Ｃｅｌｌｏ－Ａのブログ一覧

The Armed Man：A Mass For Peace

カール・ジェンキンスという
今も生きていらっしゃる
イギリスの作曲家の曲

これを
台東区の合唱団と
オーケストラが
演奏した。

うーん・・・
大変でした。
聞くのも大変でした。

オーケストレーションが
難しい。
やはり現代の作曲家ですからね。

合唱のアカペラのあと
オーケストラが入ってくると
音程が高い。
（合唱がさがっちゃっている）

伴奏のオケが薄い。
（楽器数が少ない）
音の出を頻繁にミスをする。

ホールがよく響き
多分、演奏者には
お互いの音が聞こえにくい。
左の打楽器と右のチェロ・バスの
リズムが全く合わない。

ちょうど、
初期のサントリーホールのような特性。
後に、透明反響板の吊り物で改善。

合唱もオケも
頭の中に正しい音程を
思い描いて、それを
音にする。という
プロの技を存分に発揮する曲なのだが、
残念なことに、今日の演奏者は素人集団。
常に音程は危うく、
心地よさが全くない。




ホールは文京シビックホール
よく響く。けど、悪い演奏をカバーしてはくれない。


勉強になりました。
自分がこういった曲を演奏する時は
音程を最優先します。

チェロの話です。

クロムモリブデンのアジャスターネジが
影響を与えていると考え、
ノーマルのネジに戻してみました。

音はやや軽い感じです。
上2本A線D線に対する
下2本C線Ｇ線の影響って
大きいですね。

音量のバランスも
やはりA線D線が不足気味かな・・・

12月27日にメンテナンスに出した
チェロが帰ってきました。
左手の手のひらから汗が出るため
ニスがはげていました。
しっかりとヤスリで削り
色を入れてもらい
ニスを塗ってもらいました。

凹凸をきちんとならすには
3～4回の塗りでは無理なので
練習がしたいので
この状態で「よし」としました。



さて、今年1年　苦楽を共にする弦は
A線ヤーガー　「Special」
D線ヤーガー 「Special」
G線ラーセン イルカノーネ「Direct & Focused」
C線ラーセン イルカノーネ「Direct & Focused」 です。






イルカノーネ「Direct & Focused　G線　C線」の発音が非常に良い。
しかし、
イルカノーネ「Direct & Focused」A線・Ｄ線は、音が一本調子な感じがする。
そこで、Ａ線・Ｄ線はヤーガーをもってくる。
以上が意図です。






ファーストインプレッション
○　Ｇ線とＤ線の音色的なつながりが非常に良い。
○　音、全体に深みが少なく、弦に抵抗感が少ない。




なんだか非常に明るい音です。
これは、
クロムモリブデン製のアジャスターネジの影響が大きいかも知れません。


あと、G線C線のパワーにA線D線が負けているかな？
ヤーガーには、より強い「スペリオール」があるんだけど・・・


とりあえず、音が落ち着くまでこの状態です。

2023年
弾きましたね！

どうしても、
手が触れる部分は
ニスが剥がれてきます。

この部分に
革をかぶせる方も
いらっしゃるのですが
音量が落ちます。


音量が落ちるのを嫌って
ニスが剥がれても
そのまま使っています。

昨年は
塗ってもらっていないので
2年ぶりのタッチアップです。



楽器屋さんでは、
新しいチェロが作られている最中でした。胴の部分です。




つるしてあるネック。




あと
「弓の毛替え」
「弦の張り替え」をやってもらいます。

弦は、ラーセン社の
イルカノーネ「Direct & Focused」
イルカノーネ「Warm & Broad」
イルカノーネ「Direct & Focused」と、
3年間、使用してきました。
次回は、新たな組み合わせを
試してみます。

ということで、
毎年、車検費用ぐらいかかるのですが
なるべく弾いて、メンテナンスして
いい状態を保ちたいです。

楽器屋さんで
年越しのチェロです。

浅草駅から
少し歩いて
浅草公会堂へ
行きました。

かつて
非常にお世話になった
指揮者の河地良智先生が
指揮をされました。











帰宅後、ケーキをいただきました。




演奏会終了後、先生の楽屋を訪ねました。
しっかり覚えていてくださって
「いろいろやった（演奏した）よね・・・」
「そう、二人（家内と私）が一緒になったんだ。」
など、話しました。
40年ぐらい前が、
あっという間によみがえりますね。