先月クイズにしますた
レビュー外伝も書いちゃいます
その際に予告しますたが満を持して今降臨(笑)
あっ!FFなんで後輪は駆動しないけど(爆)
実はこれ結構なまでの短期間製造とか
如何にも80'sなエアロOPがあったりとかネタに困らない
とにかくレビューしちゃいます
今回のネオヒスなネタクルマは↓になります
HONDA BALLADE SPORTS CR-X
1983.07.01に当初は1.3L12Valve水冷4気筒EV型SOHCエンジンを搭載するE-AE型
燃料供給をキャブレターからPGM-FIに変更しグロス80→110psへパワーアップした
1.5L12Valve水冷4気筒EW型SOHCエンジンを搭載するE-AF型で販売開始
"デュエットクルーザー"のキャッチフレーズを持ちテールエンドを断ち切った形状の
ハッチをもつファストバッククーペスタイルのボディはABS樹脂とポリカーボネートを
ベースとした複合材料を投入し1.3Lでは乾燥重量760㎏まで軽量化
ホイールベース:2,200㎜/全長:3,675㎜と極めてショートに設定されたボディ
これらから極めてクイックなハンドリングと動力性能が提供され
FF車ゆえのタックインなどを使えるドライバーならクラス最速とも言えた
とにかく斬新なモデルが出てきたぞ
如何にもHONDAならやりそうだよな
わざわざHONDA自身も↓なカテゴリー提案しちゃったんですよ
FFライトウェイトスポーツ
これで本気度も伺えるのですが当初は↓なのもオプション設定されておりますた
ベンチレーションルーフ仕様
ラリーカーではよく見かけますけどあれはフロント側ですよね?
ところがCR-Xではリヤ側ってエア供給よりも室内から抜く目的重視
まあエアコンがOPで装着しないオーナーもまだいた時代の80年代からの設定かな?
スライド式サンルーフ仕様
この当時は
BD型ファミリア大ヒットの影響もありまして
猫も杓子もサンルーフで大量オプション設定されますた
ただCR-Xは事実上2シーターのハッチバッククーペですから
通常のルーフ内に収納するタイプのサンルーフは無理だったのです
そこでHONDAではアウタースライド方式でサンルーフを装着してしまう逆転の発想w
これはヤラレタと思いますたね

フロントシートは"デュエットクルーザー"というだけのことあって
スポーツでありながらデートカー要素にも対応するクルマでした
その代りと言っては何ですがリヤシートは…
何? この狭さ(笑)
しかも商用バンより安っぽいw
無理に4シーターにする必要なかったんじゃない?という感じでして
海外向け輸出仕様は2シーターも設定されておりますたが日本国内仕様は↑(^^;
当時の運輸省(現・国土交通省)への認可問題という説もありましたが
名目上は短距離移動のエマージェンシーで4シーターにしたというわけで別称は
1マイルシート
1マイルだけ我慢できればいいという意味合いですけど犬も嫌がりまいってしまう
そういう意味でも犬まいる(ワンまいる)でもありましたけどね(笑)
で…ここまでが序章です
真打ともいえる本来のライトウエイトスポーツはベースモデルから遅れること1年強
満を持して1984年11月に姿を現します
E-AS HONDA BALLADE SPORTS CR-X Si
1984.11.01 E-AT型CIVIC Si(通称:ワンダー)と同時追加リリースされた1.6Lモデル
排気量1,590㏄のZC型4バルブ4気筒DOHCエンジンを搭載しておりグロス値であるが
最高出力:135PS/6,500rpm 最大トルク:15.5kgf·m/5,000rpmを発揮する

このZC型ですけどそれまでのスポーツエンジンの常識を覆す異端児ですた
スイングアーム式バルブ駆動で75×90(㎜)というロングストローク設計
当時一世を風靡していた4A-G型は同じ4バルブエンジンですが
そちらは排気量1,587㏄で1,587ccで81×77(㎜)のショートストロークから
最高出力:130PS/6,600rpm 最大トルク:15.2kgf·m/5,200rpmを発揮
スペック上ではZC型の方がわずかに上回るもののパフォーマンスはほぼ互角
だけども実際には
吹き上がり速度の4A-G
電気モーターのようなZC
どちらもボーイズレーサー好きにはタマラナイエンジンでした
尤も4A-Gは低速スカスカだったのにZCは下からトルクフルでしたが…
ただ…このSiにはCIVICを含めて視覚的差別化が図られてますた
ボンネット上のパワーバルジ
この頃のHONDA車って極限までボンネットを低くデザインしてますたが
これにはトーションバーストラットの前サスが大きく貢献でした
しかし新たに追加搭載されたZC型はDOHC化によりバルブ駆動に必要な
カムプーリーが2個必要かつ大径化されたためにボンネットの干渉を避ける目的から
パワーバルジを持ったという経緯があります
で…当時の友人がこれを新車で購入してまして何度か乗せてもらいますた
ハッキリ言って結構トリッキーな操縦特性でタックインも簡単にできました
尤もその分リスキーな一面もありまして当社的には↓の方が運転しやすかった
E-AT HONDA CIVIC Si
こちらは友人2人が導入しました
尤も当社は当時AE82に乗っていますたが…
速さだけならZC軍団一択
ただし…シャシーがダメダメなのが当時のHONDAクオリティ
激しく峠攻めするとヨレが素人でもわかる(笑)
これが唯一の弱点だったかもしれません
まあ乾燥重量860㎏という現代の安全基準では絶対に不可能な
ライトウエイトスポーツでもありましたからね
そしてCR-Xには如何にも80’sな↓なオプションが存在しますた
CR-X PRO
決して4ナンバーを意味するPROじゃありませんよ(笑)
無限(現在はM-TECが独占販売権を締結)からリリースされたエアロパーツ類装着車
ブリスター形状前後フェンダー・オリジナルフロントマスク・リヤスポイラーなどが
リリースされディラーで装着可能なオプション品とされた

実際これはよく見かけますたつーか当時住んでいた家の近所に
すべて黒で統一されたフルエアロが駐車していましてカッコイイと思いましたね
そしてこのフルエアロには↓のAWが定番セットですた
MUGEN CF48
TOM’sの井桁やNISSAN車へのIMPULホイールと同様な純セミワークスなAW
で…このCF48には面白いオプションがありますた
専用エアロカバー
一瞬にしてエアロディッシュ風に変貌させるエアロアイテム
当時VOLK370とかSUPER VOLKが流行っていたからのオプションかと?

3色色違いで用意しましたけどここまで表情を変えて楽しめるAWって
そうそうお目にかかれる代物ではありませんけど最近は見かけないですねw
走らせても見ても着飾っても楽しかった
それがBALLADE SPORTS CR-X Siだ!

これが国立自動車総研的評価なのですが↑のセミリトラクタブル=通称奥目タイプ
製造が1年満たないレアモデルでもあります
実は発売から10ヶ月後の1985年9月にMMCで↓なふうになってしまいます
セミリトラ廃止
この状態で1987年9月の2代目CR-Xへバトンタッチすることになりますが
ちょっと奥目で眠そうな顔付なのに
走らせたら目が覚める程の爽快感w
これが初代最大の魅力だと思っている代表取乱役なので
何を言いたいかみなさんはもうおわかりかと?
実際に後期から前期に顔面スワップするオーナーも多かったそうです

まあチャンスがあればもう一度乗っておきたい1台ですけど
今じゃプレミア付き過ぎて無理としかいえませんよ(笑)
絶版スポーツかつコンパクトにまとまった1台なんだけどなあ
あっ!それともうひとつ好きつーか欲しい理由です
CR-Xって倒立リヤワイパーですから(爆)