早い話が古もしくは廃タイヤの再活用ですけど…
前回執筆した岳温泉の駐車場でまさかの遭遇
普通ならこんなところにツッコム奴はいない(笑)
ただ画像回収出来ちゃったので
これはネタ活用できるんじゃね?
ネジがズレてる国立自動車総研だからこそのネタです
まあスカイピアあだたらの駐車場でパイロン代りに放置されていた廃タイヤですが
これがまた若さに任せてカーゲル指数が高かった頃に投資つーか熱い視線を注いでいた
スポーツタイヤなんかだったりすると放置できなくなるわけで…(笑)
思いっきり語ってしまおうと企んだわけなのですよ
で…最初の銘柄が↓です

これわかるかな? 銘柄書かれているサイドウォールをアップしてみますね
DUNLOP FORMULA RSV
時期的には90年代半ばかな? DUNLOPのスポーツブランド FORMULAシリーズで
最上級つーか最もハイグリップと言われた兎に角食い付き命みたいなモデル(笑)

そうそう! こんなトレッドパターンだったなあ

この頃のFORMULAシリーズではスタンダードクラスとしてW1→W1 SPECK Rが
存在しててその上位互換的存在だったわけでW1がW10に進化しても
RSVはTOP BRANDとしての立ち位置をキープしていたわけです

ところが1998年だったか1999年だったか記憶が曖昧になってますが
デジタイヤ構想の元にRSVもW10も生産中止でFM901に集約しちゃって廃盤
で…このFM901ってグリップはそこそこにしてハンドリングと乗り心地に振ってる
80年代に販売されていたZERA→ZERA PASSIOに似たコンセプトなタイヤ
当社も当時履いてたけどフルパワーかけるとズルズルでしたからねえw
ある程度のグリップ系ってこの後すぐにモデルチェンジしちゃったDIREZZA
それもハイグリップありきとなるとSTAR SPECがリリースされるまで
カナリ待たされたという記憶があるんですけどどっちにしろFORMULAは終了
2000年代以降DUNLOPのスポーツタイヤはDIREZZAシリーズの他には
プレミアム感を融合させたSP SPORTSへ舵を切っていくことになります

となるとこの製造は1995年16週ですかね?
まあ30年こんな形になっても残っているだけスゴイですw
そして次のモデルはもっと古いですw

サイドウォールがヒビだらけですが…(苦笑)
このタイヤの正体は↓です
BRIDISTONE POTNZA RE88
RE86なら知っているけど…という方も多いかもしれませんけど88で間違いないです
1980年代後半のバブル全盛期にリリースされたのがこのモデルなのです
AE86やAE82等に装着されていてOEMとしても知られるPOTENZA BRAND
RE86Mの後継改良モデルがRE88です

当時を記憶されている方ならおわかりかと思いますが…
RE86Mからして絶対的グリップよりもハンドリング性能重視のスポーツタイヤ
AE86 14インチ装着車で用意されたOEMタイヤはRE86MかYH ADVAN A-450
当時当社が乗っていたAE86はA-450 友人のそれはRE86Mを履いていましたが
A-450の方がよりハンドリング志向の強いタイヤだなと当社も友人も感じました
まあ この時点でもRE86Mは結構なレベルでグリップよりもハンドリングを
第一に考えて設計されたことは間違いはないんですけどねえ

で…このRE88ですがRE86Mのハンドリング重視を活かしつつも乗り心地や
操安性などバランスに振ったタイヤでア・ラ・カルトとしてみればスポーツに振った
POTENZAの代名詞ハイグリップはない
その気になっても全然食い付く要素もない
これまたRE71並の食い付きを期待すると肩透かしにあう残念なPOTENZAですた
尤もこの90年代の終わりから2000年代にかけて
ハイグリップだけがスポーツタイヤじゃない
↑なトレンドに傾いていくわけなんですけど…

まさか廃タイヤで昔を思い出させてくれるとは結構なまでの意外ですた