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竹鶴政孝(1894 - 1979)
広島県賀茂郡竹原町(現・竹原市)出身の実業家・ウイスキー技術者
ニッカウヰスキー創業者でジャパニーズウイスキーの父と呼ばれる
↑だけの人ですから半生はドラマにもなりますた
2014年下期の朝ドラ
"マッサン"は竹鶴がモデルでしたからね
と言いたいところですが吞兵衛な方々はまったく別の竹鶴をイメージ
そこは百も承知でなお話になってますけど
下戸な国立自動車総研としては珍しい酒話です
2月の廣嶋・愛媛逃亡では↓の街に訪れることだけは最初から決めていますた

廣嶋県竹原市 江戸時代から続く石畳が美しい街並みが今もなお保存されてますが
この一角に当社がどうしても行きたかった店があります
竹鶴酒造株式会社
廣嶋県竹原市本町3-10-29 営業時間:0800 - 1200/1300 - 1700 定休日:土日祝
江戸中期の1660年代に
"小笹屋"の屋号で製塩業として創業
1733年に冬期余剰労働力を流用して酒造業も開始し裏の竹藪に鶴が営巣した事から
屋号を小笹屋竹鶴とし創業一族が竹鶴姓を名乗ることになる
そしてこの創業者生家の三男坊として生まれたのが竹鶴政孝であり
兄2人が稼業を継がなかったことから大阪高等工業学校(現・大阪大学工学部)醸造科で
酒造りのイロハを学んだとのことだが興味が洋酒に移ってしまい
結果的に父親を含む親戚筋をガッカリさせてしまったらしいとのこと
しかしこちらの竹鶴酒造は2024年の現在も日本酒の蔵元としても営業を継続
元々竹原の水は軟水で酒造りに向かないと言われていたところ政孝の父親
敬次郎をはじめ杜氏などの職人の努力と工夫で名酒と呼ばれるまでに育て
1988年 - 1991年には4年連続さらに1993年・1994年に全国新酒鑑評会金賞を
受賞する金字塔を打ち立てた名匠と呼ばれる酒蔵である

その竹鶴酒造のメインブランドは↑の2種類
米だけを原料とした純米酒を薄めず原酒で瓶詰した小笹屋竹鶴シリーズ
食中酒として料理に合わせるためアルコール度数を低めにした清酒竹鶴シリーズ
まったく吞めない代表取乱役が選んだのが↓ですた

ええ…以前から企んでいたアレをやりたくて!(謎笑)
その思いは約1ヶ月後にやってきますつーか↓に行ってきますた
ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所
北海道後志総合振興局管内余市郡余市町黒川町7-6
言わずと知れたニッカウヰスキーの創業地であり竹鶴政孝がウイスキー造りで
スコットランドに似た気候風土を備えていた当地に建造した蒸留所
蒸溜所としては現在世界で唯一とされる昔ながらの石炭直火蒸溜を行う
品質第一主義を貫ぬくほか建造物9棟が国の登録有形文化財に登録
さらに経済産業省の近代化産業遺産にも認定されている
北海道観光では簡単に外せない定番中の定番ポイントであり
吞兵衛でなくとも一度は足を運ぶ独特の豊潤な香りに包まれたエリアでもある

以前は飛び込みで見学もOKだったんだけどコロナ禍以降は完全予約制になって…

工場敷地内に入ることは出来ても…

お楽しみの試飲コーナーも予約してないとNGなのですよ
で…ではなぜここに来るかというとお目当ては↓です

↑の売店だけは見学なしでも自由に出入り&購入が可能でして
どうしてもこれを買ってきて欲しいと
多良川の泡盛古酒ダイスキな知人から
↓を頼まれてしまったというのが理由です
竹鶴
2000年に"竹鶴12年ピュアモルト"として発売
ブレンデッドウイスキーのように飲みやすいピュアモルトウイスキーを
↑な発想の元に開発が進められ誕生した商品で試行錯誤を繰り返した上で
ベースに宮城峡産モルトを使用し余市産シェリー樽モルトで味付け
一部のプレミアム製品を除き現在ではブレンデッドピュアモルトウイスキーとして
竹鶴ピュアモルト(ノンエイジ)の名称で流通販売を行う
そもそもウイスキーと清酒に2つの竹鶴が存在する理由は
ジャパニーズウイスキーの父である竹鶴を最高級ウイスキーのブランドとして
使いたいことをニッカから竹鶴酒造に確認と問い合わせを行ったところ
日本酒ではないので競合もなく洋酒だからOKと快諾を貰い実現したそうです
まあ ↑の酒ダイスキ知人に廣嶋へ行くことを話していた時点で竹原へ立寄っての
ネタは振られていたわけでして当社としても余市も含めやってみよう心がメラメラ
そしてそのうち2本並べて2ショットを撮るつもりになっちゃったわけなんです

ただ2本のボトルを入手するためだけに行く当社もスキモノっちゃスキモノです(笑)
尤も歴史的背景を知っていればそれなりの価値があるブランドではありますが…
味のある逸品でもありますな