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2013年11月18日 イイね!

ホンダ・アコードハイブリッド試乗レポート

ホンダ・アコードハイブリッド試乗レポート









~ホンダの新たなハイブリッドの刺客~

今回はホンダの新世代ハイブリッドシステムを搭載するアコードハイブリッドに試乗しました。レジェンド、インスパイアの廃止により、実質ホンダのフラッグシップセダンとなったアコードハイブリッドは、従来のホンダのハイブリッドシステムではなく、完全に新しいシステムを導入しています。大きなセダンボディでありながら非常に低燃費で、高級車にふさわしい性能を手に入れたアコードハイブリッドについてレポートしていきます。

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◆試乗車情報◆

車種:ホンダ・アコードハイブリッド
グレード:EX
排気量:2000cc
ミッション:2モーター
車両重量:1630㎏

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◆エクステリアデザイン◆

今回試乗したのは2つあるグレードのうちEXと呼ばれる上級グレードです。ただし、衝突軽減ブレーキなどの安全装備の有無による差異で、エクステリアはほぼ同じデザインになっています。“ほぼ”というのは、厳密には上級グレードは衝突軽減ブレーキなどの安全装備のために、フロントエンブレム内にレーダーが搭載されているため、エンブレム部分に若干違いがあります。そしてフロントマスクには、ホンダのハイブリッドカーらしくクリアブルーレンズがデザインされたフロントグリルが真ん中に鎮座しています。四角形の片側2灯式のLEDロービームやLEDポジションランプなど、ヘッドライトも先進性を感じさせるものとなっています。先進性を感じさせるフロントデザインに対し、リアは残念ながら先進性や個性の感じられない平凡なものというのが感想です。もう少しフロントのような手の込んだデザインや形状を個人的には望みます。平凡になりやすいセダンタイプだからこそ、デザインには隅々まで力を入れてほしいところです。また、高級セダンとはいえ、似たようなカラーばかり5色というカラーバリエーションも残念な部分。原色系カラーとは言わないものの、オデッセイのようなダーク系のワインレッドやネイビーブルーなど、もう少しお洒落感があるといいのではないかと思います。そういう意味ではオジサン色の強いセダンになってしまっています。また、“反り”と“削ぎ”をテーマにデザインされたという全体的なボディラインですが、実物を見ても正直そこまでのインパクトは感じることができませんでした。典型的なセダンの域に収まってしまっている印象です。新たなハイブリッドシステムを積んだ以上、もっと先進性の感じられるダイナミックなボディラインにしてもよかったのではないかと思いました。なお、試乗した車両はプレミアムスパークルブラックパールという

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◆インテリアデザイン◆


インテリアですが、こちらは非常に先進性の高いデザインになっています。特に、中心にあるナビからシフトにかけてのセンターインパネ部は、ナビとオーディオ操作部が別々に分かれており、その間にエアコンの操作スイッチがある複雑なつくりとなっています。この辺りは賛否両論わかれるデザインですが、デザインとしては高いレベルといえます。しかしながら、アコードハイブリッドのユーザー層を考えた場合、50代以上の男性がメインターゲットになると思われますが、そうなってくると、この複雑な操作部が逆に使いづらいものになる可能性があります。各所に点在する木目調パネルも明るすぎず暗すぎず、茶木目と黒木目の中間のような色合いで、風合いがあります。ソフトパッドの内張りも広範囲に使われていて、触れても高級感を感じることのできる車内になっています。ただし、こうなってくると残念なのがメーター部。先進性は感じられるものの、ブルーやグリーンを多用した高級感の無いメーターで、この部分だけ浮いている印象があります。その点を除けば高いレベルでまとめられたインテリアといえます。

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◆動力性能◆

このアコードハイブリッド、従来のハイブリッドカーとは全く違うシステムを積む車になっています。エンジンは基本的に動力を伝えるものではなく、発電機として使用します。エンジンを回して発電したエネルギーでモーターを駆動させ、それをタイヤへと伝える新しいホンダのハイブリッドシステムです。その実力ですが、エンジンを動力源とする通常の車とは違い、どの速度域からも変わらない加速力があります。しかし最大トルク31.3kgf・mという数値ほどのものは感じません。それでも街乗りでは十分すぎるシームレスでパワフルな加速は体感できます。敏捷性や瞬発力といったタイプではなく、パワフル、トルクフルというタイプの走りがアコードハイブリッドの特徴です。

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◆ステアリング・足回り◆

ステアリングはやや軽めで、特段印象に残るものではありません。運転しているという感覚は希薄です。足回りも普通で、硬いか柔らかいかと言われれば柔らかいかなという程度で、ややロールのあるセダンとしては普通の仕上がりです。高級感という意味ではもう少し吸い付くような足の方がこの車には似合うイメージです。

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◆居住性・静粛性◆

居住性は特大サイズのボディということで、ゆったり感のある車内になっています。シートは大きめで、しっかりとしたやや硬めのものとなっています。そのため、小柄な人にはあまりホールド感が感じられません。この辺りもユーザー層を考えたつくりということなのでしょう。逆に大柄な人にはしっくりくるシートになっていると思います。静粛性ですが、こちらは車格を考えると残念ながらまだ改善の余地があると言わざるえないレベルです。発電機として使用しているエンジンの音と、モーターのうなる音が車内に入ってきます。どちらの音も心地よい音ではなく、モーターの音は、電気自動車などでも感じられるモーター特有の耳障りな周波数の音です。フロントガラスは遮音ガラス採用とのことですが、そのような臭い物にフタをするような改善策ではなく、モーターそのもの、根本的な部分を改善してほしいと思います。

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◆総評◆

ホンダの新しいハイブリッドシステムを搭載する第1弾として登場したアコードハイブリッドですが、高級セダンとしては十分合格点を与えられる車になっています。また、プレミアムな車格を誇りながら、非常に低燃費で高い環境性能を達成している点も好感が持てます。しかしながら、高級車まで格上げされたアコードゆえに、オーディオレス仕様が選べないのが難点。オーディオ性能などに凝る人には逆に扱いにくい仕様となっています。ただこのクラスのセダンを選ぶ人は純正ナビを選ぶ人も多いので、それほど気にするものでもないのかもしれません。一定以上の年齢層から支持されるセダンというのが新しいアコードです。

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◆5段階評価◆

エクステリア:★★
インテリア:★★★★
動力性能:★★★★
足回り:★★
静粛性:★★
コストパフォーマンス:★★★
Posted at 2013/11/18 20:10:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗レポート | クルマ

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