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2018年04月24日

♯ウルトラの星【アテンザ、また会おう】

♯ウルトラの星【アテンザ、また会おう】 先週アテンザを売却した買取店からハガキが届きました。名義変更が終わりましたとのことでした。きっとあのアテンザは次のオーナーの元へと届けられたのでしょう。今までもデミオやインサイトを買い取ってもらいましたが、どちらも2週間しないうちに次のオーナーが決まっていたそうです。こちらは毎回内外装ともに傷の殆どない上物を用意し、買取店としてもオプション満載ですぐに売れる玉を買えるとあって、いつも双方納得した良い取引をさせてもらっています。買取店の営業は1~2年で異動してしまうようで、毎回担当は変わってしまいますが、今回も本当によく頑張ってくれた良い営業担当(バイヤー)に出会えました。

ウルトラシリーズでも怪獣バイヤーという肩書きの変わった宇宙人が1人いました。1997年8月9日放送のウルトラマンティガ第49話に登場する宇宙魔人チャリジャです。怪獣バイヤーという名刺を持って円谷プロダクションに怪獣の買い付けに行くなかなかヤリ手の宇宙人でした。この回は少し特殊な回で、ストーリーを通して初代ウルトラマンの最初の脚本が出来上がるまでを物語にしたファンには嬉しい内容となっています。セリフの中にもゴジラやモスラ、そして巨人の長嶋などが登場し、当時の時代背景が反映されたものとなっています。そして放送当時としてはかなりのサプライズだったウルトラマンティガと初代ウルトラマンの共闘、それだけに留まらずエンディングにも初代ウルトラマンのダイジェスト映像を使用するなど、リアルタイムで見ていましたが感動ものでした。そしてこの回の脚本を担当したのは上原正三氏。上原氏が沖縄県出身ということで、チャリジャとともに登場する宇宙恐竜ヤナカーギーは沖縄の方言で不美人という名前がつけられていました。そしてヤナカーギーは初代ウルトラマンの第1話に登場したベムラーがモチーフになっていて、鳴き声はベムラーのものを逆再生したものなんだそうです。さらに宇宙恐竜という別名はこれまた初代ウルトラマンの最終回に登場した宇宙恐竜ゼットンに由来するそうです。とにかくウルトラファンに向けた最高のファンサービスともいえる回で、テレビ番組「ウルトラマン」が誕生するまでのドキュメントを特撮と融合させた今までにないストーリーとなっています。この回の後、ウルトラマンティガは最終3部作へと突入していきます。最高の内容過ぎて色々語ると長くなってしまうので、この辺でストーリー紹介にいきたいと思います。



チャップリンのような姿に変装した宇宙魔人チャリジャは宇宙恐竜ヤナカーギーを探し街を歩いていた。すると近くに怪獣のぬいぐるみで遊ぶ子どもたちの姿を見かける。チャリジャは子どもたちに近寄り、手品でハンカチの中から花を出現させ、その花と怪獣を交換してほしいとお願いする。しかし子どもたちは応じてくれなかった。代わりに子どもたちは怪獣が欲しいなら近くの円谷プロに行けばいいと教えてくれた。



たまたまシャーロックで通りかかったダイゴは怪しげな風貌のチャリジャのことを遠目から眺めていた。そしてチャリジャが円谷プロへ行こうとシャーロックの横を通り過ぎる。それをサイドミラー越しに見張るダイゴ。するとサイドミラーに写ったチャリジャの姿が一瞬本来の宇宙人の姿へと変わった。それを見たダイゴはシャーロックから降り、チャリジャの後を追う。



チャリジャは円谷プロの建物の中へと入っていく。そして受付に行くと円谷英二監督に会いたいと伝える。しかし円谷英二は既に故人であり、困った受付の職員は専務に相談に行く。するとチャリジャの元に専務が来る。チャリジャは専務に名刺を渡す。名刺には怪獣バイヤーと書かれていた。



チャリジャは円谷英二監督に会って怪獣を買いたいと専務に頼み込む。すると専務は1965年の円谷プロに行けば元気だった頃の円谷英二に会えるとチャリジャに伝える。外で待機していたダイゴの前にチャリジャが円谷プロの建物から出てくる。そしてチャリジャはタイムマシン装置を1965年にセットすると、発生させた時空に吸い込まれて消えて行った。



ダイゴはGUTS本部に戻りそれを報告する。しかしあまりに不可解な出来事に隊員たちは釈然としない様子だった。若いヤズミ隊員は円谷英二のことを知らず、どんな人なのか他の隊員たちに聞いていると、そこにサワイ総監が現れ、昔ゴジラやモスラの迫力にスクリーンから飛び出てくるかと思ったと興奮しながら話し、「特撮の神様で、世界の円谷と言われた映画監督だ」とヤズミ隊員に教える。



その頃1965年にタイムスリップしたチャリジャは円谷プロを訪れていた。そこで入口にいた熊ちゃんというスタッフに円谷英二監督に会いたいと伝えるが、円谷英二監督は忙しい人でスタッフでもなかなか会える人ではないと断られる。すると今度は怪獣を買いたいとお願いするが、怪獣は空想の産物でフィクションだと言われ呆れられてしまう。困った熊ちゃんは脚本家金城哲夫のところに助けを求めに行く。しかしその時金城は脚本が書けず相当悩んでいるところだった。金城は「ウルトラQ」に続く新たな特撮を依頼されていたが、思うように脚本が書けずにいた。



その間にチャリジャは円谷プロの中を物色していた。リアルの世界ではダイゴがチャリジャを追って円谷プロへ再度訪れる。そしてチャリジャが消えた付近で手をかざすとチャリジャのセットした1965年の時空へと飲み込まれ、1965年の円谷プロへとタイムスリップしてしまう。



円谷プロではちょうど撮影が始まろうとしていた。しかし助監督の長野がどこかへ行ってしまい、カチンコ役が不在で撮影できずにいた。ダイゴが偶然撮影現場を覗きに行くと長野と瓜二つだったダイゴは間違われ、カチンコをやらされることになってしまう。そして撮影が始まり、OKのカットがかかるが、ちょうどその時、後ろから突然円谷英二監督が現れ、臨場感が足りないとダメ出しをする。



そしてテイク2を撮ることとなる。チャリジャはその様子を隠れて見ていた。円谷英二監督からOKが出て無事撮影は終了する。カチンコ役が終わり、ホッと一息ついていたダイゴだったが、チャリジャが隠れていたことに気付くと、急いで後を追う。そして別のスタジオへと入るとそこでチャリジャと遭遇する。ダイゴはチャリジャに何故円谷英二監督を付け回すのかと聞くと、それは内緒と答え、持っていた傘を開き乗り込むと、宙に浮き、手から光線を出しダイゴを攻撃する。ダイゴもガッツブラスターで応戦すると、チャリジャは煙とともにどこかへ消えてしまった。



その頃金城は完成した脚本を円谷一に持っていくが、この脚本では意欲が湧かないと突き返されてしまう。そのことで自暴自棄になっていた金城を見た円谷英二は金城を自宅に招く。



そして才能がないとうなだれる金城に円谷英二は謎の赤い石を見せる。その赤い石は、昔円谷英二が竜ヶ森湖近くを散歩していた時、宇宙恐竜ヤナカーギーを竜ヶ森湖へと沈めた異星人ウルトラマンと遭遇、その時に友情の印だと渡された石だと円谷英二は金城に説明する。



それを盗み聞きしていたチャリジャは竜ヶ森湖へと向かい、ヤナカーギーを復活させる。そしてチャリジャもチャップリンのような風貌から本来の宇宙人の姿へと変わる。チャリジャの命令でヤナカーギーは街を壊し暴れはじめる。それを見たダイゴはウルトラマンティガへと変身。しかしヤナカーギーのパワーに圧倒されるウルトラマンティガ。円谷英二はそれを心配そうに見ていた。しかしヤナカーギーの前にウルトラマンティガは追い込まれ、ヤナカーギーに動きを封じられるとエネルギーを吸い取られはじめる。



エネルギーをどんどん吸い取られたウルトラマンティガはカラータイマーが鳴り始め、絶体絶命のピンチに陥る。その時円谷英二の想いがオーラーとなって奇跡を起こす。円谷英二の想いが届き、赤い光の玉が出現。赤い光の玉はヤナカーギーを弾き飛ばし、ウルトラマンティガを救う。そして突如赤い光の玉から初代ウルトラマンが出現した。ウルトラマンはエネルギーを吸い取られてしまったウルトラマンティガにエネルギーを分け与える。それによりカラータイマーが青に戻ったウルトラマンティガはヤナカーギーにゼペリオン光線を発射、ウルトラマンも同時にスペシウム光線を発射する。二人のウルトラマンから光線を受けたヤナカーギーは大爆発を起こし倒された。



ヤナカーギーが倒され落胆するチャリジャは「ウルトラマン、また会おう」と告げ、どこかへ消えてしまった。



ウルトラマンはウルトラマンティガと握手を交わし、空の彼方へと飛び去って行った。



円谷英二はこの日見た出来事を金城へ伝え、「ヒーローが必要なんだよ、金城君。ヒーローが必要なんだ、ヒーローが・・・。」と告げる。それをヒントに金城は脚本を仕上げる。こうして監修円谷英二、脚本金城哲夫、監督円谷一らによって国民的ヒーロー番組ウルトラマンははじまった。

ちなみにウルトラマンティガとウルトラマンにはこの共闘以外にももう一つ繋がりがあります。ウルトラマンティガでヒロインのレナ役と演じた女優の吉本多香美は、なんと初代ウルトラマンの主演ハヤタを演じた俳優黒部進の娘で、親子でウルトラシリーズの重要な役を演じています。最初はウルトラマンティガへの出演に対し吉本多香美は乗り気ではなかったというエピソードもありますが、ウルトラマンティガはダイゴとレナの見事な演技や特撮の枠を超えたストーリー構成もあって、昭和シリーズの名作ウルトラセブンにも勝るとも劣らない名作になりました。

アテンザの名義変更も終了し、これでアテンザに関しては全てが完結しました。最後にチャリジャのセリフを拝借して今日のブログの締めにしたいと思います。

「アテンザ、また会おう」
ブログ一覧 | アテンザ | クルマ
Posted at 2018/04/24 19:41:09

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