
今週、ついに偽ホイールを販売していた男が捕まったようです。有名ブランドの財布やバッグなどの輸入販売などで捕まったというのはたまに見かけますが、偽ホイールで捕まったというのは過去にあったんでしょうか。あまり記憶にありません。カー用品にも偽物や模倣品が数多く出回っています。装飾品なら安全性という点では問題はありませんが、ホイールの偽物は安全性能に関わる部分ですので、耐久性のない偽物ホイールの販売など言語道断もいいところです。綺麗な舗装路では普通に走れるのかもしれませんが、ちょっとした段差を乗り越えた時などは偽物は化けの皮が剥がれそうです。
さて、約1年前に偽ホイールのブログを書いた時にストーリーだけは1度紹介していますが、今回は改めてスクリーンショットを交えて1966年11月13日放送のウルトラマン第18話「遊星から来た兄弟」を紹介します。ウルトラシリーズ記念すべき初ニセモノが登場した回です。メフィラス星人同様、一見紳士的な振る舞いを見せるがずる賢いザラブ星人がニセモノのウルトラマンに変身して街を破壊するという内容です。自身のことを地球人の兄弟だと名乗っていたザラブ星人でしたが、ザラブという名前は逆から読むとブラザ、つまりブラザー(兄弟)ということを現しています。ゼットンしかり、このザラブ星人など、怪獣や宇宙人の名前の由来は言われてみると「あぁ、なるほど」と納得させられます。それではストーリー紹介です。
突然東京の街を放射能の霧が覆った。その霧で街の人たちはどんどん倒れていく。ハヤタとアラシ隊員とイデ隊員は東京一帯の調査へと向かった。一方森田博士はムラマツ隊長に霧が原爆実験によるものではなく、宇宙から飛来したものだという調査結果を報告した。街で調査にあたっていたイデ隊員は霧の中を歩く黒ずくめの怪しい人影を発見、声をかけるとふりむいたその人影は凶悪宇宙人ザラブ星人だった。
驚いたイデ隊員はアラシ隊員とともに宇宙人を挟み撃ちにして捕まえようとするが、ザラブ星人はビルの壁を登っていってしまう。アラシ隊員がスパイダーで攻撃すると、ザラブ星人は姿をくらましてしまった。
アラシ隊員はイデ隊員とそのことを本部のムラマツへ報告していると、消えたはずのザラブ星人が2人の背後に現れ、催眠術で2人をひるませると、科学特捜隊本部と通信をはじめる。ザラブ星人はムラマツ隊長に自身が宇宙から来たザラブ星人だと名乗り、地球人は自分たちの弟だと告げた。ムラマツ隊長の隣にいたホシノ君が霧を降らせたのはこのザラブ星人だと疑うが、ザラブ星人は地球人の弟である自分がそんなことをするはずがないと告げると笑いながら通信を切った。その直後、アラシ隊員とイデ隊員は一旦本部に帰還、ハヤタはビートルで上空の調査を続けていた。するとそのハヤタから本部に土星探査ロケット発見の一報が入る。それは1ヶ月も前に出発したもので、そこにはあるはずのないものだった。ハヤタは土星探査ロケットに呼びかけをするが、何も応答はなかった。
土星探査ロケットがなぜまだ地球にいるのかとアラシ隊員が疑問を呈すると、突然本部にザラブ星人が現れ、軌道を間違えた土星探査ロケットを自分が地球まで誘導してきたと説明した。そんなのは嘘っぱちだとアラシ隊員が怒ると、ザラブ星人はどうしたら信用してもらえるのかとムラマツ隊長に尋ねる。
ムラマツ隊長は地球人より優れた能力を持っているなら、東京の霧を消せるのかとザラブ星人に聞き返す。そして霧を消せたら信用すると約束し、ザラブ星人を東京まで連れて行った。するとザラブ星人は一瞬にして東京を覆っていた放射能の霧を消し去ってしまう。霧は上空へと上ると、今度はハヤタの乗るビートルの周囲にその霧が立ちこめ、それによってハヤタは土星探査ロケットを見失ってしまう。霧を見事に消したザラブ星人は科学特捜隊に認められ、その夜、科学特捜隊本部の一室を与えられることになった。そしてイデ隊員がその部屋へとザラブ星人を案内するが、部屋へ入った瞬間、イデ隊員はザラブ星人に催眠術をかけられてしまう。
その翌日、科学特捜隊はアラシ隊員を本部に残し、宇宙局の会議に出ていた。しかしアラシ隊員が本部にいるとそこにフジ隊員がコーヒーを淹れて持ってきた。アラシ隊員はフジ隊員は会議に行っていたのではと疑問に思いながらもコーヒーを飲むが、飲んだ直後、気を失ってしまう。すると隣にいたフジ隊員がザラブ星人の姿へと変化する。ザラブ星人はフジ隊員に化けていた。
そしてザラブ星人は宇宙局の会議に出ていたイデ隊員の無線を使い、会議の内容を盗聴しはじめる。イデ隊員の無線が入りっぱなしになっていたことに気付いたハヤタは、無線を切るようイデ隊員に言うと、イデ隊員は一度は無線を切るが、ザラブ星人の催眠にかかっていたイデ隊員はすぐにまた無線のアンテナを立ててしまう。ハヤタは仕方なくイデ隊員から無理矢理無線を回収した。その後、イデ隊員は検査により何者かによって催眠術がかけられていると判明、電気ショックを受けることになった。
一方、宇宙局での会議ではムラマツ隊長の反対むなしくザラブ星人を宇宙局で引き取ることが決定してしまう。そして科学特捜隊本部に宇宙局の職員がやって来てザラブ星人を引き渡すよう通告した。そこにザラブ星人が現れ、宇宙局の職員とともに宇宙局へと行ってしまう。
ザラブ星人の行動を不審に思った科学特捜隊はザラブ星人の動きを調査することにした。その夜、ついにザラブ星人が動き出す。科学特捜隊本部の屋上に現れたザラブ星人はそのまま空へと飛び立つと、土星探査ロケットへと向かった。ハヤタがそれをビートルで追跡すると、ザラブ星人は土星探査ロケットにいた乗組員に催眠をかけ支配していた。その一部始終を目撃したハヤタは地球に戻って報告しようとするが、突然ビートルのエンジンが停止してしまう。そして操縦室にザラブ星人が現れる。ザラブ星人によってエンジンと無線をやられてしまい、ハヤタもザラブ星人によって眠らされてしまう。ザラブ星人は眠ったハヤタを連れ、瞬間移動で地球へと戻った。
その直後、街にウルトラマンが現れ、建物を壊しているという通報が科学特捜隊に入るが、間もなくしてウルトラマンは姿を消してしまった。ウルトラマンが姿を消した直後、宇宙局の会議室にザラブ星人が現れる。ザラブ星人はウルトラマンが地球を征服しようとしていると告げると笑いながら会議室を出て行った。そして宇宙局の一室にロープで縛り監禁していたハヤタのもとへ行き、ベータカプセルを奪おうとするが、たまたまハヤタはベータカプセルを携帯し忘れていて、奪うことができなかった。しかし監禁したことで安心しきったザラブ星人はその場から姿を消し去った。
その直後、宇宙局の近くにウルトラマンが現れる。しかしそれはザラブ星人が変身したにせウルトラマンだった。直前に街を破壊していたウルトラマンもザラブ星人が変身したニセモノだった。
一方、監禁されていたハヤタのもとに隊員たちの目を盗んでホシノ君が駆けつける。ホシノ君はハヤタを縛っていたロープを切ろうとするが、なかなか切ることができなかった。科学特捜隊は暴れ狂うウルトラマンから街を守るため出動した。ロープが切れず苦戦していたホシノ君だったが、どうにもすることができず涙がこぼれ落ちると、それがロープに落ち、ロープが切れた。開放されたハヤタはホシノ君から本部に置き忘れたベータカプセルを受け取ると、ホシノ君に避難するよう指示した。しかしロープを使って窓から地上へ降りようとしたホシノ君はにせウルトラマンに捕まってしまう。
ホシノ君のピンチにハヤタはウルトラマンに変身した。そしてにせウルトラマンの手からホシノ君を奪い返すと、ホシノ君を地上へと降ろし、にせウルトラマンと戦いはじめる。
ウルトラマンの攻撃を受け、形勢が不利になったにせウルトラマンは空へと飛び立とうとするが、スペシウム光線を受け墜落、大きなダメージを受けたにせウルトラマンはザラブ星人の姿に戻ってしまう。
それでもザラブ星人は再び空へと飛び立ち、ウルトラマンもそれを追って空中戦の展開になる。しかし空中戦でもウルトラマンの優位は変わらず、ザラブ星人は地上へと落下、そしてウルトラマンに馬乗りになられ攻撃され、もがいているところにスペシウム光線を撃ち込まれ倒された。
ウルトラマンだけでなく、フジ隊員にまで化けたザラブ星人ですが、そのシーンの偽フジ隊員は通常とはメイクが異なり、別の顔を見ることができます。ちなみに自分の記憶が正しければ、おそらくザラブ星人はウルトラマンのスペシウム光線を最も至近距離で撃たれた相手だったのではないでしょうか。クオリティの低いモノマネと明らかなオーバーリアクションで有名人がモノマネ芸人に激怒するのと同じような構図でしょうか。結局ザラブ星人は本物に一方的にやられ、至近距離でスペシウム光線を撃たれ、化けの皮が剥がれたところを再びスペシウム光線を受けるという2度もウルトラマンの最強技を受ける羽目になってしまいました。
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Posted at
2019/02/08 20:22:46