判決！！

平成２３年３月９日　午前１０時３０分　江戸川区東葛西　
葛西警察署のすぐ近くで
歩行者と軽四貨物が接触し死亡事故となった。

被害者である８４歳男性は普段から非常に臆病で
青信号で渡る際も必ず車を確認する人間であったと
家族から聞く。

しかし、加害者である運転手は、歩行者の信号無視と説明。

その後の捜査、司法解剖で
加害者の運転する軽四貨物は、被害者をはねて７ｍ以上引きずり停止。
停止時に初めて人をはねたことに気づく。
ぼーっとしていたらしい。
被害者は、横断歩道上から引きずられていた・・・
当然、被害者の信号無視はなかった。

平成２３年１２月２１日
今日　判決があった。
禁固２年６ヶ月　執行猶予４年

賠償金は、会社が加入している保険から支払われることになり、結局、被告は会社を辞めただけということになる。
被告人は、６０歳を過ぎている・・・なんだ、会社を辞めてもいい年齢だ・・・。
事故の場所に、加害者が花を供えたことは一度もない。
残された家族への手紙も一度もない。

歯医者へ行く途中、ゆっくり歩き、いつものように慎重に信号で止まった。
とても見通しのよい交差点、青に変わり左右を確認し、ゆっくり歩き始めた。

後方から左折してきたクルマが、横断歩道上にいる自分を
右側からまともにぶつけ、引きずっていった・・・

人生はそこで終わった。