昨日俳優の石黒英雄さんが所属事務所を退所したというニュースが飛び込んできました。石黒さんは栃木県出身の俳優で、ウルトラマンオーブでは主演のクレナイガイを演じた俳優です。私の現在のHNのモデルともなっているクレナイガイ役の俳優です。バラエティ番組では極度の潔癖症だと打ち明け、イシグロードなる言葉もファンの間では有名です。ウルトラセブンの主人公モロボシダンが自分を風来坊と称していたことから、そのオマージュで、クレナイガイも風来坊という肩書きを持っています。ダークブラウンのレザージャケットに中折れハットがトレードマークで、どこからか颯爽と現れる姿はまさに風来坊という名がピッタリです。私の足あとメッセージの風来坊もそのオマージュです。今年レザージャケットを2着買い、ファッションも少しばかり寄せてみました。石黒さんは芸能界を引退するわけではなさそうですが、まだ今後の所属事務所は決まっておらず、役柄同様、現在は風来坊ということのようです。今後の動向に注目です。
今日はそんな風来坊が初登場した2016年7月9日放送のウルトラマンオーブ第1話「夕陽の風来坊」を紹介します。
この第1話でクレナイガイは証明写真ボックスの中で変身するのですが、これがまた円谷マニアにはなるほど、と思わせてくれるエピソードになっています。あまり知られていませんが、証明写真ボックスを発明したのは何を隠そう、ウルトラマンを生んだ特撮の神様である円谷英二氏なのです。円谷英二氏の発明した証明写真ボックスの中で変身するとはなかなか魅せてくれますね。ではクレナイガイが初めて地上波に登場した「夕陽の風来坊」のエピソード紹介です。
ある日の東京上空、突然竜巻群が発生した。SSPのナオミ、ジェッタ、シンはSNS上で竜巻群が発生した時謎の鳥を見たという書き込みがいくつも投稿されているのを確認、スクープになるかもしれないと調査に出かける。その頃運送会社の冷凍車の中から不思議な楽器の音が聞こえてくる。不審に思った運転手がトラックを止め、積み荷を確認すると、中からクレナイガイが出てきた。-20℃の中で5時間も冷凍車の中に入っていたことに驚く運転手をよそに、ガイは世話になったと言い残しその場を去って行く。
ナオミたちが河川敷で調査をしていると、ナオミの叔父でビートル隊の隊長でもある渋川一徹が現れ勝手なことをすると注意する。ナオミたちもビートル隊の調査は遅いと食い下がるが、その時そこにガイが現れる。ガイは悪魔の風が来るから早く逃げろとナオミたちに警告するとそのままどこかへ消えてしまう。
するとシンの持っていた機器が異常な数値を示し、竜巻が発生する。ナオミ、ジェッタ、シンは渋川を置き去りにしてSSP-7に乗り込み竜巻の方へと向かっていく。するとどこから現れたのかフロントガラスにガイが顔を出し、またしても早く逃げろと宣告する。しかしSSP-7のルーフにしがみついたガイとともに車両は竜巻に巻き込まれ上空へと舞い上がってしまう。そしてナオミたちの前に風の魔王獣マガバッサーが出現、ガイはルーフから飛び降りるとウルトラマンオーブへと変身、マガバッサーを空中で投げ飛ばすとマガバッサーはどこかへと消える。そしてウルトラマンオーブは竜巻の渦から放り出され地上へと落下するSSP-7をキャッチ、3人を救った。ナオミたちが気がつくと、ウルトラマンオーブの姿は既になかった。3人はアパートへと戻る。そしてシンがインターネットでマガバッサーという妖怪が太平風土記に載っていることがわかった。3人は翌日調査を再開するが、街は平穏だった。何も起こらず退屈しているジェッタとシンはナオミにコーヒーの買い出しに行かせる。文句を言いながら買い出しに行くナオミ。そしてナオミがコーヒーを買って戻ろうとした時、目の前を歩いていた不気味な男にぶつかってその男にコーヒーをかけてしまう。ナオミは謝りクリーニング代を渡そうとすると、突然雷鳴が鳴る。すると男はナオミに「嵐は退屈な世界から心を解き放ってくれますから」と言い不気味な笑みを浮かべると、稲光が走り、一瞬でナオミの前から姿を消してしまう。男の正体は無幻魔人ジャグラスジャグラーだった。
まだ男の正体を知らなかったナオミは不思議に思いながらもジェッタとシンの元へと戻る。しかし周囲に複数の巨大な竜巻が発生、ナオミは竜巻に飲み込まれてしまう。上空へと飛ばされるナオミの前にまたしてもガイが現れ、ナオミを抱えたまま地上へと降りピンチを救う。するとガイの前にマガバッサーが出現。ガイは近くで避難指示をしていた渋川にナオミを預けると、証明写真のボックスへと入り、ウルトラマンオーブへと変身する。
マガバッサーの巨大な翼と強靱な爪の威力に苦戦するウルトラマンオーブは形勢逆転を狙いスペリオン光輪を放つが、マガバッサーは上空へと飛び立ちそれを回避、ウルトラマンオーブは高速移動しスペリオン光輪をキャッチし、再度マガバッサーに向かって投げつける。
するとスペリオン光輪はマガバッサーの翼に直撃、その隙にマガバッサーを捕まえ地上へと落下させる。しかしそこで活動時間が残り1分を切り、カラータイマーが鳴り始める。ウルトラマンオーブはマガバッサーにスペリオン光線を発射、光線の直撃を受けたマガバッサーは大爆発を起こし倒された。ウルトラマンオーブからガイの姿に戻ると、ガイはマガバッサーの破片からウルトラマンメビウスのウルトラフュージョンカードを入手した。そして急いで証明写真ボックスへと戻る。するとガイがウルトラマンオーブへと変身する一部始終が証明写真として焼かれプリントアウトされて出てきた。そこにナオミとジェッタ、シンが駆けつける。ガイは慌ててその証明写真をポケットに隠す。ナオミがガイに助けられた際にガイが落としたオーブニカを手渡しお礼を言うと、ガイはそれを受け取り去って行く。ジェッタがガイを呼び止めると「どうせ地球は丸いんだ、またそのうちどっかで会えるだろう」と言い残し、オーブニカを吹きながら夕陽に向かって去って行った。
ちなみに
ナオミの叔父でビートル隊隊長の渋川一徹を演じるのはあの柳沢慎吾です。シリーズを通して所々に彼のキャラが出てきます。昭和シリーズでは彼のようなキャラクターが防衛隊役はあり得なかったでしょうけど、イマドキのウルトラシリーズなら何でもアリですね。ちなみに柳沢慎吾はウルトラシリーズに関わるのは実はこれが初めてではありません。海外作品であるウルトラマングレートの防衛チームUMAのチャールズ隊員の日本語吹き替えを過去にやっていました。この時も彼にしかできないユーモアたっぷりの吹き替えで面白さ満載でした。彼のキャラはいつの時代も不変ですね。
Posted at 2018/05/02 20:24:57 | |
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