早いもので訪れて1ヶ月経過
そういえば以前は展示されていたT2000
アレッ?見かけなかったんだけど…
どうやら定期的に展示車両の入換をやっているようで
COSMO SPORTも本社1Fロビー展示でしたからね
ならば国立自動車総研がセレクトしてしまおう
それそのものをネタ化してしまおうと思ったわけです
いやね…言いだしたら&書きだしたらキリがないのはわかってはいるんですけど
たとえばMAZDAを何代にも渡って支え続けた屋台骨的モデルは
それだけで纏めてみるのもわるくないわけで例えば↓がいい例かと?
LUCE
1966年 - 1995年の5代約30年間に渡りフラッグシップを担ったモデル
これはこれで歴代全部揃えてLUCE館にしても成立するんじゃね?
そうなると初代から派生した↓は絶対に外せないんだけどなあw
Luce Rotary Coupe
13A型REを搭載するFFかつ2ドアハードトップクーペ
クラウンが120万円程度で購入できた時代にDXで145万円 S-DXで175万円と
あまりにも高価過ぎるプライス設定と熟成不足から信頼性の面で劣り
生産台数はわずか976台で終了した悲劇の高級車である
まあ変態ですからこういうのを選んじゃうのわかりますよね?
※Alfa-Romeoのエンブレムが装着されていてもおかしくないんだよなあ(笑)
同じように館にできるのは↓じゃないっすかね?
FAMILIA軍団完全集合
コンパクトカーに革命と社会現象を起こしたBD型を画像に使ったけど…
1963年発売で乗用車としては7代41年で終了してますが
商用車としてはOEMで2024年の現在でも存在する還暦モデル(笑)
なので…これにも↓な派生モデルが存在するんですよ
ētude
BF型FAMILIAをベースにして1987 - 1990年に販売されていた派生モデル
パーソナルそして都会的さりげないシャレオツ感をコンセプトにした
スペシャリティカーとい立ち位置で開発されたモデルでして
キャッチコピーもズバリ"アーバンチューンド"とさりげない割には挑発的w
リヤコンビネーションなんかは完全にFC3S型RX-7初期型を意識してたりもします
しかしですねえ…このクルマはハッキリ言って失敗だったと思う
ナニシロ売れませんですた
プライスがFAMILIAの同装備に+30 - 40万円が必要でして
そこまで出すなら上級モデルが買えてしまうんですよ
まあバブル期なので金は用意できなくもない時代背景でしたけど
この辺のアンバランスさが全然さりげなくなかったりもします
尤もベースモデルに対するスペシャリティ化といえば
DY系DEMIOをベースにしたVERISAというプレミアムコンパクトが生まれましたが
これも1代限りだったのは歴史は繰り返すっていう感じですね
まあBF系ファミリアはタマ~に見ますがこのētudeは殆ど見られぬ絶滅危惧種
発見しだい保護すべきモデルかと思います
この後は単独モデルで絞りますがどれも国立自動車総研的セレクションな
高変態度数レアモデルです
まずは↓
Persona (EUNOS300)
1988 - 1992年に販売されていた4ドアHTスペシャリティモデル
Eunos店モデルとして姉妹車EUNOS300をラインナップする
シャシーはGD型カペラから派生したMA型を採用する
1985年にリリースされた4ドアでありながらクーペのフォルム
低い車高と居住性よりもスタイリッシュと美しさを追求した
T160系カリーナEDがバカ売れしちゃったわけでそこにMAZDAも乗っちゃった(笑)
とにかくバブリーな1台で内装を半分以上革張にするとか七宝焼エンブレムなど
贅の限りを尽くしていたモデルでもあるんですけど…
事実上2シーターみたいなクルマだったことやバブル崩壊による嗜好の変化
さらにピラーレス4HTによる衝突安全基準の問題からひっそりと販売終了
変則的前席シートベルトも含めて残すべき1台なんだけどなあ
そしてそれ以上に変態度が高いのは↓
ROAD PACER
これを知っていたらカナリの変態さんですよ(笑)
センチュリーやプレジデントと言った法人用心向け高級セダンを持たないMAZDAが
1970年代半ばに最高級車市場参入を図るために販売したモデル
販売したと言っても自社で独自開発できる企業体力はなかったことから
オーストラリアのGMホールデンと部品購入契約を交わすことで
ボディは同社の"ホールデンHJ"を日本国内法規に適合させたモノに
エンジンは13B型REとJATCO製3速ATを搭載して対応させ
1975 - 1979年の4年間だけ流通したこれまた1代限りモデル
とにかくセンチュリー以上に重い1.6tのフルサイズボディ
そこに135ps / 19.0㎏-mのスペックでは…わかるな!(笑)
プレジデントが搭載する4.4L V8ユニットの60㎞/h定地燃費でさえ9.6㎞/Lのところ
コイツは8.5㎞/Lしか走らんw
実用燃費を考えたらガブ呑みガソリンだからねえwwww
それにプライスが371 - 386万円でそこに出す価値があるか?
↑もたたってわずか800台で生産終了しちゃったからなあ(笑)
変態過ぎるプレステージフォーマルセダンとだけ言っておきます
そして№1変態モデルといえば…わずか44台で製造販売終了となった
13B型REを搭載するマイクロバス
PARKWAY Rotary 26
↑でもいいと考える方も多いかと思いますが当社的にはこれを凌ぐ
MAZDA製マイクロバスがある
と言い切りましてそれが↓です
Light Bus
PARKWAY以前の1965 - 1972年に販売されていたマイクロバス
左がアルミと鋼板を用い前後を曲面で構成する川崎航空機工業製ボディのAタイプ
右が大型のフロントウインドシールドを用いた西日本車体工業製ボディのCタイプ
60年代にこんなシャレオツなマイクロバスを作っていたことからスゴッ!ですが
Aタイプの方は劇用車としても結構使われていまして
1968年に
♪恋の季節が大ヒットしたピンキーとキラーズ
そんな彼らが1969年に主演したドラマ"青空にとび出せ"
特製キャンピングカーに乗って日本各地を旅するストーリーですが
このクルマこそライトバスです
◆青空に飛び出せ! コレクターズDVDより◆
うわっ!キッチュだwwww
でも確実にこれは間違いなくLight Busなんだよなあ
当社はリアルタイム視聴できてないけど間違いなく55年前にこれが存在した
驚いたねえ
※若き日の加藤和彦サンのセリフ棒読みも味ですなあwww
ええ…↑を記憶している人がみん友サンでどれだけいるんだろう?
で…これが無理でももうチョイ後の70年代半ばだったら覚えている人もいるかな?
そうです!BCL→アマチュア無線がブームになった頃の話です
当時ART GROUPという20代後半の学生サークルの延長的な団体がありまして
アマチュア無線の日本一周キャラバン
↑をやったわけなのでして無線機等は松下電器(現・Panasonic)に
クルマは東洋工業(現・MAZDA)にタイアップを行いました
既に当時のマイクロバスはPARKWAYに移行してましたが
ビジュアル面から既に生産終了していたLight Busの中古車を探してきた
そんな話もございすけどこれはシッカリと松下サンが当時販売していた
アマチュア無線機RJXシリーズのカタログにも載っていたりするのですよ
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/068/137/976/90e9dc4c67.jpg?ct=3e69da7d7f9d)
まあ代表取乱役的にはこちらのイメージが強いのですが
この曲面ボディは変態心を擽る
これは間違いないと思いますよ
要はこれくらいマニアックなMAZDA MUSEUMがあったらいいなあという
欲望だけでネタ化してみたという話ですな(笑)