前回のオイル交換時に手持ちの半端オイルをかき集めて混ぜ合わせエンジンのフラッシングをした。
別にフラッシング剤を入れたわけではなく、DL-1オイルとして充分通用するものを混ぜ合わせて、10分強アイドリングと軽くレーシングした。
こういう時にRMC-3E施工用の突っ張り棒が役に立つ。1500prmに合わせてしばらく回すのだ。
これにより、部品の隅々に入り込んでいる添加剤の死骸をかき集めて排出した。排出したオイルは驚くほど黒くてヌメヌメギラギラの銀黒灰色だった。
ここで、プラッシングの要不要について話すつもりは無いが、レヴィテックの薄い被膜をきれいに定着させるためには、これらの汚れを取っておかないと、不純物の多い被膜が形成されてしまうのではないかとの思いからである。
気にしすぎるのも何だが、ピストンリングとシリンダー壁の間の油膜厚さは1ミクロンを切っておりここだけはないがしろに出来ないのです。そのうち小ネタでアップします。
そこで今回は、フラッシングオイルを新日本油脂工業(株)から直接買った。
●代表性状
スーパーフラッシングオイル 8140円/20L(税込・送料込み)
密度:0.8730g/㎤
引火点:220℃
動粘度 40℃:28.690㎟/s
動粘度100℃: 5.036㎟/s
粘度指数:101
酸価:1.23mgKOH/g
SDSから見るに、鉱油98%、清浄分散剤が2%とみえる。配合濃度からするとさほど強烈でもなさそうでその点安心してつかえるかと考える。
●コスト的には
コスト面を見ていくと、20Lで8140円なので1回あたりは2035円。バーダルより少し安いが、自分でやる方は廃油処理用のコストが+1回分かかるので≒2500円としておこう。全然安くはないな。
●オイルライン
車のオイルラインは複雑でかなりの量が抜けない。そこに添加剤の死骸などが入り込んでいるのだが、フラッシングオイルですすぐことにより随分スッキリはする。
峰岸さん(自動車整備士)は本業でトラックの整備をしているのだが、フラッシングする場合は3回ほどやるとの事である。
関連情報リンクにオイルラインの図を貼っておきます。
●運用的には
バーダルリングイーズプラスは入れてから3000キロほど少し味の悪い思いをしながら我慢しなければならない。フラッシングはその我慢の必要が無い。
実はバーダルにはETFというフラッシング剤があり、オイル交換1週間前くらいに入れて50~300キロ程度走行する事でそこそこの効果がありそうなものがある。
今回はリングイーズのかわりにETFで手短に汚れを落とし、さらにフラッシングオイルですすいで新油を注ぐ事とする。
●バーダルETFのコストは
Amazonで¥1,273だった。まだ物が来ていないので、あまりに安くて大丈夫かな?
●作業工賃
傑作なのが峰岸さんの作業工賃はフラッシングしようがしまいが2200円で同じなのである。時間は単純に倍かかるし、廃油も倍発生するのでこれでは悪いな。次回はスタッドレスタイヤでも組んでもらおう。
■寄道話し
お昼はいつも奥様の愛妻弁当であるが、今日のおかずはおどろいた。よっちゃんの酢いかである。昨日の晩酌の残りではあるが、お弁当のおかずとしては斬新であった。
Posted at 2021/11/30 19:27:01 | |
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エンジンオイル | 日記