
秋の味覚、松茸を買ってきました。もちろんセレブではないので中国産です。もちろん国産ではないので味や香りに期待などしていません。秋になった気分を体感できればそれでいいのです。それに楽しみ方は人それぞれ、自分は味や香りも好きですが、松茸の絶妙な食感が好きなので、それなら中国産でもちょっとは楽しめます。次は栃木県民だけが好んで食べるチタケを見かけたら買ってこようと思います。
今日は松茸の記事にちなんで、キノコがモチーフになった珍しい怪獣マシュラの登場する回を紹介します。マシュラが登場するのは1973年11月2日放送ウルトラマンタロウ第31話「あぶない!嘘つき毒きのこ」です。マシュラは団地の給水塔や浄水場の水に毒素を入れてキノコ人間を大量増殖させようとするも、ウルトラマンタロウによって阻止され、最後は弱点である熱を浴びせられ乾燥してしまい干からびて倒されました。マシュラが干からびた所の周りには大量の松茸が生えてきたという最後は有難いオマケ付きでした。それではストーリー紹介です。
ある日東京の真ん中に突然巨大なキノコが発生、ZATは緊急出動した。隊員たちがスカイホエールでミサイルを撃ち込んだり、薬品で撃退しようとするも、巨大キノコの勢いは全く衰えることなく、逆に薬品を吸収、それをさらに強い毒薬へと変化させ周囲にまき散らし始めた。
そして光太郎の乗るコンドルもその毒薬を浴びてしまい、光太郎はウルトラマンタロウへと変身した。ウルトラマンタロウは巨大キノコをタロウファイヤーですぐさま焼却、飛び去って行った。
しかし完全に焼き払われたと思われたキノコだったが、小さなキノコが一つだけ残されていたことに誰も気づかなかった。健一のクラスメイトだった大介は苦手な理科のテストで80点を取り、先生に褒められ喜びながら帰宅した。しかしその日は母親がパートの残業で遅くなると書置きが残されていて、せっかく褒めてもらえると思っていた大介はいじけてしまう。公園で一人肩を落とす大介の元に通りかかった南原隊員と光太郎は大介を励ました。そして光太郎は家で一人つまらなく過ごす大介に植物トランシーバーを貸してあげた。植物トランシーバーは植物と会話できるという翻訳機だった。
大介はその植物トランシーバーを持って近くの植物と会話を楽しみはじめたが、その時、足元にあったキノコが植物トランシーバーを通して大介に話しかけてきた。キノコは干からびて死にそうだと訴え、水をくれと大介に頼んできた。

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大介は急いでキノコに水を与えた。するとキノコは元気を取り戻し、お礼に自分を食べて良いと大介に話しかけてきたが、大介は毒キノコかと疑いそれを断った。
その時大介を見た3人の中学生が大介に絡んできた。そして突然レコード聞きたいから大介の家のステレオを貸せと言いがかりをつけ迫ってきた。大介は仕方なく部屋のステレオを貸すことになってしまう。
約束の時間になり、大介がもう帰るよう3人に言うと、3人は大介の植物トランシーバーを奪い取り、帰ってほしければキノコを食べろと迫った。そのキノコは大介の足元にあったキノコだった。
大介は3人に言われた通りキノコをかじると、キノコ人間になってしまい、それを見た3人は慌ててその場から逃げて行った。
大介にとりついたキノコは水のある場所に行くよう大介に暗示を掛け、大介は言われるがまま夜の街へと彷徨い、そのまま行方不明になってしまった。その後光太郎と南原隊員は突然行方不明になってしまった大介を探していた。そこへ3人の中学生が通りかかった。その3人は大介の部屋でステレオを借りていた3人だった。そしてそのうちの一人が植物トランシーバーを持っていたことに気づいた光太郎は3人を呼び止め、植物トランシーバーをどこで手に入れたのか、そして大介がどこにいるのかと問い詰めた。すると3人は大介が勝手にキノコを食べてキノコになってしまったと言い訳をし、植物トランシーバーを光太郎に返すと逃げて行ってしまった。
大介がキノコになってしまったということを聞いた光太郎は、植物トランシーバーでキノコ人間になってしまった大介と交信を試みると、狙い通り大介と交信することに成功、光太郎は大介にどこにいるのかと尋ねると、大介は暗くてどこにいるかわからないが、水の音がすると答えた。
大介が生きていることを大介の両親に報告しようと光太郎と南原隊員は団地へと急ぐが、団地の人たちはすでにみなその時キノコ人間へとなってしまっていた。大介がキノコに操られ団地の給水塔に入り込み、その際給水タンクの水に毒素のシャンピーヌプワゾンを仕込ませたことにより、その水を飲んだ団地の人間全員がキノコ人間と化してしまっていた。光太郎からそれを聞いた隊員たちは団地に急行、給水塔を破壊しようとするが、給水塔の水を吸いエネルギーを充填したキノコがキノコ怪獣マシュラとなって出現してしまう。
ZATはマシュラを攻撃しはじめるが、マシュラは口からシャンピーヌプワゾンを含んだ毒水で応戦、その毒水に侵された光太郎以外の隊員たちもキノコ人間になってしまう。光太郎は一人でマシュラに立ち向かう。森山隊員もコンドルで応援に駆け付けるが、マシュラは暴れ続け、目から怪光線を発射、キノコ人間になってしまった人たちを浄水場へと誘導しはじめた。マシュラはキノコ人間を浄水場へ誘導し、浄水場の水を毒素で汚染しようとしていた。そのことに気づいた光太郎はキノコ人間になってしまった人たちを止めようとするが、マシュラに操られたキノコ人間たちに返り討ちに遭ってしまう。
危機が迫る浄水場を見た光太郎はウルトラマンタロウへと変身、マシュラと戦いはじめる。
ウルトラマンタロウはキングブレスレットでキノコ人間の毒素を取り除くと、マシュラは怒り反撃に出るが、最後はウルトラマンタロウに投げ飛ばされ、ドライヤー光線で水分を飛ばされ干からびてしまった。
マシュラが倒され、キノコ人間になった人たちも無事元の姿へ戻ることができた。そして干からびたマシュラの周りからはたくさんの松茸が生え、基地に戻った隊員たちは森山隊員の作った松茸ご飯を食べていた。
ちなみにマシュラじゃマッシュルームの方がモチーフとして良かったのではと思い、逆に松茸は英語で何というのか調べてみると、松茸はマツタケマッシュルームと言うそうです。確かに海外では松茸の匂いは好まれないようで、日本人好みの食材ということを考えると納得です。一応マッシュルームは1922年に日本でも栽培に成功しているとのことなので、ウルトラマンタロウ放送時の1973年にもマッシュルームは日本にも既に広まっていました。今回調べた結果、意外とマッシュルームの歴史が古いというのがわかりました。
Posted at 2018/09/05 20:03:04 | |
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