Agent ジンのブログ一覧

６回目となる今回のテーマは

エンジンブレーキ

です。

知ってる人は知っている有名なエコドライブ術ですね。

でも実際どれほど効果があるのかってことが書いてあるサイトはほとんどないですよね。

というわけで、せっかく付けた燃費計、色々と観察してみました。

エンジンブレーキが利いている間は燃料がカットされるので、その間は燃費が良くなるのは当然なので、今回はその後の燃費に着目しました。というわけで指標として利用するのは瞬間燃費ではなく、１分間燃費。直前１分間の燃費がわかります。

まずは通常にフットブレーキのみで停車、もちろん停車後すぐに１分間燃費は下がり始め、すぐに０㎞/lになります。

対してエンジンブレーキをメインブレーキとして停止させた場合。この時走行時の速度にもよりますが、５０㎞/h以上の場合のほとんどで、停車後１分間燃費が下がるどころか逆に上がります。これは燃料カットで空走したためによるものです。一定時間上昇した後下がり始めるので、３０秒前後の停車なら０㎞/lまで下がりません。ちょっとした信号であれば、アイドリング時の燃料分くらいはエンジンブレーキで回収できてしまうというわけです。

写真では１分間燃費が２５㎞/lになっていますが、大きい幹線道路なら停車直後３０㎞/l以上になることもあります。それだけあれば、アイドリング時の燃料だけでなく、次の加速時の燃料も少しではありますがカバーすることができます。ハイブリッドカーでなくてもそれと似たようなことは擬似的に可能なんです。

燃費計があると詳細なデータが目でわかるので色々逆算ができます。今回の結論はエンジンブレーキは（多分皆さんの）想像以上に有効的だということです。

発進時のゆったり加速と違い、簡単で、気軽に、誰にでもできる、エコドライブの基本でありながら、効果もなかなか。これはやらなきゃ“ＭＯＴＴＡＩＮＡＩ”ですよ。マフラー換えてる人は音も楽しめて一石二鳥じゃないですか？？

ちなみにデミオの場合１８００～２０００回転ほどでも燃料カットになるようです。アクセルオフとエンジンブレーキで燃料カットが開始され、その後そのまま空走を９続けると３０㎞/lくらいまで燃料カットが続きます。参考までに。

先日燃費計をつけたことで、環境要因による燃費への影響が詳細にわかるようになりました。

せっかくなので、感覚的なデータではありますが、燃費への各影響を下記に書いてみます。



暖機後の晴天時無風での走行を基準（１００％）とすると

暖機時（水温計マーク点灯時）：－３０％

雨天時（一般道）：－２％

雨天時（高速道路）：－４％

トラック後方時（一般道）：＋１０％

トラック後方時（高速道路）：＋３０％

逆風時（高速道路）：－７％

上記の数字は私の走り方においてのおよそのデータです。

やっぱり暖機運転と空気抵抗は影響が大きいみたいですね。写真は左が通常時（高速道路）で右がトラックの後方時（高速道路）です。右の写真は坂を下り終えた直後なので、１分間燃費が４６㎞/lになっていますが、平坦なところではこの数値がだいたい２５㎞/lくらいになります。通常時では１９㎞/l前後なので、約３０％も向上していることになります。

天候、道路状況は変えようと思ってもどうにもなりませんが

とりあえず参考（？）程度にご覧ください。

久しぶりのこのシリーズ

今回は↓↓第②章↓↓

https://minkara.carview.co.jp/userid/343721/blog/8080721/

で書いた

「空気抵抗」を実際に“目”で確認してみようって企画です。

まずは写真を見てください。高速道路走行中の写真で、左側が通常時、右側がトラックの後ろを走行中の写真です。両方とも同じ日に撮影したもので、速度もそれほど変わりはありません。でもよ～く見るとフロントガラスの雨粒に違いがあるのがわかると思います。

左側は撥水ガラスと空気抵抗（風）により雨粒が上方向に動いています。

対して

右側は撥水ガラスで８０㎞/hも出ているのにもかかわらず、トラックの後ろで空気抵抗（風）が少ないため雨粒が丸くなっていて、上に動いてないのがわかると思います。

そして、最近装着した燃費計、そのモニターでも明らかに違いがあるのが確認できました。数値的には２～３㎞/l（高速道路走行時）の差がありそうです。

まぁいつもいつも適度な速度のトラックが前にいるとは限りませんが、この差は大きいですね。

ちなみに車間距離ですが、一般的なドライバーが普段とっている車間距離で十分効果があります。必要以上に近づくことはありません。必要以上に車間距離を詰めることは極めて危険（安全運転義務違反）ですし、前の車にも迷惑ですので絶対におやめ下さい。

今夜のＮＨＫのニュースの一コマ。

業界全体で取り組めば効果も大きいということで教習会を開いたとか。

その結果、エコドライブしたとしないとでは１リットルあたり８～１４％も差が出たとか。逆に考えると今まではそれだけムダが多かったとも言えますね。

しかし運転次第でこんなに違うんです。一昔前まで販売されていた燃費向上グッズよりもずっと効果的で確実に向上するということですね。ちっちゃな向上グッズ装着して向上させようなんてのはちょっとムシが良すぎるのかもネ。

ちなみにエコタイヤは多少の向上はあるものの、価格と向上率を考えたら今から即履き替えというのも難しいでしょうから、本気で燃料代抑えたければまずはお金を出すより気持ちの入れ替えの方が大切ってことですね。

信号の多い日本の道路は急加速すればするほど燃料ばらまくようなもんです・・・お金持ちにはそんなこと関係ないのかもしれないケド(爆)

ガソリン価格が下がってきたとはいえ、まだ安いとはいえない現状。そこでまだまだ関心の高いエコドライブ。できるだけ低燃費な走りをしたいもの。

そこで

今回のテーマはズバリ４０㎞/h走行。

たいていの車は６０㎞/h前後が最も効率が良いことが多いですが、制限速度の関係や細い農道、混雑した市街地の道路では６０㎞/hで走れないことも多いはずです。

そこで４０㎞/h前後で走ることを想定してみることにします。

慣れないと４０㎞/hは６０㎞/h巡航と違いアクセル踏み込み量が小さい分、スピードメーターやタコメーターの針を安定させるのはちょっと難しいかもしれません。アクセルを踏むというより、ほんの少し足をのせているという感覚がちょうどイイくらいかもしれません。最近少しずつ増え始めたＣＶＴ車なら４０㎞/hならほとんど回さないでも巡航できるはずです。どうせ混雑してて４０㎞/hくらいしか出せないのであれば、慌てて車間距離を詰めるのではなく、余裕をもって安定した巡航をするのがポイントです。低速時にスピード調整がギクシャクしてアクセルを踏んだりはなしたりしてると意外と燃料を消費してしまったりなんてことも。まぁ今回書いた内容は今更言うまでもなく当たり前っちゃ当たり前のことですが、とりあえず無駄に踏み込まないのが基本ってことですね。

ちなみに写真は参考までに。デミオＳＰＯＲＴのＣＶＴだと４０㎞/h巡航なら１０００回転でそこそこお釣りがきます。この状態で巡航できればノロノロ運転でもそれほど燃料を消費しないで走れるはずです。