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埼玉55のブログ一覧

2023年10月24日 イイね!

ゾンビオイル製造実験(コスロン編)

エンジンオイルから軽油の軽質分を抜き、コスロンで精密ろ過して、粘度指数向上剤で動粘度を調整してやると、ゾンビオイルが完成します。

・このコスロンで精密ろ過をするのが中々に手ごわい。1Lで24時間、冬季は48時間ほどかかります。5Lもやるには相当の覚悟が必要です。これは動粘度が高いのとコンタミが多くフィルターの目が詰まってくるためと思われます。

・そこで、動粘度はある程度の温度で保温してろ過すると通りが良くなると思いますので工夫をします。コンタミは、コスロンの精密ろ過前にプレろ過をすることにより減量できると考えました。

●使用器材
1.ステンレスろうと 150 mm直径
2.ナイロンメッシュフィルター 400メッシュ(30μmくらい)
※1と2がセットでPATIKIL 150 mm直径 熱帯雨林3090円

3.オリジンコム ドリンクウォーマー 巻きつけてシガー接続するだけで保温(60℃)12V/15W 熱帯雨林2290円

4.10Lポリタンク(コック付き)
5.6Lステンレス寸胴鍋&IHヒーター
6.コスロン(上部)
7.お玉
8.ポタ電

●プレろ過作業手順
1.ろうと&フィルターを10Lポリタンクに乗せる
2.麓技研エコオイルチェンジャーでオイルパンからゆっくりドレン

・これで30μm以上のコンタミはろ過できた事になりますが、メッシュフィルターに目視できる異物はありませんでした。オイル中に分散している酸化物(スラッジ)やPMは通常サブミクロンクラスと思われ、分散剤が効いている限り大きくても1桁ミクロン位かな? なので30μmだとプレろ過をやる意味がありませんでした。

・もう少し目の細かなフィルターでやると良いのかもと思い、10㎛、5㎛、1㎛の3種類のフィルターを別途手配しました。

●コスロンで保温しながらろ過

10Lポリタンクにステンレスろうとをのせ、更にコスロン上部(フィルター部)を乗せ、コスロン上部に保温用のドリンクウォーマー巻き付け養生テープで留めます。

・6L寸胴なべで軽油飛ばしをしながら、お玉ですくってコスロンで精密ろ過を進めます。

・コスロンは熱いか熱くないかの絶妙な温度に保温されますので、ろ過の通りが明らかに早くなりました。1Lのろ過時間は24~48時間が4時間に短縮。時間の都合で3Lしか精密ろ過できなかったのでいずれ全量ろ過をしたいところです。

・ドリンクウォーマーの消費電力は18Wでポタ電で充分でした。

・このポリタンクがコック式でオイル入れるのに楽チンでした。

●動粘度調整
ナロードの粘度指数向上剤 N-VMR383を50mlほど投入するつもりが容器からポリタンクへダイレクトに入れると100mlほどドロッと入ってしまいました。

・重めの水あめのような粘度で無精せず料理用の計量スプーンを使うべきでした。ちと重すぎて冷間時はイマイチですが完全暖気になると爽快な回転フィールとなります。

・16回DPF再生が掛かったオイルですが、90℃前後で寸胴鍋の壁面に油膜がまとわりつき流れ落ちません。粘度指数向上剤の威力です。DOCやDPFへの影響は解りませんが、オイルがピシッと締まっております。

・この粘度指数向上剤はポリマーせん断がほぼ0と謳われており、希釈しにくい動粘度に調整できれば、それ以降は粘度低下がおきません。🤔

後はDIパッケージをちょい足しして油性を整えてやるつもりです😋
Posted at 2023/10/24 18:14:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月21日 イイね!

サルフェーションではなく硫酸鉛と言うらしい

先日新しい充電器をポチったがなぜだかまだ発送されません。

仕方がないので、手持ちの80%しか充電してくれない充電器で補充電します。その前にバッテリーの栓を開けて中の電極を見ると、うじゃうじゃと灰色の汚れが電極に張り付いています。前回よりかなり量が増えております。

●硫酸鉛というらしい

これをサルフェーションと思っていましたが、今一度ネットで調べてみますと、これは放電による化学変化で発生する硫酸鉛で、充電するとバッテリー液に溶け込んでいくとのことです。

よく見ると白い固まりがまれに見られ、これがサルフェーション化してきている結晶の様です🤔

低電圧のまま、長時間経過すると、この硫酸鉛が白っぽく結晶化するとの事で、前回しつこくパルス充電を行い、つぶつぶの小さく白いのが少々付いていたのはほぼ落としておりました。

●硫酸鉛の剥がれ具合

前年の様子


補充電前の様子


補充電後の様子 気持ち落ちてきたように見える

⚫️溶ける瞬間が見える
6Aくらいで充電が進んでいるときに、栓から中の汚れた電極をスマホカメラで拡大してみると、3~5秒に1度くらい、この灰色がゆっくり電極から剥がれてバッテリー液にふわっと溶け込んで消えていく様子が見れました。

・実に面白い。化学変化する瞬間を目視できるとは。80%までしか充電できないので全部落ちずにいるのだとすれば、100%まで充電できるときれいになるのではないかと思われます。

●バッテリーのアンチエイジング
また、パルス→補充電→パルス→補充電を繰り返し行い、サルフェや硫酸鉛を落としたのち、補充電を繰り返し行うことで、溶け切っていない硫酸鉛が完全に溶けて希硫酸濃度(比重)が均一化するとの事。

・何回とか書いていませんでしたが、それを信じて10回くらいはしつこく繰り返しておきたいと思います。😋
Posted at 2023/10/22 00:11:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月19日 イイね!

ISS対応バッテリー充電器を買う メルテックMP-220


昨年バッテリーのサルフェーションが気になり、メルテックの全自動パルス充電器SCP-1200を買った。サルフェーション落ちるには落ちたが全部は落ちない。格安市販品の限界か?バッテリーの寿命か?と思っていました。

そもそもSCP-1200はISS(アイドリングストップ)対応バッテリーには対応しておらず、80%充電でFULL充電と表示する仕様です。

●少し調べたら
・CX-5のバッテリー容量的には4~6Aで5~6時間の充電が必要

→8Aを選択して充電に掛けると自動で4~6Aで変動しながら2時間で終わるので、FULLと表示されていますが、やはり80%充電で停止する仕様通りのようです。


・PM-220の取説を見ますと、ISSバッテリーの充電は普通の鉛液バッテリーより高めの電圧をかける必要があるのですが、市販品は電圧上限が一定なので充電時間が長くなると言うことのようです。🤔

●なぜ買ったのか?
ISS対応が2000円位高かったので、非対応でも時間をかければ満充電できるだろうと思っていたが80%で充電カットされるとは知らなかった。🤔

・格安だった
・パルス充電対応
・トリクル充電対応

●メルテックMP-220

60→80%充電でも4~6Aで2時間も電流が流れているが、補充電という意味では全然足りません。これではサルフェーションが落ち切らなかった訳です。ちと高いがISS対応品のMP-220 熱帯雨林8299円を買い直しました。

・電流の選択は6Aより高めの10Aを選んでおけば、充電率を見ながら自動で2A~10Aの範囲で変動しながら充電してくれますので過充電でバッテリーを傷めることはありません。

これでサルフェ落ちなかったらメルカリ行きだわ😈

●どこでも充電
ポタ電で充分作動します。秋ヶ瀬公園で紅葉を眺めながら補充電とか良いですね。😋
Posted at 2023/10/19 21:08:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月17日 イイね!

DOCを学ぶ

一般財団法人石油エネルギー技術センターのワーキンググループでJATOPと言うのがあります。重油がだぶついているので、本来重油のものから軽油を作って軽油に混ぜる研究をしています。設備投資の問題があり、右から左にはそうはなりませんがスカDエンジン(低圧縮タイプ)には激厳しい成分変化となります。

さてそのJATOPの研究成果発表会の資料がネットに転がっており、宝の山のような情報であります。その中からDOCの差圧グラフを抜粋して、DPFが詰まるのではなく、DOCが詰まる という話をします。(環境はセタン価43で小型配送トラック)

●DOCの詰まり
さいたま市内から池袋へ片道20キロを車で通勤しますと、70~90分かかります。チャリの方が早いと思われます。

その時DOC入口温度は150~170℃、失活寸前で、DOC内部に未燃焼燃料のHCが徐々に堆積して行きます。180℃を境に堆積する・しないで分かれ、250℃以上で堆積したHCが徐々に酸化分解するようです。

クロマトグラフの高沸点成分が溜まります。

●DPF差圧とDOC差圧(セタン価43の場合)

JE05試験を48回繰り返して試験した結果。
・DPF差圧は3.0→3.8(+0.8kPa)
・DOC差圧は0.4→2.7(+2.3kPa)

・48回のJE05試験中に4回DPF再生を手動で行っておりますが、DPF再生で余計に噴きかけられた未燃焼燃料がDOC内部に堆積している事が解かります。

・これはDOCは温度が低く、堆積したHCを酸化分解するより多くの新たな未燃焼HCを噴きかけられたため起こる現象です。トラックの手動再生装置固有のアルアル現象ですね。

・スカDエンジンはDPF再生中走行しますので、DOC入口温度は350℃を超え、この実験に使われた手動再生型の車両と比して結果は異なってきますが、やはり溜まりすぎるとDOCの酸化触媒の劣化を起こします。

●季節は冬、対策はかなり回して走る
セタン価43ですので、真冬の北海道というところでしょう。セタン価が低いと、燃焼室内での着火遅れが大きくなり、燃焼しきっていない未燃焼燃料(HC)がDOCに堆積しやすくなる。触媒入口温度が180℃以下だとドンドン堆積して行きます。

・アイドリングなど燃料リッチのマップは特に厄介そうですね。燃焼室で燃えなかった未燃焼成分なので簡単には燃えない物の集まりです。エンジンをぶん回して吹き飛ばすか(これは※埼玉55理論)、250℃以上で1時間以上走ると徐々に酸化分解され(これはDOC研究者の研究結果)ます。

※北海道時代は高速に乗るとギアを下げ、3500で10キロ位走ると、溜まっていたHCが白煙化してきれいに抜けていました。省エネ運転ばかりするのはDOCにとっては危険です。

●DPFクリーナーは?
ディーゼル2など差圧パイプから注入してもDOCはDPFの上にありますから、綺麗になりません。やるならDOCの上から温度センサーを抜いて入れるのが良いのかと思いました。詰まっている自覚のある方は試しに実験してみてください。
Posted at 2023/10/17 12:52:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月09日 イイね!

オイルから軽油が抜けた(焦げた)


東松山のうどん屋「わこ」さん。高いものが無い貴重なお店。定峰峠、正丸峠あたりをまわる前に頂きます。

6Lの大鍋が来ましたので早速軽油飛ばしを行いました。

●温度管理

5L全量となると温度管理が難しく、125℃で8時間の加熱実験を予定していましたが、95℃だったり、150℃だったり一定温度で安定することが出来ません。

・ちょっと温度を上げるにもIHの火力を2→3にして30分くらいはかかりましたので、温度管理が今後の課題となります。


●軽質分の蒸散

フタの取っ手を外すと小さな丸穴がありますので、ここから軽質分が蒸散して出て行くことになります。

・フタの裏側に透明な濡れがうっすらと付着しますが、8時間で付着量がかなり減少してきましたので終了としました。

●試走
軽油の軽質分はすっかり抜けましたが、2500rpmでざらつきが出ています。おそらく1時間ほど150℃になったことで有機モリブデンが熱分解し添加濃度が下がったのが原因ではないかと思われます。

・後日FM剤入りDIパッケージをチョイ足しして油性を整えて見ます。

●所見
13回DPF再生が掛かったオイルで、本来そろそろ交換の準備に入るべきですが、軽油飛ばしの効果は最強です。温度管理を極めることが出来れば、軽油を飛ばしたオイルをコスロンでろ過してやると、3000キロまでしっかりオイルの安定期を楽しめそうですので、研究を続けて行きます。
Posted at 2023/10/09 11:46:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | エンジンオイル | 日記

プロフィール

「@KiTZ さん
そう言う事になりますが、強制燃焼かけるなり、高速で回しぎみに2500rpm一時間走るとかでスッキリ抜けるのが普通です😋」
何シテル?   04/16 15:21
埼玉55です。よろしくお願いします。とにかく長距離ドライブするのが好きです。あとCX-5で未踏破の県は沖縄県のみ。 CX-5をKEからKFと乗り継いでいま...
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