
今週まで仕事で科学館に毎日行っていましたが、そこの科学館には県内でも数少ないプラネタリウムが設置されています。県内最大級(?)の子ども科学館のものよりは小さいそうですが、約2億5千万円の設備費を投じて作られたそうです。残念ながら番組を見ることはできませんでしたが、今年はバックヤードを見ることができました。普段は滅多に見ることのできない部分なので、いいものを見せてもらいました。
プラネタリウムということで、今日はアマチュア天文家が主役となったウルトラセブンの第45話「円盤が来た」を紹介します。1967年8月11日に放送されたこの「円盤が来た」はアマチュア天文家のフクシン青年が主役のストーリーです。サイケ宇宙人ペロリンガ星人はフクシンを利用し、ウソをつかせ信頼を失墜させた所で地球侵略を企てます。ペロリンガ星人曰く、オオカミ少年の物語を参考に計画した地球侵略とのこと。まさか宇宙人が地球の童話を参考に地球を侵略しようとするとは誰も想定外。あやうくウルトラ警備隊もその策略に引っ掛かるところでしたが、ペロリンガ星人のちょっとした油断でウルトラ警備隊にその存在がバレてしまい、ペロリンガ星人も円盤群も全て撃退されました。実相寺作品ということで、ペロリンガ星人とウルトラセブンの戦闘シーンは必要最低限しか描かれていません。
子どもにはあまりウケない作品かと思います。しかし2年ほど前には「マツコの知らない世界」でこのオオカミ少年的エピソードが共感を呼び、久々にペロリンガ星人が注目されネットニュースを賑わしました。環境問題や化学兵器、差別や偏見などの問題を上手く落とし込んでその問題点を視聴者に再認識させる、これぞ昔の古き良きウルトラの世界です。それではストーリー紹介に移ります。
旋盤工として働くアマチュア天文家の青年フクシンはその夜も望遠鏡を覗いていた。フクシンの家の隣には金子自動車という工場があり、夜になっても騒音をかき鳴らしていた。その音に怒ったフクシンはうるさいと怒鳴りつけるが、金子自動車の社長ゲンはフクシンに怒鳴られた腹いせにさらに大きな騒音を出して嫌がらせをはじめた。それでもフクシンは天体観測を続けていた。
その翌日、フクシンは旋盤工場へと出勤するが、夜遅くまでの天体観測がたたり作業中に立ったまま居眠りをしてしまい社長に咎められてしまう。気を落としたフクシンは仕事帰りに河原で寝転がっていた。
すると少年が現れ、フクシンに話しかけてきた。フクシンは最近はネオンが増えてしまい、夜遅くならないと天体観測ができなくなってしまったため、会社で眠くなりミスを繰り返してしまうと少年にぼやいた。少年はどうして天体観測をするのかとフクシンに尋ねると、新しい星を見つけてフクシン彗星という自分の名前のついた星を持ちたいからだと答えた。それを聞いた少年は、今夜きっといいことがあると告げて去って行った。
そしてその夜もフクシンは望遠鏡を覗いた。すると突如望遠鏡の中に円盤の大群が映し出された。
地球に向かってくる円盤の大群に驚いたフクシンは、隣の金子自動車へ電話を借りるためドアを叩くが、出てきたゲンに相手にされず追い払われてしまう。フクシンは仕方なく電話ボックスへと駆け込み、ウルトラ警備隊に通報した。
電話は宿直勤務をしていたソガ隊員に繋げられ、ソガ隊員はフクシンの通報を記録した。そして隊員たちも作戦室に続々と集まるが、フルハシ隊員はアマチュアの錯覚だと呆れかえっていた。しかしその直後、他の多くのアマチュア天文家からも似たような通報が相次いだ。それを受け地球防衛軍の観測班はすぐさま調査をするが、何も異常は観測されなかった。ウルトラ警備隊は天文台などの関係機関に問い合わせをするが、それでもどこの機関でも異常は観測されていなかった。キリヤマ隊長はアマチュア天文家が何かの気象現象をとらえ、それを円盤と錯覚したのではないかと結論づけた。
そしてダンとソガ隊員はポインターで夜間パトロールへと出た。そこでダンはいつもより星の数が多いのではないかと疑問を抱いていた。
翌日、フクシンは空き地で横になっていた。そこにまたしても前日に河原で出会った少年が現れる。少年は昨日の夜何か見つけなかったかとフクシンに尋ねる。フクシンは円盤を見つけたが、ウルトラ警備隊から錯覚だと言われてしまったと残念がった。すると少年は東の空に今日こそ円盤が見られると告げて去って行った。
フクシンは近所の増田屋というそば屋に立ち寄ると、そこでゲンと遭遇する。ゲンは昨晩フクシンに起こされたことに腹を立てていて、フクシンに向かっていこうとするが、店主のシゲになだめられてしまう。その夜、フクシンがまた天体観測をしようとすると、隣の工場でゲンがわざと騒音を鳴らし、フクシンの邪魔をしようとする。それでもフクシンはゲンを無視して望遠鏡を覗くと、またしても円盤の大群を発見、大声で騒ぎ慌てふためいてしまう。その様子を見たゲンは近所迷惑だと怒り、フクシンの家へと乗り込んでいく。ゲンはフクシンに掴みかかり怒りをぶちまけようとするが、フクシンはゲンに望遠鏡を覗くように言って覗かせる。するとゲンも円盤の大群を目撃、驚いたゲンは消防署に行かなくてはと慌てて走り去ってしまう。
フクシンは今度こそ証拠を押さえるため、望遠鏡にカメラをセットし、円盤の撮影をはじめた。そしてフクシンは撮った写真のフィルムをウルトラ警備隊へと届けた。そのフィルムは写真班へと回され解析されるも、何も異常は見つからなかった。フルハシ隊員はまたしてもアマチュア天文家のデタラメ通報に呆れかえっていた。キリヤマ隊長も今後同様の通報については広報班に対応してもらうことにした。しかし写真を目にしたダンとソガ隊員は星の数が多いことに目をとめていた。その翌日、フクシンは自転車で土手を走っていると、運転の荒いトラックにぶつけられそうになり、転んでしまう。そこにまたしても少年が現れる。フクシンは少年に何をやっても上手くいかないことを嘆き、人間なんか嫌いだとぼやく。その時、空に一番星が輝いた。それを見たフクシンは星の世界に行ってしまいたいと呟くと、少年は自分が綺麗な星の世界へと連れてってあげるとフクシンを励ました。
そして少年は自分の家へとフクシンを招いた。少年の家にはたくさんの望遠鏡が並んでいた。フクシンはたくさんの望遠鏡に驚きつつそのうちの1つを覗きはじめる。すると、そこにも円盤の大群が映し出されていた。
驚いたフクシンは少年にそのことを伝えると、少年はもっと大きな画面で見せてあげると言って襖を開けて大画面テレビをつけた。そこには望遠鏡の中に映っている円盤と同じ円盤が映っていた。そして少年はこの円盤はペガッサ星雲第68番ペロリンガ星が地球征服のために送り込んだ円盤だと告げ、その直後、少年はサイケ宇宙人ペロリンガ星人へと姿を変えた。ペロリンガ星人はアマチュア天文家のフクシンに近づき、フクシンに円盤をあえて見せてウルトラ警備隊に通報させていたのだった。しかしアマチュア天文家以外の観測所には不透視バリアで円盤をカモフラージュしていたため、アマチュア天文家にしか円盤は見えていなかった。それによってフクシンたちアマチュア天文家の信頼は失墜、落ち込むフクシンを言葉巧みに自分の星に連れ去ろうとしていた。ペロリンガ星人はフクシンに「君の素晴らしい直感で円盤と見えたものも、専門家には星としか見えない。これで専門家を油断させるのが私たちの狙いだ、つまりウルトラ警備隊やウルトラセブンをね。私たちはなるたけおだやかに事を運びたいのだ。『オオカミが来たー!』と幾度も言ってるうちに誰も振り向きもしなくなる。本当のオオカミはその隙にやってくる、そんな地球の童話を私たちも知ってるよ。」と自分たちの作戦を打ち明けた。そしてペロリンガ星人はフクシンにウルトラ警備隊に通報させるが、信頼を失っていたフクシンはまともに取り合ってもらえなかった。ペロリンガ星人は「専門家は常にアマチュアより正しいと思ってるのさ」とフクシンに追い打ちを掛け、呆然とするフクシンに自分の星へ連れてってあげると言葉巧みに誘い出す。
一方、メディカルセンターではダンとソガ隊員、アンヌ隊員がフクシンの写真をチェックしていた。そこでアンヌ隊員が星にしては露光時間が短く、写真に写っているものが星ではないことに気付く。
そして作戦室で隊員たちはフクシンの通報を録音したテープを再度確認することとなった。すると電話の声の一部にフクシン以外の声が入っていることに気付く。ようやく事件性を感じ取ったウルトラ警備隊はウルトラホークで宇宙へと出動する。そこでペロリンガ星人の円盤軍と遭遇、さらにはペロリンガ星人も現れるが、そこに現れたウルトラセブンの助けもあり、ペロリンガ星人と円盤軍は全滅した。
その後、第一通報者のフクシンは周囲から称賛されるも、どこか腑に落ちない表情を浮かべていた。そしてその翌日もまたいつも通り自転車で旋盤工場へと出勤していった。
「『オオカミが来たー!』・・・幾度も言ってるうちに誰も振り向きもしなくなる。本当のオオカミはその隙にやって来る。こんな地球の童話を私たちも知っているよ。」、「ほぉら、もう本当のことを信じちゃくれない・・・人間なんてそんな動物さ。」というペロリンガ星人のセリフ、結局この話が放送された昔もそして今も人間の本質は変わらないということですね。
ウソはつかないことはもちろん、放映当時よりはるかに情報化社会が進んだ現代では情報の正確性を判断する能力が昔以上に必要になっていますね。まぁもっとも公式の情報がアテにならない場合もありますが・・・。スカイアクティブXなんて予約まではじまってしまってからまさかのレギュラーからハイオクへの変更。レギュラーも可とはいえ、推奨の指定燃料が予約開始直後のタイミングで変わるなんて前代未聞じゃないですかね。個人的にはそれよりはロードスターの特別仕様車や改良情報とか次期ハリアーの情報の方が気になりますが。
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Posted at
2019/08/08 20:47:56