっしゃっていたような).
■立ち上がる
・加速したときに外へ飛ばないようにすること
(早開き厳禁.とにもかくにもこれ).
・全開加速と共にステアリングが舵角ゼロへ戻る
(舵角ゼロにしてから全開加速だと遅い).
・上記内容が出来ていると,アクセルを全開に出来るポイントは確実に速くなる.
■その他
●電子制御
・長いヨーがカギになることが多い.結局上手く引き出すには,
丁寧な操作がカギ.
・例えば,NDロードスターは,
リヤイン側のブレーキをつまんで曲げるベクタリング制御もあり,
これを使う手は無い.メガーヌはステアリング舵角リンクだが,
上手く使うには,丁寧な操作が必要.
●減速とステアを切るとこが重なる領域で,
リヤタイヤをスライドさせてしまうと…(横の時間が長い)
・これは良いようでダメ.なぜなら,
ドライバーが何もできなくなってしまうから.
⇒リヤがスライドするとラインが一本になってしまう.
・例えば,これがレースだと,前でクルマがスピンしてしまったら,
ラインが一本だとよけられなくなってしまう…ような状況.
・ブレーキでタテにコントロールされていれば,
抜けば,横に曲げられる.
・この考え方は前の自分.捨てること.
・ただし,これを使うテクもあるので,引き出しとして練習すること.
●うまくこれを引き出すには
・しっかり切るところを決めて,それを逆算してブレーキを決めていく.
・ヨーを出すために,全てのことを短くやる必要がある.
例えば3秒で曲がっていたことを2秒に縮める…そういうイメージ.
⇒低速になるほど難しくなる
⇒繊細なブレーキ操作とステア操作がカギになる
⇒ブレーキとステア操作が重なる領域が増える
ブレーキとステアを分けるように運転しろと言われるが,
タイムアップのためには,重なる領域は絶対にある
その短い中で『ちょっとハッキリ分けるようにしよう』が大事な部分
■日光の1~3コーナーでイメージする(プロの走りを言葉にしてみる)
・1コーナーのエイペックスすぐ手前で強いブレーキ.
このブレーキでイン側フロントのサスを潰して『タテに止めていく』.
舵角を入れつつ,ブレーキを抜くが,イン側は浮かないし,
フロントタイヤは外に逃げない.
2コーナーで曲がるが,その曲がりたいラインへ『寄っていく』
・2コーナーで『曲がる』.しっかりをヨーがたまっており,
イン側サスが伸びて,リヤがアクティブに動き,クルマがリヤで曲がる.
(この時間がかなり短い)
・2~3コーナーでアクセルが開きつつ,
3コーナーのイン側エイペックス手間で完全に全開になっている.
・最初のコーナーの舵角は,例えばメガーヌIVだとほぼゼロ舵角くらい.
これがチューンドND(A052)だとステアリングがほぼ90°くらいに
曲がったところからこれをやっていく.
『止まる』と『寄る』の操作がほぼ一緒に来る.
となりに乗った時のGを忘れないこと.
普通の人だと,これやられたら,変な声出る絶対.
もし,ここまで読んでくださった方いらっしゃたら……本当にお疲れ様です💦.