2022年10月17日
今年の春先に丹念に煤ほじりをしました。その後夏休みに確認を兼ねて煤ほじったら、黒いマヨネーズ状のものが小さじ1~2程度れたので、オイルキャッチタンクのたわしを強化しておきました。
●開けてほじると
・吸気温度センサーは煤が薄っすら被っていますが乾いた状態で良好です。
・EGRクーラーは合格、掃除の必要は無し。
・吸気シャッターバルブはバタフライ裏側にガム質の硬くなりかけたものが1~2mm。煤は積もっていません。このガム質は発生元がよく解りませんが、硬くてねばい、かなり乾いたガムのような付着物でケミカルではなかなか落ちません。マイナスドライバーの腹でこそげ落とします。回りの内筒はきれいなままでした。
・EGR導入パイプの開口部は全く問題ないので放置。周辺の内筒が部位によりけりで、全く堆積していない部分と、サイクルができている部分と、黒マヨがべっちょりした部分の3パターンあります。黒マヨ面積は小さく小さじ1~2程度です。乾いたすすと合わせて大さじ1という感じでした。なかなかWタンクでは取り切れませんね。多く溜まらない内に定期メンテを続けます。
●復帰後
エンジンかけて暖気しますが、お約束のチェックランプ。吸気温度センサーのコネクター部分が馬鹿になりかけており、外すと毎回エラーを拾います。来年車検時に交換したいと思います。吸気シャッターバルブをきれいにするとやはり乾いたいい音がしてフィーリングが向上します。EGR導入パイプ周りより簡単に手を入れる事が出来ますので、チョクチョク拭き取り掃除をすることにします。
●オイルを入れ替え
もったいないですがオイルを抜いてミカドプレミアムに添加剤的に新しいニューテックを入れて粘度や摩擦係数など調整をしました。
ニューテックには2種類ありそれぞれ粘度違いがあります。
・NC-40 5W-30 密林3,740円/L
・NC-41 10W-50 密林3,740円/L ★今回は41を試しました。
・NC-50 10W-50 密林2,680円/L ★前回は50でした。
・NC-51 5W-30 密林2,680円/L
HPの製品情報を見る限り、NC-4●シリーズとNC-5●シリーズは余り差が無いように書かれていますが、値段はかなり違います。体感上の性能差は価格差と比例し全く別クラスのエステルで、4●シリーズは最も効果が高い印象があります。このフィーリングの差が油種や添加剤種の差なのか、種は同じものだが配合比率の差なのかは解りませんが、添加剤的に使うのであれば、NC-4●シリーズが高性能でいいかと思います。
ニューテックにはさらに「究極の武器」というのがありますが、粘度調整と摩擦係数低減が1発でできるのあれば、UW-02は添加剤の世界では安い部類になります。これはたぶん一度入れると抜け出せなくなり完全に沼の世界ですね。
・UW-01 0W-10 密林4,940円/L
・UW-02 10W-60 密林4,940円/L
●低回転時の負荷試験
1250rpmで定速走行。-41は難なくこなし見たことが無い燃費を叩きだします。-50はやや苦し気なフィーリングでしたのでこの差は大きいと感じます。
●登坂で全開負荷試験
3000rpm~4500rpmまで登坂走行。全開負荷をかけますが、-41はきれいに吹け上がります。-50は高レベルな感触でやや重苦しく吹けきりません。-41はエンジンの保護感も良好ですので添加濃度を厳密に探って行きたいと思います。
●今後は
今のところ50は欠かせない存在、41は過去最高のフィーリング、02は恐ろしくて入れられないという感じでしょうか。適正濃度がまだ確立できておりませんので、それぞれの組み合わせを含めて試行錯誤して行きたいと思います。
・50シリーズが決して悪いという話ではありません。上には上があるという事で、それを踏まえた上で色々試して楽しむのがいいかと思います。ご注意どれもDPFに対応しておりませんのでお勧めしている訳ではありません。
・灰分が多いとエンジン内はきれいになりますがDPFのアッシュは増えます。DL-1は低灰分ですから基本エンジンは汚れ、省エネオイルですからライフはおのずと短くなります。埼玉55はACEAのSPのC3をもっぱら愛用しておりますが、EUではDL-1は売っておりませんので当然C3を入れております。よってDL-1は全く気にしておりません。
・ちなみにナロードさんのトリルが近い話し(POEベースノンポリマーの無灰タイプ)で3600円/500ml。これは無灰タイプですので安心してドボドボ入れる事が出来ますね。
Posted at 2022/10/17 19:32:19 | |
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