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Cello-Aのブログ一覧

2021年01月05日 イイね!

チェロ メンテナンスしました。

チェロ メンテナンスしました。毎年年末に行っているチェロのメンテナンス。
今回は、昨年の12月28日に製作者さんに預け、
約2週間、今日できあがってきました。

タイトル画像は、仕上がった自分の楽器です。
なぜ、2週間かかるかというと、
タッチアップをするからです。

クルマのように、
最短40分の塗装なんてことはしません。

製作者さんは、門外不出の着色方法で着色後、
上からニスを塗り、乾燥させます。
ニスは、乾燥後、痩せます。
その痩せ具合で、さらにうわ塗りをする場合もあります。
今回は、駒を、以前の「フレンチ駒」に戻しました。
弦を交換しても、駒が曲がることもあります。
そういったことを預けている期間、
時間をかけて様子を見てくれているのです。
もちろん、他の仕事をこなしつつですが・・・。

製作者さんも、最近は文章力に優れている方が多く、
やたらに、まことしやかな理屈が氾濫しています。
「なぜ、そんなに塗装に時間がかかるんだ。」
「もっと、短時間で終わるよ。」
そういった、本来必要ではない情報を無視し、
本当に正しいことを行うことが、非常に難しくなっています。
結局は、「誰に面倒を見てもらうのか」が、大切なのです。


2019年4月にベルギー駒にしましたが、
長年つかっていたフレンチ駒に戻しました。
これは、完全に自分の好みの問題です。
音色の好みが、自分の楽器の場合、フレンチ駒の方がいいと感じるのです。
アジャスターのネジをチタン製にしました。
振動系が大幅に軽量化されます。
軽量化すると、反応がよくなります。
クルマで言えば、軽量フライホイールでしょうか・・・
ただし、音は薄くなる傾向があります。
弦を変えました。今回はラーセンというメーカーのものです。
今までは、A線、D線は、ヤーガースペシャル。
G線、C線は、スピロコアを使っていました。
G線、C線は、スピロコアのタングステンを使うこともありましたが
独特の粘りがあり、弾き方を変えないと上手く発音しなかったので
通常のスピロコアを使っていました。
今回のラーセンは、イルカノーネという名称の弦です。
楽器の製作者さんが、自分の楽器に合うかもしれない
とのことで、使ってみることにしました。


実は、通常のラーセンは、はっきり言って嫌いです。
音が好みではありません。
ところがラーセンのイルカノーネは
まぁ、使ってもいいかな・・・という音なのです。
何というか、オールドチェロのような音がします。
あと、画像にはありませんが
ウルフキラーというパーツを交換するつもりでしたが、
届いた見附工業のウルフキラーが重いのです。
もっと軽いのないのかな???

とりあえず、これで1年間様子を見ます。
そんなことをやっているうちに
自分も歳ですから、弾けなくなっちゃうんだろうなぁ~・・・



製作者さん(楽器屋さん)は、バイオリンをつくっていました。
表板を裏側から削って、厚みを均一に出す作業をしていました。


画像のように小さいカンナで削っていきます。


鉛筆で×の印があるところは、想定した厚さになっている部分です。
「自分の師匠はここまでやらない。もっとラフだ!」と笑っていました。
また削らずに、必要以上に厚みを持たせている部分があります。

これは、ドイツ系の作者さんはしないようです。
もっと、ギリギリまで、攻める(強度をあまり考えない)ようです。
こういった削り方にも、いろいろ理屈があるようですが、
メルセデス、BMWの国が、
楽器では強度をギリギリまで落とすなんてことをするのですね。
でも、ドイツの楽器って、音が暗いんだよなぁ~・・・



バイオリンの次はビオラのオーダーが来ているとのこと。
中央の板材が、表板になるとのこと・・・。


何人か楽器職人さんを知っていますが
自分の楽器をつくった作者さんは、Webは使っていません。
Netを使わなくても、コンスタントに注文が入っているようです。
岡山から修理にもってこられたりするプレイヤーさんもいます。
宣伝しても、手作業で楽器を作る時間は短縮できません。
Netで連絡先を広めたところで、
問い合わせの応対に時間をとられるばかりです。とのこと・・・。

かつて、自分のW124を見てくださっていた修理屋さんも
Net上には関係ない人でした。

さてと・・・今年は何回、演奏会ができるか!!
Posted at 2021/01/05 21:43:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2020年10月12日 イイね!

ブロムシュテット指揮 ブルックナー交響曲第8番 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス

ブロムシュテット指揮 ブルックナー交響曲第8番 ライプツィヒ・ゲヴァントハウスブロムシュテット指揮 
ブルックナー交響曲第8番
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ライブレコーディング
2枚組SACD

このSACD、なかなか入手できません。
この8番だけは、単体で手に入れられなかったのです。

しかし、
フランクフルトから
新品で入手できました。
ちょっと高かったのですが・・・

澄み渡った秋の空のように
非常に抜けの良い音が
この録音から聴くことが出来ます。
それだけでも、幸せを感じることができます。


Posted at 2020/10/12 18:05:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2019年04月07日 イイね!

フレンチ駒 ベルギー駒 チェロ

フレンチ駒 ベルギー駒 チェロさくらの花がとってもきれいだったので、撮ってみました。


さて、実はチェロの駒を換えてみました。
チェロの寿命が300年だとすると、自分のチェロは28年過ぎたから
1/10程度・・・人間で言うと10歳でしょうか??

以前は、フレンチ駒(フランス・ドイツ型の駒)を使っていました。
それを、ベルギー駒(ベルギー型の駒)にしました。



フレンチ駒(旧)


ベルギー駒(新)


大きくどっしりしているのがフレンチ駒
小さくスマートなのがベルギー駒です。

何が変わるのか

音が変わります。
楽器の反応が変わります。

どちらがイイか?
これは楽器と魂柱との相性でもありますし、
演奏者の好みでもあります。

実は、あまり気にしたことがなかったのですが、
年末に、師匠(チェロの先生)の元へ、楽器持参で訪ねたところ
ベルギー駒がいいのでは?とのお達しが・・・
師匠に言われたんじゃ、換えるしかないかな?
なんて思い、楽器を製作した人のところへ行きました。
どうやら、師匠はベルギー駒の信者みたいです。
それで、よく考えてみると、実は30年ぐらい前に使っていた
普及品の楽器もベルギー駒でした。

よく鳴る!だけどカンカンする・・・。
楽器制作者は、フレンチ駒がいい。とのこと・・・

結果
自分の予想通り、
高域にシフトした音色になりました。
4本の弦のうち、A線、D線と上の2本が
よく鳴るようになりました。
反応が良くなりました。

反面、以前のような深みのある音色が消えました。
そうだなぁ~ ベルギー駒をつけた自分の楽器は武器みたいだな。
オーケストラの中で戦っていく武器。
以前の楽器は、人生みたいなものを感じましたが、
今の楽器からは感じられません。

フレンチ駒をつけていた自分の楽器がいいなぁ~と思う部分もあります。

中間の特性がいいのかなぁ~
でも、どっちつかずの特性になりそう・・・

そうそう
実は魂柱(こんちゅう)の長さもかえました。
楽器にかかる圧力が若干かわり
いままでの魂柱では短い!
といっても0.5mm程度長くしたものに変更した程度です。

これで、実は随分違う!!

変更は、職人さんの手で削る作業と調整が伴います。

定規の線ほどの厚さ
だいたい0.1mm単位の微調整が伴う作業です。
しかも、交換したら、数日、弾いては休ませ、弾いては休ませ、
一番、丁度良い、長さを見つけます。
お世話になっている制作者さんは
1週間で、返してくれないのです。

まぁ とにかく しばらく コレでいきます。

(でも、中間を試したい!!)


で・・・

おっきいホールで
一人で弾く機会があったのですが・・・
やっぱり
音の抜けが悪い。

音の抜けは
楽器の木のセルロースの結晶化が一番大きい。
たった、28年じゃ、まだまだってことでしょうね。














Posted at 2019/04/07 23:25:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2017年03月05日 イイね!

不機嫌な姫とブルックナー団 『A LIFE〜愛しき人〜』   書評と雑感

不機嫌な姫とブルックナー団           『A LIFE〜愛しき人〜』   書評と雑感不機嫌な姫とブルックナー団
 
 専門書でも執筆が多いCello-Aだが、
恥ずかしながら、昔を思い出して、「書評と雑感」を久しぶりに書いてみた。

 不機嫌な姫こと「ゆたき」は、ブルックナーが好きで演奏会に足を運ぶ。
 ブルックナー好きには、女性が少ないと認識するブルックナーオタクの集まりであるブルックナー団。そのメンバーの一人「タケ」は、ある演奏会で隣席のゆたきに声をかける。
 「ゆたき」は、タケが書く『ブッルックナーの物語』やブルックナー団の日常生活ぶりから、愚直な者が何度も同じことを繰り返すことに価値を見いだす。
 その泥臭いとも言える「見いだした価値」から、やがて自分の夢に向かおうとする。
 ブルックナーに関する逸話も効果的に主題を支える。そんな作品である。

 さてこの「不機嫌な姫とブルックナー団」の中で語られる、ブルックナーと他の作曲家は実に対照的である。モーツアルト、ベートーヴェン、ワーグナー、ブラームス等、多くの作曲家は当代きってのモテモテのアイドルである。
 一方、ブルックナーは、愚直で、非モテで、まぁ何をやってもうまくいかない。特に、相手の気持ちを全く考えず、唐突に自分の気持ちをぶつけ、求婚した回数は数知れず。
 生涯結婚できないださださな人間、それがブルックナーである。
 この作品は、このような、2種類の人間を語ることによって、ブルックナーの作曲という仕事の面で、何度も壁にぶつかり再チャレンジする姿等で、主題とも言うべきことを伝えようとしている。

 一方最近見ている『A LIFE〜愛しき人〜』の一光と壮大が、これまた対照的で興味深い。
 多くの人々は、名誉などを捨てて、一光のようなヒーローとして生きたいのではないだろうか。
 しかし、現実に成功している人々は、努力し、人を欺き、それでもなお、地位と名誉を得ようとする壮大の生き方をしている。

 Cello-Aは、ブルックナーが好きである。ブルックナーオタクであろう。
 しかし、多くのブルックナーオタクのような、見窄らしい格好は好まない。こんなに服装にお金をかけている人間はブルックナー団には、とうてい入れないだろう。
 自分の辞書には「努力」「根性」「忍耐」なんてものはない。と思っている。しかし、これは、他の人が「努力」「根性」「忍耐」を使って、物事を成し遂げることを、自分は「努力」「根性」「忍耐」を使っていると感じていないだけなのである。
 同じことを何度も繰り返し行えることは子どもの特性である。こんなことをどこかで聞いたことがある。「努力」「根性」「忍耐」を感じない自分は、ある意味、感覚は子どもなのであろう。
多くの成功者は、何度も繰り返すことをやはりしているのではないか。
 自分は決して成功者ではないが、何度でも繰り返すことは、人一倍やっているつもりである。そういう意味では、ブルックナーの生き方に近い。
 しかし、自分はブルックナーの生き方に感銘を覚え好きになったのではない。
 自分は幸いに、楽器が弾け、オーケストラで演奏ができる。実際に演奏してみて、ブルックナーに接し、作品そのものを好きになったのである。

 キムタクで視聴率がとれないとの評価である『A LIFE〜愛しき人〜』であるが、一光と壮大の人間臭さ以外にも、様々な人々の人間模様を描いている。
結構、おもしろいと思うのだが・・・。
Posted at 2017/03/05 22:58:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2017年01月22日 イイね!

演奏会

演奏会演奏会に出てきました。

タイトル画像は、
会場の前でパサートに乗ったまま撮影しました。

蒲田駅の近所のホールです。








まずは自宅のある
マンションの
立体駐車場からパサートを出庫させます。
楽器や演奏会の服装も忘れずに・・・



安全を考え楽器はなるべく室内に積みます。
もちろん、トランクに積むことがパサートセダンは可能です。



日曜の午前中は空いている首都高速。
今日は、堀切から向島線に入り、横羽線を使い羽田で降ります。
パサートではさすがに、「自由に泳ぐ」といった感じにはなりません。
こういうときはもっとパワーがあって安定性のある、ゴルフRあたりがいいですね。



もうすぐスカイツリーの横を通り過ぎます。
流れが速いです。



南蒲田の交差点です。
京浜急行が高架になったので
渋滞がなくなりました。



会場につきました。
38分 まぁまぁの速さです。



地下駐車場



ステージリハーサル中
シベリウス 交響詩「春の歌」の楽譜が見えます。



シベリウス 交響詩「春の歌」
ニールセン 交響曲第2番「4つの気質」
チャイコフスキー バレエ音楽「くるみ割り人形」より抜粋

「くるみ割り人形」は、組曲版じゃなくてバレエ版です。
だから、半分以上がやったことのない曲。
シベリウスだってニールセンだって知らない!!!!!
大変でした!!

がんばりました。 

Posted at 2017/01/22 22:51:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記

プロフィール

「珈琲とアルフォート http://cvw.jp/b/326537/48697493/
何シテル?   10/06 19:42
Cello-Aです。 忙しく、皆様のページに訪問できないことが多い現状です。 大変申し訳ありません。 よろしくお願いいたします。
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