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埼玉55のブログ一覧

2022年10月31日 イイね!

もろもろお掃除系車弄り(想定外編)

もろもろお掃除系車弄り(想定外編)日曜日に突然バーベキューしたい病になり娘を誘いましたが断られたので失意の中、4点お掃除系の車弄りをしました。お昼過ぎに終わる予定が大幅超過し、散髪に行けませんでした。

● EGRクーラーのディーブクリーニング
やったことはEGRクーラーにRMCを30ml噴霧して10キロほど走行。過去に冷間でEGRクーラーに噴霧したが効果が無かったので、今回は完全暖気後の噴霧です。

・軍手を用意し、手早くクーラントリザーバータンクとEGRパイプを外す。RMCを30プッシュ(≒30ml)噴霧し、復旧後10キロ走行。効果は解らない。元々きれいだったので、これで更にきれいになったのかは不明。容赦なく熱々なのでやけどに注意です。

・固着している個体に複数回施工すると硬質カーボンが緩むかもしれないと効果を期待しています。その後EGRパイプを外して見ると、EGRバルブがやたらときれいになっていた。なんとなくうれしい。

● EGRバルブの座のブラシ掃除
EGRの表面がきれいになっているので、EGRバルブの座にカーボンの汚れが溜まると密閉性が悪くなると考え、マイナスの大きなドライバーで強く押してバルブを開き、ブラッシングをしました。以前EGRバルブの開閉の仕方についてはブログでご紹介しました。




・結果体感できるものは無し。ブラシも汚れが付着しておらず、意味の無い掃除だったかもしれません。やってみるとEGRバルブの動作がよく解りますので面白いかもです。誰でもできます。

● インタークーラー吊るし洗い(≒13万キロ)
これは説明するまでも無く、ファスナークリップとボルト&ナットとの闘いです。バンパー降ろしてやろうかと思っていましたが、CITYオフローダさんからオートサプライ鈴木さん情報で下から降ろせる聞き、それならばと重い腰を上げました。

・アンダーカバーは2つあり、フロント側を外します。するとインナーカバーが出てきます。どうやって勘合しているのか?解りにくく、結局タイヤハウス周りを少し外してバンパーを固定しているボルトを抜き、バンパーを(フォグや音波センサーの配線は付けたまま)グラグラに首の皮一枚繋がった状態にして前へずらしインナーカバーを外します。

普通ここまで緩めたらバンパー降ろすだろう

・意地でもバンパーは降ろしません。本当はもっと簡単に抜く方法があるのかもしれませんが、インナーカバーの正しい外し方を誰か知っていれば教えてください。

・インナーカバーを外すと架台を支える左右対称の組み金物ステーがあり、復旧が難しそうなので左だけ外して、復旧時は残した右側を見て組戻します。右まで外すと解らなくなり戻せなくなるかもしれませんので★要注意です。

・あとはやたらと多いボルトナットを外します。インタークーラー本体のハンガー部分は、ゴム製ダンパーに引っ掛けていますが、ゴムの中を中空の筒状金物が通っていますのでこれを抜かないと外れません。ゴムは力技で抜きました。

・インタークーラー本体に例の温度センサーが刺さっておりますので、これを外すのは下からでは見えにくく苦労します。苦労して外したのに覗いてみるとセルはかなり綺麗に向こう側の光がはっきり見えています。写真では中央の小さな点ですが実物はよく見えます。

・OUT側の樹脂製のエルボーの屈折部分にはたっぷりオイルが溜まっていましたので、これはパークリを吹きました。ちなみにKF2P13万キロの個体で、OUTエルボー接続部にオイルにじみも見られずパッキンは再利用可と判断しました。普通は必ず交換です。

・インタークーラー本体は、廃油処理BOXを受けにして1時間ほど立てて置き、その後パークリのLONG缶1本噴きました。見た目とは別に出てくる洗浄液はそこそこ汚れており、見た目だけの判断はできないと思いました。1本でほぼほぼ透明な洗浄液が出てきましたので、念入りにやりたい方はLONG缶1.5本ですね。

・乗った感じは幾分スロットルに対する反応がスッキリした感と乾いた系の音が少し大きくなったので気持ちの問題レベルではありますがそういう効果はありました。吸気温度が下がるかと期待していましたが、変化はありませんでした。夏場でないと解らないのかもしれません。

・★出来心セルフでの作業はお勧めしません。少なくともバンパーやアンダーカバーの脱着をポンポンしておりかなり慣れている方はネジ外すだけで調整不要の+αレベル作業ですので一人作業で充分できると思います。

・構造を探りながらやって5時間かかりましたのでporigrassさんのもちろん初めてのオイル交換に負けてしまいました。相応の準備と時間的余裕は必要です。

・10時半から初めて終わったのが15時半、秋ヶ瀬公園も夕方が迫って少し焦ります。ここで想定外の出来事が。LEDライトのバッテリーが切れて、復旧作業はアンダー作業なのに日の光だけが頼りです。ドタバタと30分ほどで復旧し小ネジが2本、クリップが2個余ってしまいました。

どんくさ~

・余裕をぶっこいて準備をせずに出来心セルフ作業をしますと大抵こんなことになってしまいます。下から降ろすのは可能でしたが長時間に渡る下からの作業で首が痛くなりますので、リフター使えない場合は素直にバンパー降ろしてステップでの作業をお勧めしておきます。

下からチョイチョイと降ろすとは、オートサプライ鈴木さん、さすがプロです。鈴木さんでDSCのついでオプションが賢明と思います。

・8、10ショートとディープ、12のソケットとエクステンション・各種ラチェットハンドル(頭がでかい、柄が長いと入らないところがある)。14のスパナ(温度センサー)。内装剥がし。マイナスドライバーの大・小、ラジペン。締結トルクはがん締めの箇所は無く、普通に外れます。15センチショートスイーベルが活躍しました。

・テキストにすると全くイメージがつかめませんね。あまり詳しいのは見たことがありませんが、誰かの動画で研究してみてください。

◆作業まとめ
下から抜くには
・アンダーカバーを外す(写真奥側)
・バンパーをほぼ降ろす(結局イカリング抜くことになるのでは)
・インナーカバーを外す(写真手前)
・金物左を外す
・インタークーラーアウターホース(水道バンド)を外す
・インタークーラー廻りのボルトナットを外す(イン側を先、温度センサー抜いて、OUT側)
・道具は埼玉55手持ちで行けましたが、エクステンションなどそれなりの準備がないとインタークーラー廻りがうまく外せません。






セルは洗浄前です😋

●洗車
鎌倉殿を見て、スタンドで洗車機に掛けました。いくぶんきれいになった気がします。
Posted at 2022/10/31 12:41:34 | コメント(7) | トラックバック(0) | オイルミスト対策 | 日記
2022年10月25日 イイね!

吸気シャッターバルブに煤が堆積する件

今回のお掃除オフ会で、DSC等の煤取り後、すぐに吸気シャッターバルブに煤が堆積する事が解かりました。

当然個体差はあると思いますが、3000キロも走れば堆積するようです。この時あまりオーナーは気が付いておりませんが、煤を拭き取りした後に低速域での加速感の大きな改善を体感しておりますので、確実に空燃比が崩れている事がわかります。

・あまりに溜まる量が多いとアイドリング時のハンチング現象が起きるようです。

・切ない話しではありますが、ディーゼルエンジンとはそういう物だと考えて拭き掃除などできる事をきちんとやるだけです。

●吸気シャッターバルブへの煤堆積メカニズムの考察

いつも長いが、今回は更に長いです。眠れない方は睡眠薬がわりに✨

なぜあそこに煤が溜まるのか?という事を考察しておくのも何かのヒントになるかと思います。

煤の供給元は100%EGRと考えて問題ないと思います。HOT時なのか?COLD時なのか?は重要なファクターだと思いますが、検証方法が思いつきませんのでここでは単にEGRとしておきます。

・リチャージさんの動画でアイドリングストップなどエンジンが停止した時にインマニ内の煤が空気中から落下して付着する説の話がありますが説です。重力による落下も当然ありますが、天井部分にもたんまり煤は付着しておりますので、鵜呑みにしないでください。

・埼玉55は一部分の話としてはあり得るが、吸気シャッターバルブへの煤の堆積メカニズムは異説を唱えさせて頂きます。

・理由はCITYオフローダさんのブログの写真を見ればよく解りますが、バタフライのふちに沿って4~5mm偏って堆積しており、堆積に均等性が無く重力落下によるものとは考えられません。これが堆積の起点となりどんどん平面的に成長していきます。

①EGRの温度について
まず、COLDについては基本的暖気は済んでおり、完全暖気後は95~120℃程度のEGRが流れると仮定します。HOTについては暖気中がメインですが、完全暖気後もチョクチョク流れているようですので、完全暖気後は200℃程度のEGRが流れると仮定しておきます。

・両者の完全暖気前の温度は外気温+αとなりますが、水温より常に高いと考えられますので、40~90℃位と想定しました。

②煤の質について
過去の分解掃除の経験より、HOT経路の煤は乾燥してサラサラ感があります。COLD経路の煤はEGRパイプの中の煤を観察しますと、黒々として粉りゅう状で一見乾いているように見えますが、指で揉むと湿り気を感じます。

・また、精製水に水溶試験をしたところ完全に水をはじく性質があり、油分が煤の表面にまとわりついている事が解かっております。

・煤は本来水溶性で、我々が煤と言っているのはPM物質であり単一化合物ではありませんので今後PMと言います。

・吸気シャッターバルブの裏側に付くPMは更に湿気を帯びており、表面は一見乾いていそうでも★かなりオイリーな堆積物となっております。

・このことよりオイリーさは、EGR中のPM自体の性質では無く、吸気シャッターバルブがオイリーになっているところへ飛来したPMが吸着していると考えられます。

③いつ堆積しているのか
吸気シャッターバルブはEGR導入パイプ(俗称潜望鏡)より上流過程にありますので、常識では通常走行中は吸気エアーの流れに逆らってPMが遡上する事は考えにくい。

・但し、車のリアハッチがカルマン渦で汚れる現象より、ずばりバタフライ開度が少ない時に、バタフライと内筒の隙間を通過したエアーがカルマン渦を発生させ、その渦に引き込まれたEGR中のPMがサイクロン現象でドンドン中心部に溜まり、PM濃度の高い渦となってオイリーなバタフライ裏面に触れる事により付着堆積するものと推察しました。

・アクセル開度の小さい状況でその現象が連続して起こると考えます。3000キロ未満で発生している事より、運転時間にして100時間(平均時速30キロとして)も走れば立派にPMは堆積し始めております。

④個体差の謎
EGRがPMの供給源であれば、皆さんも埼玉55も変わりないはずであるが、堆積の有無の違いはなにか?埼玉55のバタフライ裏は1万キロ走行後もPMの堆積がほぼ無かったかわりに、ガム質の付着が1~2mm程度見られた。

④個体差の謎
EGRがPMの供給源であれば、皆さんも埼玉55も変わりないはずであるが、堆積の有無の違いはなにか?埼玉55のバタフライ裏は1万キロ走行後もPMの堆積がほぼ無かったかわりに、ガム質の付着が1~2mm程度見られた。

・内筒はクリーンなままであったので空燃比に影響を及ぼすレベルではなく、掃除後のフィーリングの改善はややあったものの皆さんよりは少ない。

・相違点としてインマニのオイル断ちを意識して2つの取り組みをしている
(1)オイルミストの少ないオイルのセッティングを意識している
(2)オイルキャッチタンクをW化してオイルミストを捕集している

・このことにより、吸気シャッターバルブがオイルで湿った状態になりにくく、この部位へのPMの堆積が少ないのではないかと考えます。

⑤メカニズムのまとめ
PMはEGRより供給され、吸気シャッターバルブのバルブ開度により発生するカルマン渦により上流へ遡上し、ブローバイガス中のオイルミストや水分(黄水)により温度の低いバタフライはオイリーに濡れた状態となっており、衝突したPMが付着堆積を続ける。

・尚この理論ではEGRのHOT,COLDの温度の違いによる堆積結果の違いは考えられない。

●対策はあるのか
・オイルキャッチタンクを2個以上できれば3個設置し、インマニをできるだけ乾いた環境にする
・オイル粘度を上げオイルミスト総量を減量する。オイル量はレベルゲージのL合わせ(多いとオイルパン内でオイルの暴れが大きくオイルミストの一因と言われている)
・暖気をしっかり、油温60℃(アクセルの付き具合よりピストンリングの隙間が60℃くらいでふさがる感がある)以下はふわっとアクセルとすることで暖気時のオイルのはね上がりと吹き抜け量を減らす
・ボルテックスジェネレータでカルマン渦を乱す乱流を吸気シャッターバルブ上流に設置するのもアイデアレベルとして面白い。論文も見かけないので特許もんかな?もう少し研究してみます。

→ブローバイ中の油分はオイルミスト(物理的撹拌によりオイルの飛び散りにより発生する)と油煙(油の温度による蒸発)があり、粘度UPはオイルミストを軽減できるが、油煙を押さえる方法はほぼ無いとの報告がある。

→ビレンザの高粘度オイルを入れていても短距離で発生していることから、やはり油煙対策のメインはオイルキャッチタンクに頼る事となる。

●関連する話し
油煙を減らすことはオイルではむずかしいようですが、良質なFM剤を潤沢に使う事により摩擦熱による油温の上昇を抑える事ができ、結果油煙総量も減ると言われています。量はデーターがないので解りませんし添加剤屋さんのセールストークです。有機モリブデンが有力との事ですが、スカDオイルの油煙の多さは摩擦熱によるものなのか軽質分(蒸発しやすい成分)の多さなのか疑問がある。

・それとは別にシェルルブリカンツジャパンの研究によると排気ガス中のPMの内4割ほどがスス・カーボンの炭化物質で、潤滑油成分(この場合はオイル飛沫がススやカーボンの表面に着く形)も3割以上が占めています。

・やはりEGRのPMの表面にはたっぷり未燃性のオイル由来成分が付着しており、水をはじくのですね。

・カーボンはオイルが燃焼した時に粘度指数向上剤(ポリマー)が主な発生源であるとされ、ポリマーで大きく増粘したオイルは避け、蒸発しにくい(引火点やNOACKの高い)オイルを使用する事で、PMの発生量を減らせると提唱しております。

・オイルの選定は公開されている情報が少ない事より困難な作業ですが、いずれ埼玉55がミカドのACEA C3 SP 0W-30を選んだ話をしたいと思います。キューミックもいい特性がありますのでご心配無く。
Posted at 2022/10/25 23:45:39 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2022年10月24日 イイね!

10月23日のお掃除オフ会へ経て

10月23日のお掃除オフ会へ経て好天に恵まれて大勢のみん友と煤ほじりに汗を流して来ました。今回のお掃除オフ会には埼玉55なりのテーマがあり、新しい形でのお掃除オフ会が展開できたのではないかと思います。

●新スタイル
今までのオフ会では煤の堆積箇所までの経路を埼玉55が外して、煤ほじりの作業を参加者に頑張って頂くスタイルでしたが、それではノウハウを覚えて頂き、後々セルフメンテナンスができるようになればいいかな~という思いとはズレてしまいます。

また、プロの有料サービスの領域とユーザーの維持目的の弄りは明らかに目的やクオリティの差があり、そのあたりも明確化しておきたい課題がありました。大体みなさんこのあたりがごっちゃになっています。

・そこで今回は、全体の作業の流れとポイント部分の説明を簡単に行い、みん友自ら色々なものを外して行き、困ったときや外れない時だけお助けするスタイルにしました。皆さんどんどん自身で外されますので大勢の参加にもかかわらずいいペースで進むことが出来ました。

・また、プロの煤取り後5000キロ程度経過した個体に対して、ユーザーがやるべき維持目的のメンテナンスの範囲をご理解頂き作業を行ってもらいました。

●やったことの復習(個体差ありますが)
①オイルキャチタンクの排水の仕方
・レベルゲージ穴からシリンジ吸い出し方式(本当に便利です)

②EGRクーラーの掃除
・クーラントリザーバータンク&電気ハーネスの外し
・EGRパイプの外しとEGRクーラーのカインズのブラシによる掃除
 →秘密のサンプルがあり、中の構造をじっくり観察できました。
・EGRパイプを外したままエンジンスタートで煤煙飛ばし(重要です)
 →一台ずつ、迫力ありましたね。

③吸気シャッターバルブの掃除
・オルタネーターアースの外し
・インタークーラーアッパーホースのベゼルの外しとホースの折り曲げ収納
・ドライ式拭き掃除とケミカルの使い方(筒面とバタフライの精密すり合わせを傷つけない)

④EGR導入パイプ(潜望鏡)周りの掃除
・吸気シャッターバルブの外し
・突いてはだめ(オイリーな煤を奥へ押し込んでしまう)必ず上から下へ掻き落とす。
・潜望鏡より奥には手をつけない(プロの仕事の領域)
 →面白くてついエスカレートしてしまいましたが無事生還できました
・あれば吸気温度センサーホールから、下方へ柔らかめにエアーで細かい煤を噴き落とす

⑤復旧後の作業
・エラー対応(センサーのコネクター接触不良)
・トルクプロでエラー消去
・暖気、試走&燃料噴射再学習(後々2~3回)

●つらつら思う事
本命はプロによるDSCや煤ほじりです。関東ではオートサプライ鈴木さん、関西ではミナト自動車さん、リチャージさんなど実績があり、しっかり情報発信されているところが信頼できていいと思います。それぞれ考え方が異なる点も面白いですね。

・プロの仕事とセルフの掃除の仕分けが必要です。吸気ポートや吸気バルブ周りはセルフでやる領域ではありませんので素直にプロに任せましょう。状況はお掃除オフ会で時間があればファイバー入れて診断します。全員オートサプライ鈴木さん送りかも?

・また、仕上がりのクオリティーを求めるならばこれもプロに任せましょう。

・で、きれいになった後、それを維持するのがユーザーのセルフ掃除の範囲です。個体差はありますが、オイル交換の都度とか5000キロ毎を目安に、ほじるレベルではなく★拭き取るレベルで手をいれていきますと、あの素敵なフィーリングが長~~く維持できますね。

・煤取りでインマニがいい状況になっても、ポン付けで吸排気をいじられている個体は、見た限りでは吸排気バランスが取れている個体がありませんでした。今後の煤の溜まり方がどうなるのかわかりませんが気にする必要はありません。今までそれで充分動いている訳で、定期的にお掃除して車弄りを楽しむのが一番だと思います。

・色々センサーのコネクター外しますと接触不良でエラーが出ますので抜き差しをしつこく繰り返す事と、トルクプロでエラー消去できますので、導入されることをお勧めします。

●ご参加いただいた方へ
埼玉55も今回で13台の煤に対峙し、個体差はたいへん勉強になります。経験値からいえる事は如何にインマニにオイルが回らないようにするのかは非常に有効な予防策だと考えております。

煤は怖くないですよ。ディーゼルってこんなもんです。溜まれば拭き掃除すればいいだけの事です。

・お掃除オフ会は非定期ですがさいたま市の秋ヶ瀬公園をベースに開催しております。参加された方で潜望鏡廻りもやりたい、俺の吸気ポートはどうなっているのか?、まだ作業に不安がある、お友達で煤にお困りの方がいらっしゃいましたらリクエストも可能な限り受け付けておりますのでメッセージを下さい。次回予定は11月6日で新生こぉさんのお披露目です。

・何より共通の悩みを抱える色んな方々と出会えて、スカDエンジンは手ごわい奴ですが感謝しております。その後の状況や疑問点などコメント頂けますと幸いです。
Posted at 2022/10/24 12:54:59 | コメント(3) | トラックバック(1) | 煤対策 | 日記
2022年10月23日 イイね!

DPF洗浄治験後の研究による、くろ透け号の現象の見立て

治験前と治験後のくろ透け号の状況を整理し、DPF関連の技術論文と照らし合わせて導いた結論を記しておきます。大変重要な話であります。

●不調の原因
現状のくろ透け号はまずまず落ち着いた。原因は過去のRMCの噴霧で長期間に渡りオイルがインマニ内部に飛び散り、オイルをたっぷり含んだ煤隗が燃焼室へ繰り返し流れ込み、油分がそのままDPFへ廻ったものと思われる。

また、原因は定かではないが恐らく同じ現象で登坂加速中に白煙を派手に吐いた時もあり、DPFに相当量の油分が回っている。

●技術資料では
関連情報リンクの堀井らの研究によると「ディーゼル機関の排気系におけるアッシュの特性」Fig.14 Formation process of Ashより、油のままDPFへ廻ったものと、燃焼室で燃えてDPFへ廻ったものは成分が異なり前者はアッシュ化しないと推察できる。

・通常燃焼状態では燃焼室内でエンジンオイル中のS,Ca,P,ZnはSO2、CaO、ZnO、PO4へ化学変化し排出され、酸化触媒で酸素を受け取り、DPF内でCaSO4、Ca3(PO4)2、ZnSO4、Zn3(PO4)2の4大アッシュに成長する。

・このことより、DPFの差圧はアッシュ詰まりとアッシュ以外の未燃性オイル由来成分や燃料由来成分の詰まりに分けて考える事が合理的である。

●治験では
このため、石膏溶解液(アルカリ性)でDPFの石膏溶解DPF透過法を治験するも、そもそも石膏が存在せず、こぉさんと同様の緑色→青色の金属イオン水溶液の液相を確認した。

・石膏溶解剤が弱アルカリ性である事、その後大量の水道水によるすすぎを施したことにより、完全硬質カーボン化まで進んでいない未燃性オイル由来成分や燃料由来成分を若干量ではあるが石鹸的に洗い流せたと考えるのが合理的だ。これにより、現状の安定状態まで改善した。

●同様なリスク
インマニのオイル交じりの大量の煤をRMCでいじる事の危険性、またピストンリングの動きが悪化し起こるオイル上がり、バルブステムシールの劣化によるオイル下がり、大量のブローバイガスの発生による油煙類は、アッシュ以外のDPF閉塞に繋がる原因となる可能性がある事をスカDオーナーは理解して、車両管理をしなければならない。

●誤認識
埼玉55はDPFに流れ込んだオイルはDPF再生の熱で燃焼し、燃え残りは灰分としてアッシュ化するものと考えていましたが、そのような変化はしないとの結論に至りました。

・おそらくは、未燃性オイル由来成分の炭化水素の軽質分がDPF再生の低酸素状態の高温にさらされ、炭焼きの原理で硬質カーボンへだんだんと変質していくのではないかと考える。

・DPFの煤は高温で火がついて燃えているのではなく、高温で電子の流れで酸素を受け取り酸化し二酸化炭素の気相へ化学変化しているのであって、DPFでぼうぼうと炎を上げて燃焼するような現象が、起こればDPFは溶損する。

・DPF洗浄も業者によってはオイル廻りをしたDPFの洗浄はしないらしく、ぐれんふぃでぃっくさんの実験においても未燃性オイル由来成分の除去は成功しておらず、今のところ対策の見えない状況であり、氏の研究に期待する。

●セルフ整備の参考
クリーンディーゼルエンジン車両へRMCを噴霧する場合は、吸気系のオイリーな煤の大半を除去した上で、手の届かない比較的油分の少ない吸気ポートや吸気バルブへの効果を期待して施工するべきであり、油分の多いEGR導入パイプや吸気シャッターバルブの煤を落とす目的で使用すべきではないと考える。

●煤ほじりでの検証結果


油分の少ない煤での閉塞例(周りの閉塞はすごいが、パイプの開口部は閉塞していない)、煤ホジリで生還できる




・一度インマニ交換後5000キロ程度走行。その後RMC★大量噴霧により油分が飛び散ったインマニの例、生還は困難。写真はEGR導入パイプ~吸気ポート~吸気バルブ付近までオイルが飛び散り、ここからDPF再生が悪化して行く事となった。ここまでくると同然DPFにオイル廻りしてしまう。

・DSCをしたからRMCでその後維持したいという考えは自体は良いのだが、インマニ内部にオイルが溜まっていると思いとは別の方向へ結果が出てしまう事があり、難しいのでよく考えてほしい。

●参考論文
自動車技術会論文集 20174180
「ディーゼル機関の排気系におけるアッシュの特性」
Fig.14 Formation process of Ashより
Posted at 2022/10/23 06:53:37 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記
2022年10月22日 イイね!

解体新書(排気カムシャフトとカム山 チラ見)

明日はお掃除プチオフ会なので、ファイバースコープの充電をしたついでに懸案の排気カム山がどうなっているのかを見たくなり、カムケース奥の禁断の領域へカメラを突っ込みました。


入口全景


入ったところ


いつもの吸気カム山 右


いつもの吸気カム山 左



カムケースの奥へ この超狭い隙間をくぐらせます


なんだかわかりませんがこれが見えると排気カムシャフトの領域です


排気カム山 右 ローラーのように見えるが?


排気カム山 左 レンズに油が付いてピントがでません
ボケボケですが、摩耗しているようにはみえませんので、安心しました。

●まとめ
この写真を撮るのに入れたり出したりしながらレンズに付く油と戦い、狭い隙間を通して確認しました。なんとか見えた限りでは問題なさそうです。

・KEの初期型でリコールの際、埼玉55もターボやらバキュームポンプやら交換しましたが、排気カムシャフトのカム山の異常摩耗が原因と思われる情報があります。

・であればディーラーは排気カムシャフトの交換までしていないと再発する可能性があるようにも思えますが、当時私のKEもターボ変えたのに排気カムシャフトの話は出ませんでした。

・オイルフィルターかなんかのせいにしていたような記憶がありますが、そんなことは信じられません。マツダ純正のオイルフィルターで、スカDオイルをディーラーで入れていたのですから。オイルフィルターでキャッチしきれないほどの金属粉がどこから出たのかを明確にしておらず、非常に不信感のある話です。・・・でこの排気カム山犯人説の情報がマスター55カーチャンネルさんの動画にありました。

●ファイバースコープくらい買いなさい
とディーラーには強く言いたい。これ一つでインマニの中から疑惑の排気カム山まで見ることができ、写真で状況が示せます。原因追及は別として、信頼性のある状況を提示しながら対策を打つのが信用につながるサービスだと思います。

ひでぽんさんが頑張ってディーラーで煤ホジリというかリビルドインマニ交換をという話の流れが進んでいますが、そのサービスに至る過程で、定期点検時にインマニの中撮影診断して、埼玉55さん、次の車検の時にインマニ交換の時期ですね!というふうになればいいですね。

●見るだけで良く解る
EGR導入パイプの詰まりが心配な方は、埼玉55のお掃除プチオフ会に来て撮影だけでもされるといいかと思いますよ。それ見てリスクはあるがセルフで頑張るのか?安心でクオリティの高い有料業者さんに頼むのか?を考えればいいかと思います。
Posted at 2022/10/22 21:24:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@KiTZ さん
そう言う事になりますが、強制燃焼かけるなり、高速で回しぎみに2500rpm一時間走るとかでスッキリ抜けるのが普通です😋」
何シテル?   04/16 15:21
埼玉55です。よろしくお願いします。とにかく長距離ドライブするのが好きです。あとCX-5で未踏破の県は沖縄県のみ。 CX-5をKEからKFと乗り継いでいま...
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