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Cello-Aのブログ一覧

2022年02月06日 イイね!

イルカノーネ  Warm&Broad  Direct&Focused 

イルカノーネ  Warm&Broad  Direct&Focused イルカノーネ  Warm&Broad  Direct&Focused

チェロの弦の話

イルカノーネ Direct&Focused を使って1年
その後 Warm&Broad に交換して大体2ヶ月

そろそろ、Warm&Broadの素性に慣れてきました。

当初は「パワー不足」を感じましたが、
そのパワー不足にも慣れました。
要するに、出る最大値までの範囲内で表現すればいいことです。

と考えつつ、
追加購入したのが
Direct&Focusedの上2本
つまりA線とD線です。

何を狙ったのかというと、
線径を4本可能な限り近づけるということ。
Direct&Focusedは、Warm&Broadより線径が太いので
A線、D線、G線、C線の線径の差が少なくなると考えました。

自分はソリストのように、たった一人で弾く機会が、
ほぼないので、周囲のプレイヤーの音が混在します。
ですから、ある程度、音質に目をつぶって、
弾きやすさを優先させようとする考えです。

ですが、3月に、久々に小編成オケに乗る可能性が出てきて
しばらく、Warm&Broad4本のまま行くか・・・
と思っています。

ですから、購入した
Direct&Focusedの上2本(A線D線)は
しばらく、お蔵入り・・・。


さて、今日はルタオのアップルパイ
定番のおいしさです。

最近、新型コロナ関連で勤務がちょっと変則で
自分は負担増・・・
ちょっと「ムカ」って思っていますが、
まぁ、仕方なしかな・・・。



 
Posted at 2022/02/06 20:27:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2021年12月23日 イイね!

オールドにはかなわない!!

オールドにはかなわない!!弦楽器には、単品と量産品の違いがある。
単品は職人さんが手作りをした楽器。
量産品は、機械等で削り出し、
プレス機でカーブを出した大量生産の楽器。
あと、単品でも新作とオールドの違いがある。
新作は、文字通り新しい楽器。
オールドは古い楽器。

自分のは、単品の新作となる。

モダンイタリア(イタリアで新作を作る職人さん)の
著名な制作者といえば、亡くなられてしまったが、
以下の2名が思いあたる。

Alfredo Gianotti(アルフレッド・ジャノッティ)1915 – 1991
第二次世界大戦後から弦楽器を作り始めた。
チェロの本数が多い。
アメリカの捕虜として収容されていた時に木工の技術を身につけたとのこと。

Gio Batta MORASSI(ジオ・バッタ・モラッシ)1934-2018
イタリアバイオリン製作における最高権威と言える制作者。
モラッシは森林を所有していて、自分の工房では一番いい部分しか使わない。
一番良質な木の、根元1mから4mまでを使う。割合にすると3%以下らしい。

自分の楽器はジャノッティさんに関係がある。
ジャノッティさんは、亡くなる10年ほど前から、
「もう作れない」と話し、工房にある材料を他の制作者に放出しはじめた。
その時、日本からも材料を求め訪問した制作者が数多くいる。
その一人が、自分の楽器を作った方である。

チェロの5本分の材料をその時購入したとのことだが
ジャノッティさんの工房で、一番古そうなチェロ材は、
既に貼り合わせた状態のチェロ材であった。
ジャノッティさんの話によると
「戦争の後に、そのようにした。」とのことだった。
このチェロ材を一度、貼り合わせを剥がして、寝かすこと10年。
概算で約50年、板の状態で寝かしてあったことになる。
これが自分のチェロとなった。

既にバイオリンは50以上作っていた制作者さんは、
満を持して
1990年の終わり、初めてのチェロ制作に取りかかる。
完成したのは翌年の1991年。
奇しくもジャノッティさんが亡くなった年である。

50年が過ぎた木材で作った楽器でも、
自分の楽器は全く鳴らなかった。
購入したのは失敗かなと思った。
自分のチェロの師匠に弾いてもらったが
いい返事は得られなかった。
この時点でプロだったら
さっさとこの楽器に見切りをつける。

アマチュアの自分は信じた。
というより、
楽器の経年変化に興味があった。
ひたすら入力し続けた。
苦労すること20年。
ようやく自分が納得する音が出た。
こんなに寝起きが悪い楽器があるんだ・・・

それから10年が過ぎた今、
アマチュアプレイヤーとしては
下り坂を歩んでいる。
けれども、
やっと30年が過ぎた楽器の方は、
まだまだ輝きを増すばかりである。

余談
最近はやたら話が上手な制作者多い。
ほんと要注意。

ヨーロッパで古い教会の取り壊しがよく行われる。
古い教会は石造りの建物に内部は板が張ってある。
その板がメイプル。
弦楽器の裏板・側板・ネックには
メイプル材(カエデ科)の木材が使われている。
著名な日本人制作者は、古い教会の取り壊し現場から
枯れたメイプルを購入し楽器に使用している。
このことを自慢げに話している。

でも、現地の制作者は絶対にやらない。
説明してもらったのだが
理由は簡単だった
硬すぎるとのこと・・・。
実は、古い教会等、
建物の取り壊しは頻繁に行われ
当たり前のように、多くの古い板材が出る。
だから、この古材がいいのだったら
現地の制作者はとっくにやっているのである。
でも、やっていないということは
きちんとした理由があるのであった。

要注意の2つ目
楽器にもコンクールみたいなのがあって
そういうので賞をとると、有名になるのは当たり前の話。
しかし、ここで要注意なのは
楽器を美しくつくることと
作られた楽器から美しく大きな音が出ることは
全く別なのです。
いろいろな人がいろいろ言うけど
結局、出てくる音が全てだと思うのです。

いろいろと書きましたが
やっぱりオールドにはかなわない部分が多いです。
特に楽器の反応が全く違う。

イルカノーネ
Warm&Broad
Direct&Focused 追記

この1種2タイプのチェロ弦は
下の2本、つまりG線とC線に
タングステンが使われています。

タングステンのG線とC線と言えば
先駆者であるスピロコアの弦がベストセラーと言って
差し支えないでしょう。

ですが、スピロコア(タングステン)は
線径が細く柔らかいので、
発音が遅れるとおっしゃる方もいます。
そういう方には、Direct&Focusedの下2本は
改善につながると思います。



以下は、ネックの制作過程

Posted at 2021/12/23 19:10:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2021年12月20日 イイね!

Warm&Broad イルカノーネ チェロ弦

Warm&Broad   イルカノーネ チェロ弦イルカノーネ チェロ弦

Warm&Broad

チェロが割れんばかりの狂気が足りない!
自分の入力に対して楽器の反応(特にボリューム面)が
大幅に不足する。モアパワー。

メーカーサイトで
プロが試奏している動画があるが
Direct&FocusedからWarm&Broadを入れ替えた途端に
ボリュームが下がる。実際はそれ以上に下がる。

第一印象は「線径で音色を変えている」のではないか。ということ。
随分お手軽に作ったなぁ~

テンションがほぼ同一ということだが、
線径によってテンションの感じ方が異なるので
残念ながら、メーカーの思惑は的外れ。
Direct&FocusedとWarm&Broadとでは弾いている印象が全く違う。
単純な物理
同じ重さを小さい一点で支える
より広い部分で支える
分散加重と集中荷重の違い。



あとC線は、いやG線もかな?
いや全部テンションが緩い。
シベリウス交響曲第2番の3楽章の冒頭は
特に弾きにくい。(弾き方を変えればなんとかなる。)
自分は、見附のおもりを付けて、
テンションがちょうど良くなるように調整した。
がダメ。
自分は若干テンションが高いのが好みなのかもしれない。
(弦高は指板エンドで5mmにしてありますが、たぶん高テンション。)

左手の指で弦を押さえる印象は、Warm&Broadは「細い」感じがして、
弾いているときの抵抗感(ボーイング 右手の印象)は、軽い感じがする。
自分の好みで言えば、A線の太さはDirect&Focusedの太さが欲しい。

倍音に関して言えば
ある特定の周波数から上をバッサリ切ったDirect&Focusedに比べ
Warm&Broadは、綺麗に上に伸びている。
基音が多いDirect&Focused
倍音が多い Warm&Broad
であるが、数日様子を見ないと結論づけられない。
理由は、弦を交換した直後は倍音が多く感じる。
音はWarm&Broadの音が好きである。

発音は Direct&Focused <Warm&Broad
Warm&Broadの発音は非常に良い。
自分の安い弓でも、立ち上がりが圧倒的速い。









値段は、高い。
「ヤーガーのスペシャル」と「スピロコアのクロム」という
至って普通の組み合わせで、十分以上にやっていける自分の楽器では、
ほぼ倍の値段になるイルカノーネは高い。
自分は不器用というか、微妙な差に気づきやすいというか
左手のタッチの印象は、だいたい1年で
どの組み合わせでも大丈夫になる。

それでは、利点がないか?というと
そうでもない。

弦の持ちが非常にいい。
1年間使ったDirect&Focusedだが、
確かにへたった印象があるのだが
その「へたった」状態でも、
音がいいのである。(つかえる音)
これがWarm&Broadにあてはまるかは不明。

「ヤーガー・スペシャル」と「スピロコア・クロム」は
練習が多いと、
アマチュアの自分でも最短3ヶ月で交換したことから考えると
イルカノーネは、相当持つ感じがする。(Direct&Focused)

先日エキストラで行ったオケの方から
○○さん、音がすごくいいですね。
なんて言われたから、
自分だけではなく
周りの人からも、1年使った弦だけど
「音がいい」という
評価を得られたのだと思う。



Direct&Focused4本とWarm&Broad4本の
8本を購入して、ベストを探したい気持ちもある。

或いは、半年後ぐらいに
1年使ったDirect&Focused4本と
今回購入したWarm&Broad4本で探求するか・・・


芯があって不快な金属音の低減を狙っているラーセンの弦
これをある一定の以上の周波数を切ることによって操作している。
計測器があれば、カットオフ周波数を調べてみたい。
これって、ある意味ハイレゾと逆行している。
ツィーターレスかよ!!

不快な金蔵音の低減を減衰でやればいいのに・・・
質の良いスーパーツィーターを使うみたいに・・・


~ん!!めんどくさくなってきた。
この弦 やめちゃうか・・・
Posted at 2021/12/20 20:41:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2021年12月05日 イイね!

演奏会 でした。

演奏会 でした。エキストラで出演しました。
タイトル画像は、
「葛飾シンフォニーヒルズ」です。
リハーサルの時、
舞台から客席の天井を撮影しました。
このホールは、音がすごくいいです。


ところで・・・
演奏会本番の最中
「バンッ!」と
楽器から突然大きな音がしました。

弦が緩んだのか?
いや、ピッチは合っている。
音量が小さくなったので
「剥がれたな・・・」と
察しました。

とりあえず、
チャイコフスキーの交響曲5番の
途中でしたので
楽器の確認は後回し、
残りを至って冷静に
弾きました。

午後の演奏家でしたので
すぐに楽器制作者さんに
連絡をし、
即入院です・・・。



見事にペインティングナイフが刺さります。
しっかり剥がれていますね。

クルマといい楽器といい
さんざんです。







Posted at 2021/12/05 23:48:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2021年11月18日 イイね!

出演します!

出演します!出演します!

エキストラです。

Posted at 2021/11/18 20:54:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記

プロフィール

「東京へ戻りました。 http://cvw.jp/b/326537/48493453/
何シテル?   06/18 23:37
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