『NEUVILLE STUNNED BY ALMOST “IMPOSSIBLE” RESULT IN WRC RALLY PORTUGAL』
ヒョンデのドライバーは、金曜日にグラベル路面で先頭スタートするという不利な状況を考慮して、WRCの伝統的なグラベルシーズンの最初のイベントで好成績を収める可能性を低く見ていた
アルガニル(18.72km)での見事なステージウインを含む金曜日の印象的なパフォーマンスにより、タイムロスを18.1秒に抑え、ヌービルはしっかりと上位に居続けた
ヌービルは着実にランキングを駆け上がり、SS11ではラリーリーダーのカッレ・ロヴァンペラが、SS12では勝田貴元がリタイアした事に助けられて、3番手で最終日を迎えた
スーパーサンデーでは2番手に入り、パワーステージを制して24ポイントを獲得し、難しいラリーに耐えてライバルのエバンスを18ポイント上回り、イベントを終えた
「実際にここで表彰台に上がれるとは誰も予想していなかっただろうし、チャンピオンシップでのリードを広げる事はほぼ不可能だと思ってたよ」とヌービルはmotorsport.comに語った
「しかしどういう訳か、金曜日に力強い走りを見せる事が出来たし、その後は一貫性のある走りも出来たので、今日は追加ポイントを獲得するために懸命にプッシュしたよ」
「(チャンピオンシップでは)かなりの差があるが、今日はエルフィンが問題を抱えていたので、ポイントを失ったのではないかと想像出来る。しかし、金曜日と土曜日に好成績を収めていた誰かに日曜日に問題が発生し、エルフィンが12ポイントを獲得した場合、彼はギャップの一部を取り戻す事が出来るので、一貫性が重要になるだろうね」
エバンスはスーパーサンデーポイントで6ポイント獲得出来る可能性があったが、不運な事にSS21で飛び石によってラジエターが損傷し、ステージの終わりまでEVモードで走行し、路上で修理を受ける必要があった
これでスーパーサンデーポイント獲得の望みは絶たれ、土曜日終了時点で6位だったエバンスは6ポイントを獲得したが、 エバンスはGR ヤリス Rally1のマシンバランスに自信を持てぬままにパワーステージをスタートした
今回のイベントでは、コドライバーのスコット・マーティンがSS6のタイムコントロールで誤ってペースノートブックを置き忘れたため、エバンスは携帯電話から配信されるペースノートの指示で走行を続けなければなかったうえ、SS7ではパンクに見舞われると言う不運に遭遇
「6ポイントを獲得出来たのが唯一のポジティブな点だ。 もちろん今週末の事は忘れたいが、我々はそこから学んで次の週末に備える必要がある」とエバンスはmotorsport.comに語った
「まだシーズン序盤です。今のところ望んでいる状況で無いのですが、これまで好成績を収めた得意なイベントがあるので、何が出来るか見極める必要があります」
「シーズンのどの時点でも何かが起こる可能性があるのは間違い無く、確かに、24ポイント差は大きいように思えますが、すぐに好転する可能性もあります」
ヒョンデが2014年にWRCに復帰して以来、ヒョンデ一筋のヌービルは、押しも押されもせぬエースドライバーなのだが、まだドライバーズタイトルは獲得した事が無いんですよねぇ
今季は、タイトルを争う上でのライバルとなるセバスチャン・オジェとカッレ・ロヴァンペラはスポット参戦で、実質的なライバルはチームメイトでチャンピオン経験者のオイット・タナックと、ヌービルと同じく初のタイトル獲得を目指しているエルフィン・エバンスの二人だけ
まだ、全13戦中5戦が終了しただけなのだが、2番手のエバンスには24ポイント、オイット・タナックには31ポイント差を付けているし、記事にもある様に”ツキ”もあるみたいなので、是非ともタイトルを獲得して欲しいですよね
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2024/05/13 20:14:02