
DENON アンプ PMA-390REの内部
※回路図は先代機のPMA-390SE
所有してるPMA-390SEの内部構造を知っておきたく、
ネットにあった後継機PMA-390REの内部画像を借用し、
チェックしてみました。
(PMA-390SEの紹介は
コチラ)
先ず全体的に良い意味でスカスカです。
左側3割がAC電源回路、右側6割が増幅回路、
間の1割部分が増幅回路の放熱板です。
電源回路からの放射ノイズを避けるため、
増幅回路は放熱板を挟んで右側に配置されています。
定石の構造です。
放熱板はGNDに接地されているはずなので、
電源回路からの放射ノイズを吸収する役目もあるかと思います。
つまり、ノイズ、熱の影響がないよう物理的距離が必要なため、
内部はスカスカが良いです。
なのでフルサイズ機器の横幅 430mmに対して、
ミニコンポ横幅 340mmはかなり不利です。
左上側はAC電源基板です。
AC電源ケーブルがACインレットを中継せず、
基板のコネクタに直接接続されています。
基板からアンプ背面にあるACアウトレットにAC電源が接続されています。
ACアウトレットは各機器にAC電源を分配する用のもので3口あります。
CDプレーヤー、ネットプレーヤー、グライコの電源ケーブルを接続しています。
電源基板には他にスタンバイ用小型トランス、端子ノイズ用コンデンサ、
保護用ヒューズ、雷サージキラーが実装されています。
左下側は大型のEIコアのトランスです。
スタンバイ以外の電源用です。
初期モデルは漏洩磁束が少ないトロイダルコアのトランスでした。
右側は増幅基板です。
基板右上はフォノイコライザアンプ、インプットセレクタ、
録音アウトプットセレクタの回路です。
基板右下はDC電源回路です。
基板左上はR用?増幅回路、基板左下はL用?増幅回路です。
基板上真ん中寄りの青い四角型部品はリレーです。
スピーカーセレクタ信号でリレーをON/OFFして、
スピーカー端子を切替えています。
このリレーの右下には黒いリレーがあります。
これはヘッドホン用出力端子をON/OFFしています。
アンプの電源ONで、リレーがON、ヘッドホン用出力端子がONします。
黒いリレーの右側から白黒ツイストケーブルで
ヘッドホン用出力端子に接続されています。
増幅後の音声信号でノイズ防御は特に不要なので、
シールドケーブルではなく普通のツイストケーブルです。
基板中央にあコンデンサ2本の間に接続されている黒い電線はGND用です。
GNDを強化しています。
放熱板に接続されている赤い電線はおそらくサーミスタ用です。
放熱板の温度を監視しているものと思われます。
基板上にはいくつかのハーネス、電線が空中配線されていますが、
物理的制約のためです。
右下側にある小型の基板はTC&L基板です。
増幅前のトーンコントロール&ラウドネス回路の基板です。
増幅基板中央のコンデンサ2本の右側からシールドケーブルで入力されて、
コンデンサ2本の左側にシールドケーブルで出力されます。
増幅前の微小音声信号なのでシールドケーブルで
ノイズ防御されています。
万一、この信号にノイズが入ってしまったら
増幅回路でノイズも増幅されてしまうためです。
音量調整ノブは可変抵抗器でこの基板に接続されています。
右下の黒い四角型のリレーはソースダイレクト切替え用です。
先代機では録音セレクタがありましたが後継機では廃止されています。
(回路図は先代機のものなので録音セレクタ回路あり)
なので録音アウトプットはインプットセレクタ後から
直接録音アウトプット端子に接続されていると思われます。
各基板には両面基板ではなく、片面基板が使用されています。
片面基板なのは、信号ラインをパターンで安易に跨がないようにするため、
高密度実装にしないようにするため、
つまりノイズ影響がないようにするための配慮だと思います。
このPMA-390シリーズ、基板材はガラエポではなくベークです。
以前はベーク色の茶色でしたが、いつからか緑色のレジストが
塗布されるようになって、内部の見た目も良くなりました。
上画はONKYO ミニコンポ アンプ PA-250
サイズの制約で内部密度が高い。
放熱板は基板に覆うように配置されています。
放熱板のフィンも湾曲させて、表面面積を大きいままで、
小スペース化を実現しています。
やはり、ミニコンポはサイズ制約が厳しい。
Posted at 2026/07/25 10:54:05 | |
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