
今年のプレミア野球ほどヒヤヒヤの国際野球は今までなかったのではないでしょうか。四番は自分の仕事をしていますが、それ以外はあまりパッとせず。それでも四球で塁を埋めて相手投手を追い込み一気に勝負をつけるというのは外国チームにはできない戦法ですね。そして毎回最大の山場で現れるのが救世主周東。足のスペシャリストとして招集された彼が、まさにウルトラマンのようにチームを救っています。特に昨日の周東はおそらく今大会のベストシーンに残る活躍だったのではないでしょうか。一塁代走から二盗、三盗、そして2アウトからまさかのセーフティバントでホームへ生還。まるでゲームの世界のような光景でした。もちろんあの場面でセーフティバントをした源田選手の咄嗟の判断も素晴らしいものがありましたが、全ては周東が三塁まで陥れたからこその逆転劇でした。打撃に比べると評価されにくい走塁ですが、国際試合では周東の脚はホームランバッター並みの脅威になり得る日本の武器ですね。
類い希なるスピードの周東の活躍を讃え、今回は超音速のスピードでウルトラマンマックスを追い込んだ超音速怪獣ヘイレンが登場する回を紹介します。ヘイレンが登場するのは2005年9月17日放送のウルトラマンマックス第12話「超音速の追撃」です。ヘイレンのスピードはウルトラマンマックスをも凌ぎ、特にその能力を最大限発揮できる空中戦でウルトラマンマックスを攻め込みましたが、バンドのギター音に気を取られた隙にウルトラマンマックスに撃退されました。着ぐるみはウルトラマンコスモスに登場したリドリアスを改造したものということもあってか、能力の割りにはイマイチおぞましさの無いデザインの怪獣でした。それではストーリー紹介に移ります。
太平洋上空2万mのところでダッシュバードβがパワーブースターのテストをおこなっていた。ダッシュバードβのテスト飛行操縦はコバ隊員がおこなっていた。テストは順調に進んでいた。基地ではカイトやミズキ隊員がその様子を見守っていた。ミズキ隊員はバッドスキャナーズというメジャーデビューしたばかりのロックバンドの音楽をヘッドホンで聴きながらテスト飛行の様子を見ていたが、ショーン隊員がその音楽に興味を示し、ヘッドホンを横取りする。するとその音楽を聴いたショーン隊員もバッドスキャナーズにハマってしまう。
バッドスキャナーズの音楽が気に入った隊員たちは司令室内に大音量で音楽を流しながらテスト飛行を見守ることになった。そしてついにコバ隊員の乗るダッシュバードβはマッハ8.5を超えた。その時司令室にヒジカタ隊長が入ってくる。大音量で流れる激しい音楽にヒジカタ隊長は呆れて音楽を止めるが、その直後、正体不明の飛行物体がコバ隊員の乗るダッシュバードβに急接近してきた。司令室でもその異変を捉えるが、ダッシュバードβは正体不明の飛行物体に撃墜されてしまい通信が途絶えてしまう。
カイトとミズキ隊員は現場へと急行すると、海上で救命用ボートに乗るコバ隊員を発見し、無事救助した。病室へと運ばれたコバ隊員は隊員たちにジェット機のようなものに襲われたと証言した。
カイトがコバ隊員の乗っていたダッシュバードβのブラックボックスを解析すると、墜落間際にコバ隊員の悲鳴に混じり音楽のような音が記録されていることに気付く。一方街ではビルに設置された大型モニターにバッドスキャナーズのミュージックビデオが流れていた。
その街の上空に突如怪獣反応がキャッチされる。猛スピードで飛行するその怪獣は突風を巻き起こしながらついに街へと降り立った。それはコバ隊員が遭遇した飛行物体の超音速怪獣ヘイレンだった。
ヘイレンは火球を吐くと大型モニターを破壊してしまう。その後ヘイレンは上空へと飛び立つ。現場にダッシュバード1で急行したカイトとミズキ隊員はヘイレンを追撃しようとするが、マッハ10以上の速度で飛ぶヘイレンに追いつけず逃げられてしまう。その後、基地では高速飛行するヘイレンの対策に頭を悩ませていると、カイトはパワーブースターを使っている時のエンジン音とバッドスキャナーズのギターの音色がほぼ一致していることに気付く。
ヘイレンはその周波数の音を敵だと思い攻撃してくる習性があった。ヒジカタ隊長はその音を流しヘイレンをおびき寄せ撃退しようと考え、エリーに作戦に適した広い場所をサーチさせる。しかしミズキ隊員は30分後にバッドスキャナーズのデビューコンサートが始まることを思い出す。デビューコンサートが開催されるのは代茂木野外音楽ステージだった。
バッドスキャナーズのメンバーたちはコンサートに向けステージでリハーサルを開始していた。
そこにヒジカタ隊長とカイトとミズキ隊員が駆けつける。ヒジカタ隊長はステージに乗り込みボーカルのYOSHIROWにリハーサルを中止するようが、突然リハーサルを制止されたYOSHIROWと押し問答になってしまう。
そんな中、リハーサルの音を聞きつけたヘイレンが代茂木野外音楽ステージに降り立ってしまう。
コバ隊員とショーン隊員はダッシュバードでヘイレンを攻撃するが、地上でも俊敏な動きを見せるヘイレンに攻撃は全てかわされ、逆にコバ隊員が撃墜されてしまう。コバ隊員の危機にカイトはウルトラマンマックスに変身、コバ隊員を救う。ウルトラマンマックスはヘイレンに立ち向かうが、ヘイレンの高速移動に苦戦してしまう。さらにヘイレンの吐き出す火球によって周囲がどんどん破壊されてしまう。
ウルトラマンマックスはバッドスキャナーズのいるステージをマックスバリヤーで火球から守ると、地上に被害が及ばないよう空中戦を選択する。
しかし、空中戦はヘイレンの得意な戦法であったためさらに苦戦を強いられる。ウルトラマンマックスのピンチにヒジカタ隊長はバッドスキャナーズに再度演奏をするよう求めた。ヒジカタ隊長はバッドスキャナーズの音楽でヘイレンの気を引こうとしていた。
そしてバッドスキャナーズが演奏をはじめると、ヒジカタ隊長の思惑通りヘイレンが音楽に反応する。ウルトラマンマックスはその隙を逃さずマクシウムカノンでヘイレンを撃破した。
その後隊員たちが司令室に戻ると、一足先に帰っていたヒジカタ隊長がバッドスキャナーズの音楽をかけながらエアギターを激しく鳴らしていた。隊員たちにそれを見られてしまったヒジカタ隊長はバツが悪そうだった。
劇中に登場したバッドスキャナーズというバンドですが、これはアクションというグループ名で実際に活動している4人組ヘヴィメタルバンドが演じていて、ボーカルの役名YOSHIROWというのはおそらく実際の活動名である高橋ヨシロウからとったものだと思われます。アクションというバンドは存じませんでしたが、同じ所属事務所には有名な嘉門タツオ(旧芸名・嘉門達夫)がいるようです。もっとも嘉門タツオを知ってる人もだんだん減ってきているでしょうけど・・・。
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2019/11/12 20:58:47