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Agent ジンのブログ一覧

2021年09月07日 イイね!

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.1‐Hydrangea‐

アジサイ育種プロジェクト2021 vol.1‐Hydrangea‐去年から始動したオリジナルのアジサイを作る計画ですが、去年はまだお試しといった感じで、色々探り探りの作業でした。それでも交配し、播種した中から15株を超える苗を作ることができました。アジサイは播種から1年では開花しないので、まだどんな花になるかはわかりませんが、とりあえずオリジナルアジサイ計画に目星がついたので、今年はヤマアジサイとの交雑も含め交配の組合せを大幅に増やしました。今年は6月3日から交配を開始し、早いものでは8月下旬に結実しました。そして第1弾を8月26日に播種しました。去年の播種第1弾が9月29日だったので、1ヶ月以上早い播種になります。植物によっては高温期に播種すると発芽率が低下するものもあるようですが、アジサイはその辺がどうなのか情報が全くありません。でも年内までにできるだけ大きくさせることができれば、今後の生育に有利なのではないかと考え、8月中に播種してみました。

そして結果はというと、とりあえず発芽はしました。発芽までの日数は約10日でした。9月下旬に播種した時と要した日数はほぼ変わりませんでした。発芽率の方はどうなんでしょうか。まだ発芽してない種もかなりあるようなので、今後あと1週間ほどは様子を見る必要がありそうですが、現時点の様子では、もう少し発芽してもいいかなという感じもします。暑さと発芽率の関係を調べるために、もう少し観察したいと思います。



そして昨日、今日と第2弾、第3弾を播種しました。去年も載せましたが、アジサイの種はかなり小さいので、取り扱いに気を遣います。間違っても風のある日に屋外で播種なんかはできません。定規の目盛りと比べてもその小ささは一目瞭然です。



こちらは第3弾の種です。今年もとりあえず交配の組合せは現時点では非公開としておきますが、今年は特に期待値の高い組合せばかりです。



とはいっても、やはり相手は生き物なので、人間の都合の良いようにはいきません。一線級で活躍するこの道のプロが言うには、商品化できるスペックを持ちあわせた花ができるのは0.5%ほどだとか。まぁ車も格好良さを求める人、速さを求める人、走破性を求める人、コスパを求める人、トータルバランスを求める人など色々いるように、アジサイも評価する人によってその価値は変わります。アジサイもここ20年ほどで飛躍的に改良が進み、華やかな品種がたくさん作られました。でも、それらの多くは、プロの育種家によって、いかに売れるかという商業的価値をベースに選抜されたものが多いのではないかと思います。自分はそのような方々とは立場が違うので、どうせならマニア受けするような玄人好みの花を作りたいという狙いでやっていますが、そのような花ができるかはまだまだわかりません。ただ、一つ言えるのは、自分の交配はプロはまずやらないであろう品種同士を組み合わせて交配しています。なので、その中から一つでも面白いのが出てくれたらといった感じです。まだ見ぬ花を求め、今年も挑戦を続けていきます。途中経過は追ってまた報告します。
Posted at 2021/09/07 20:07:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | アジサイ | 趣味
2021年08月15日 イイね!

アジサイ育種プロジェクト2020 vol.9‐Hydrangea‐

アジサイ育種プロジェクト2020 vol.9‐Hydrangea‐アジサイシーズンが一段落し、少しばかり余裕が出てきました。といわけで、久しぶりにオリジナル品種作りの続編を更新したいと思います。

前回の記事が2月下旬でしたので、約半年ぶりです。さすがに半年も経つとだいぶ成長します。今までは2号プレスラだったのでトレーに入れてすべての苗を紹介できましたが、もう3.5号のスリットポットとなった今はさすがに全集合は1枚には収まりません。なのでメインの写真は12ポットの中から3ポットを抽出して撮影しました。左から「20①D‐5」、「20①D‐8」、「20①D‐10」です。「20①D‐8」は前々から書いていましたが、小さい時から葉が細長かった個体です。何やら成長具合も他と少し違って、やたら上へと伸びていきます。株元から小さな芽が出やすいのも他とは違う性質があるようです。この20①系統はあと1ヶ月半で発芽から1年となります。来年開花するかどうか微妙なサイズですが、来年が楽しみな個体たちです。

そして第2弾として11月中旬に発芽した苗の現在の状況がこちらです。第1弾とは種子親は同じですが、こちらは花粉親が違います。播種のタイミングが1ヶ月半ほどこちらの方が遅いのですが、メイン写真の第1弾の20①系統よりも成長具合が良い気がします。というか、こちらの20②系統は縦に伸びやすいようです。性質的にはより野生のガクアジサイに近い性質なのかなと思います。こちらも来年花を見られるかどうか何とも言えない微妙なサイズではありますが、来年の開花に期待して落葉シーズンまでに少しでも成長させようと思います。



さらに第3弾がこちらです。第3弾はポットに大量に播種したら、ジャングル状態になってしまい、色々と面倒になってしまったこともあり、現在残っているのは下の写真の1ポットのみです。ただこちらは交配はしておらず、自家受粉なので1本残っていれば十分かなという程度です。とはいえ、親種は交配を繰り返したのちに誕生した品種のため、自家受粉とはいえ様々な形質を持ち合わせているのは間違いないのでどんな花が咲くかはわかりません。こちらは「20③‐1」ということで管理しています。



最後に第3弾と同じ日に播種した第4弾の20④系統です。こちらは種子親が八重咲き品種ということもあり結実率が悪く、種が殆どとれなかった交配になります。それでも4本発芽し、その中の2本が生き残りました。種もあまり良い状態ではなかったのか、最初は4本全滅かなと思いながら育てていましたが、強健な親の性質を受け継いでいるようで、瀕死寸前の状態からここまで立派になりました。葉の色や樹勢などは小さい今の段階でも親に似ているのがわかります。ただ、アジサイの八重咲きについては、同じ八重系統同士の交配でない限り、子にいきなり八重の性質が発生することは基本的に無いということがわかっています。花粉親の先々代以前がよくわからないため、こちらは八重になるかどうかはわかりませんが、仮に一重だとしても、これをまた交配させることで孫の代に八重の性質を出させることができます。時間のかかる話ではありますが、これもまた交配の楽しみの一つです。ブラッドスポーツとも言われるサラブレッドのようですね。



というわけで、しばらくほったらかしにしていたブログですが、余裕がある時にはまた更新します。

ちなみに去年は3パターンしか交配しませんでしたが、今年は20以上の組合せで交配をおこないました。早いものはもう少しで採種できそうなものもあります。今年は本腰を入れて交配したので、去年以上に有望な種が控えています。今から播種が楽しみです。
Posted at 2021/08/15 19:02:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | アジサイ | 趣味
2021年05月17日 イイね!

続・種苗法‐Seeds and Seedings Law‐

続・種苗法‐Seeds and Seedings Law‐前回のブログで書いた勝手に写真を使われた件と種苗法違反と思われる件ですが、黒なのは明かですが、一応ラベルはつくのか出品者に質問してみました。

すると、返ってきた答えは手書きのラベルをつけるとのことでした。それはラベルではなく、ただの名札です。この人の手書きの名札がラベルとして認められるはずがありません。



ちなみにこの出品者、他の方から種苗法違反の指摘をされたにもかかわらず、その後も違法出品を繰り返しています。品種登録済みの品種は当然ですが、品種登録申請中の品種も契約無しでの無断販売等は違法となります。今回も「衣純千織」を写真付きで堂々と出していますが、指摘を受けた後に出品してるので、これはもう悪質ですね。もしかすると指摘が単なる嫌がらせと判断したのかもしれませんが、出品する側として、指摘されたら一応確認するのが普通かと思います。下の図は農林水産省の品種登録データベースの抜粋です。



こういう人って指摘されると他の人もやっているとか言い訳するんでしょうけど、それはやっていい理由にはなりませんし、もし作出者が悪質だと判断すれば訴訟をおこされることもあります。メルカリとかも酷いですが、この状況は一体いつまで続くんでしょうかね。自分も今後、第二種兼業農家になる可能性もあるので、この状況は他人事ではありません。

車もルールがわからないやつは乗っちゃいけないのと同じで、植物も種苗法がわからない人は出品しないでほしいですね。知りませんでした、そんな言い訳は通用しませんよ。種苗法を守ってる側として、こんな輩は許せませんね。
Posted at 2021/05/17 21:57:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | アジサイ | 日記
2021年05月04日 イイね!

種苗法‐Seeds and Seedings Law‐

種苗法‐Seeds and Seedings Law‐アジサイのシーズン真っ只中となりました。最近は少しだけ余剰品をヤフオクに出したり、手持ちのアジサイの手入れに追われ、なかなか忙しい日々が続いています。

そんな時に見つけてしまいました。自分が以前みんカラに挙げたエスメラルダの写真を使い、酷い苗を出品しているやつを。

自分も何度かアジサイは出品したことがありますが、こんな粗悪品なんて出したことはありません。



勝手に写真を使われると、いかにも自分が酷い粗悪品を出品しているみたいで、ものすごく腹立たしいです。

しかもこいつ、他にも登録品種をラベル無しで出品しているようです。商品写真にはラベルは無く、ラベル付きとの記載もないですし、明らかに素人が挿し木した粗悪品です。これ、ラベル無しなら完全に種苗法でアウトなやつです。銀河、サニーデイズともに登録品種で、まだ登録期限は切れていません。これらの登録品種を販売するには作出者の許可をもらい、ラベルをつけるのが園芸業界での常識です。





去年は三重県でアジサイの悪質な出品者が種苗法違反で逮捕されました。種苗法違反は場合によっては莫大な損害賠償を請求されることもあり、度が過ぎると知らなかったでは済まされない話になります。

一応自分も最近育種をはじめた人間ですので、悪質な種苗法違反者は見ていて腹が立ちます。花を愛でる心があるならマナーやモラルくらい守れ、そう思いますが、気軽にヤフオクやメルカリでモノを売れる時代になったおかげで結構こういう不届き者がいるのも事実です。品種登録された植物は営利目的での無断増殖は禁止です。勝手に人の写真を使ってるあなたですよ。気付かないと思ったら大間違いです。

こういう不届き者がいるので、ヤフオクで出品する際は、写真にIDの透かしを入れています。出品するなら写真くらい自分で用意しろって思います。他人の写真を勝手に使って種苗法も守らず最低のやつですね。
Posted at 2021/05/04 19:31:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | アジサイ | 趣味
2021年04月08日 イイね!

肥料作り-Fertilizer making-

肥料作り-Fertilizer making-忙しくてしばらく書かずにいたら1ヶ月以上放置してました・・・。

忙しくてもアジサイは続けています。去年からそのアジサイのことを定期的に載せていますが、最近は自作で肥料も作り始めました。野菜とは違い、花木でしかも丈夫なものが多いアジサイですので、そこまで拘らなくても大丈夫ではあるのですが、コスパも考慮して自作肥料も併用することにしました。

まず去年の秋からはじめたのが定番の腐葉土作りです。毎年職場で処理に困った落ち葉が大量に発生するので、それを材料にすることにしました。これで少しは職場のゴミ処理費用にも貢献したことになります。45リットルの袋で60袋以上は持ち帰ったかと思います。それでも全体の1割にもならないくらい職場にはまだ大量の落ち葉が残っていますが、これも少しずつ再利用しようと思います。腐葉土は落ち葉に米ぬかを混ぜ、水をかけてシートで覆って放置、あとは定期手に撹拌してあげるだけです。真冬の寒い時期に作り始めたため、分解のスピードはゆっくりですがしたが何とか完成しました。それではまずは去年の11月の時の様子から載せます。



そしてこちらが4ヶ月後の落ち葉です。もう落ち葉というよりは腐葉土という方がしっくりくる感じになってきました。現在はこれよりもさらに目が細かくなり、実際に用土に混ぜて使えるレベルになりました。掘り返すと小さなミミズもいて、この中で少し繁殖したようでした。



続いては油粕を使った液肥です。市販の液肥は基本的に化学肥料が多いですが、これなら土にも優しい有機肥料の液肥として使えます。油粕が材料なので、窒素が多いタイプの肥料になります。また、油粕は普通に使うと有機肥料ですので緩行性ですが、こちらは液体ですので、効きが早くなるという違いもあります。仕込んだ直後は茶色っぽい色です。



こちらは2週間ほど発酵させると薄い黄色へと変化し、水で希釈して使えるようになります。使う際は水に対してほんのちょっとで十分です。少し入れすぎるとあっという間に肥料焼けが発生しますので要注意です。



もう一つ液体のものといえば、えひめAIです。厳密には肥料というよりも活力剤に近いでしょうか。こちらは定番中の定番なので、作り方などは割愛します。ボトルで作ってこちらも1~2週間で使用できるようになります。こちらはイースト菌を使うので、作りはじめからすぐに発酵がはじまり、底からどんどん泡が発生します。当然ですが、発酵中はフタはのせておくだけです。えひめAIは希釈して土壌灌水にも使えますが、葉面散布で使用しています。



そしてぼかし肥料も作ってみました。これも定番ですね。米ぬかと納豆と甘酒を使いました。3つの材料と水を混ぜるだけのこちらもお手軽肥料です。





さらに業界誌で近年話題になっているタンニン鉄も作ってみました。こちらも簡単にできますが、意外と効果があるとか。まぁ、効果が無くても材料費はほぼタダみたいなもんなので、やってみる価値はあるかなと思い試してみました。比較実験はしていないので、実際効果はどうなのかはわかりませんが、何となく良さそうな感じがするのは気持ちの問題でしょうか。



この他にもリン酸の葉面散布用液肥や甘酒をベースにした活力剤も作りましたが、こちらは写真を撮っていなかったのでこちらも省略しますが、やはり液体モノは即効性がある気がします。今後はこれらも活用しながらオリジナルアジサイを育てていく予定です。
Posted at 2021/04/08 21:06:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | アジサイ | 日記

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