色々ネタ集めしていましたが、一通りそろったので帰って来ました(^^)。
今回は、ダイハツのアプローズを取り上げてみたいと思います。
アプローズはバブル絶頂期の1989年(平成元年)、それまでのトヨタからのOEM車では無く、完全な自社開発、生産でデビューしました。
一見、4ドアセダンに見えますが、トランクとリアゲートが繋がっていて、5ドアハッチバックのような感じで開閉する「スーパーリッド」が特徴的でした。
しかし、発売当初から燃料系にトラブルが続出しリコール問題が勃発、販売面では最後まで苦戦を強いられる事となってしまいました。
デビュー当初のカタログで、エンジンは1.6リッター4気筒の1種類のみ。FFには5速マニュアルと4速オートマチック、4駆モデルには5速マニュアルが設定されました。
翌1990年には車名を「アプローズΘ(シータ)」に変更。
しかし、1992年には、また元の「アプローズ」に車名を戻しています。
1997年には大規模なマイナーチェンジがなされ、内外装の変更に5速マニュアル車の廃止、FFの4速オートマチックのみに縮小され、2000年に生産終了となりました。
オプションカタログも一通りそろっています(^^;)。
このアプローズ、実は海外向けも存在し、ドイツ仕様とイギリス仕様のカタログを入手しました。ちなみに左がドイツ仕様、右がイギリス仕様です。
ドイツ仕様なので当然左ハンドルです。
カタログを見て気づきましたが、外見ではフロントグリルのマークがダイハツのDマークになっている以外は殆ど変わらないのですが、なぜかオートマチック車が4速では無く、3速オートマチックになっています。理由は分かりません(^^;)。
アプローズの終了後、後継車種はトヨタのOEM車に逆戻りとなってしまいました。
ダイハツらしい実直なクルマでかつ、スーパーリッドなど親会社トヨタのカローラとは被らない層を狙ったと思われますが、当時のダイハツは軽自動車のイメージが強かったので、販売面では様々な苦労が報われることはありませんでした。
Posted at 2021/08/08 11:42:23 | |
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