
先週の土曜日、大平ぶどう団地にぶどうを買いにいきました。
目的は久々の黄玉(おうぎょく)です。落果しやすく流通にもあまり向かない黄玉はなかなか作り手もいなく、売っているところも殆どありませんが、甘さは抜群で、青ぶどうの中でも特に強い香りを持つ品種です。味の濃さなら青ぶどうの中でも1、2を争うくらいのインパクトのあるぶどうです。にもかかわらず、皮を剥く必要があるのと、種もあるせいなのか、お値段はシャインマスカットのおよそ半額のお値打ち価格なんです。まさに知る人ぞ知るぶどうです。目的は黄玉でしたが、行ったついでということで、少しだけ巨峰のぶどう狩りも楽しんできました。品種によって全く味や香りが違い、それぞれ食べ比べを楽しめるというのがぶどうの魅力ですね。
幻の青い果実、黄玉を堪能できたので、今回はウルトラマンネクサスのオープニング曲で初めて「青い果実」が使われた回とその翌週の回を紹介します。2番目のデュナミスト姫矢准から3番目のデュナミスト千樹憐へと光が受け継がれ、新たなクールがはじまったのに合わせてオープニング曲も「英雄」から「青い果実」へと変更されました。その新たなクールへと移ったのが第26話の「憐-ザ・サード-」です。新たな主役憐と、その憐を監視する瑞生の登場も増え、ウルトラマンネクサスはこの26話以降の終盤が個人的には好きでした。仕事のできそうなスーツ姿の瑞生ですが、たまにドジをしたり、次第に憐への想いを強めていくのがウルトラマンネクサスの終盤の見どころの一つになっています。それでは2005年4月2日放送の26話「憐-ザ・サード-」とその翌々週4月16日放送の27話「祈り-プレーヤー-」のストーリーを紹介します。
アメリカのダラスから東京へとやってきた千樹憐。憐はTLT北米本部配下の極秘組織「アカデミー」の「プロメテウス・プロジェクト」によって、優秀な遺伝子の優秀な部分だけを組み合わせて造られた遺伝子から誕生したハイブリッド新生児だった。しかし遺伝子操作によって生まれた憐には長く生きられない遺伝子欠陥があったため、もう長くは生きられないと悟っていた。そんな憐は自分を悲観するようになり、最期は誰も知らない場所で死のうとアメリカのダラスを離れ日本へとやってきた。そして放浪していたところを遊園地のレストランでマスターをしていた針巣に声を掛けてもらい、遊園地で住み込みのアルバイトをすることになった。憐が来て1ヶ月ほど経ったある日、アルバイトの同僚尾白が生物の追試の勉強をしていたが、問題の意味がわからず悩んでいると、それを見た憐はあっという間に難しいアミノ酸の塩基配列の理解し説明してしまう。驚いた尾白は憐に何者なんだと聞く。そしてそろそろ親に遊園地で働いていることを知らせた方がいいのではないかと話すが、遺伝子操作で生まれた親のいない憐は、親はDNAだと言ってその質問をはぐらかした。
尾白は憐に夢や希望は無いのかと聞くが、憐は夢は無いと答え、望みは遊園地に来る人たちに幸せな時間を過ごしてもらうことで、自分はそれを見ていたと話した。その様子を遠くから監視する黒い人影があった。憐はその影を感じ取っていた。
その後仕事に戻った憐がいつものように売店で仕事をしていると、女性客2人がバンニップについて話していた。憐はその女性客2人にバンニップとは何なのかと尋ねると、2人は人間を食べてしまう怪物のことだと教えてくれた。世間ではこのところ続いていた謎の失踪事件はバンニップによるものだという噂が広まっていた。
仕事が終わった憐は休憩室でついていたテレビで落雷事故のニュースを目にする。その中継現場は憐が以前夢で見た場所と全く同じ景色だった。憐は何かに駆られるようにその現場へと向かった。そして事故現場に到着した憐は、そこで落雷事故とされた事件は実際は落雷ではなく、ビーストによる襲撃事件だったことを感じ取る。そしてビーストの襲撃だけでなく、ナイトレーダーの迎撃、メモリーポリスによって事件の目撃者が記憶を消去される現場まで感じ取った。憐が事件現場でその映像を脳裏で感じ取っている様子を遠くから見つめる女がいた。その女こそ事件の目撃者の記憶を消去していたメモリーポリスの野々宮瑞生だった。
その夜、再びビーストが出現する。それを受けナイトレイダーはスクランブルする。それと同時に憐は石櫃の幻覚を見る。それはかつて姫矢がウルトラマンネクサスの力を手にした時に見たものと同じだった。
憐はその幻覚の中でウルトラマンネクサスに遭遇、ウルトラマンとしての力を手に入れ3人目のデュナミストとなった。
一方ナイトレーダーはビーストグランテラに攻撃するが、硬い殻で覆われたグランテラには全く効果がなく打つ手がなくなっていた。そこに姫矢から光を受け継いだ憐が変身したウルトラマンネクサスがグランテラの前に立ちはだかる。ウルトラマンネクサスはジュネッスブルーへとスタイルチェンジしフェーズシフトウエーブでメタフィールドを発動、その中でグランテラと戦いはじめる。
そして翌々週の「祈り-プレーヤー-」へと続く。
新たに光を受け継ぎ3人目のデュナミストとなった憐はウルトラマンネクサスに変身。ナイトレーダーはウルトラマンネクサスの動向を確認するため、メタフィールドへ突入する。メタフィールドではジュネッスブルーへとスタイルチェンジしたウルトラマンネクサスがグランテラと戦っていた。
憐の変身したウルトラマンネクサスは俊敏性に優れ、機敏な動きでグランテラを翻弄するが、グランテラの頭部から発射された光弾に被弾、援護した弧門隊員のチェスターδもグランテラに狙われるが、そのチェスターδをかばったウルトラマンネクサスはさらに被弾してしまう。
ピンチに追い込まれたウルトラマンネクサスだったが、その時上空にダークフィールドが現れ、グランテラはそのダークフィールドに吸い込まれるように消えていった。
その後、弧門隊員はウルトラマンネクサスが消えた辺りに急行、そこで憐を見かける。弧門隊員は憐が姫矢から光を受け継いだのではと考えた。弧門隊員は憐を尾行、憐が遊園地の控室へと入っていくのを目撃すると、弧門隊員はその控室へと入っていった。
しかし中で隠れていた憐に後ろから捕まえられてしまう。憐は以前自分を監視していた黒い人影が弧門隊員だと勘違いし、弧門隊員を羽交い絞めにするが、急に気を失ってしまう。
弧門隊員は元レスキュー隊員だった経験を生かし、憐を介抱した。その甲斐もあって憐は意識を取り戻し元気になった。そして弧門隊員は控室をあとにする。
一方メモリーポリスの松永管理官は沙耶に憐の監視を瑞生にさせるよう指示した。それを受け、沙耶は瑞生に憐の監視をするよう命じた。
沙耶は松永管理官に憐は何者なのかと尋ねるが、松永管理官は憐について何も語らなかった。
基地に戻ったナイトレーダー。そこで凪隊員は和倉隊長になぜデュナミストの捜索をしなかったのかと詰め寄るが、和倉隊長はデュナミストの捜索はナイトレーダーの任務ではないと凪隊員を諭した。凪隊員は弧門隊員にデュナミストと遭遇しなかったかと詰め寄るが、弧門隊員は見つからなかったと言って憐の存在を隠した。その後弧門隊員は憐のアルバイト仲間である尾白から憐がアメリカのダラスから来たことを聞く。
基地へと戻った弧門隊員は憐の情報をTLTのネットワークから検索したが、憐の情報は全てシークレット扱いになっていてパスワードが無ければ開くことができないようになっていた。そしてその情報はグループP.Pという謎のグループが管理していることがわかった。
その頃メモリーポリスの瑞生は指示通り憐の監視をはじめていた。しかし監視中、自分と同じく憐を監視する謎の黒い人影を発見する。自分の他にも監視者がいることを不審に思った瑞生はその黒い人影を追いかけようとするも見失ってしまう。しかしその様子を憐に見られてしまい、逆に無邪気な憐に声を掛けられてしまい、憐から逃げようとするも逆に付きまとわれてしまう。慌てて遊園地内を逃げる瑞生は、動転のあまり憐を見失ってしまう。
瑞生は途方に暮れベンチに座っていると、そこにまたしても憐が現れる。しかも憐は瑞生の名前を知っていた。憐は以前にビーストの出現した事件現場で瑞生がその目撃者の記憶を消去していることを感じ取っていたため、瑞生の正体を知っていた。しかし何気なく瑞生にそのことを話してしまい、それを聞いた瑞生は驚いて逃げて行ってしまう。
一方ナイトレーダーの作戦室ではホログラムの吉良沢がグランテラを消し去ったダークフィールドについて隊員たちに説明していた。吉良沢によると、そのダークフィールドは溝呂木が変身した黒いウルトラマンであるダークメフィストが作り出すものとは別種のもので、アンノウンハンドという新たな敵が作り出したものであると解説した。
弧門隊員は吉良沢にグループP.Pとは何なのかと聞くが、吉良沢は何も答えず消えてしまう。
指令室に戻った吉良沢は自身と同じプロメテの子である憐が3番目のデュナミストであると憶測した。その時吉良沢の前に憐の幻影が現れた。それは2年半ぶりの再会だった。
この続きは翌週の「再会-リユニオン-」へと続いていきます。
姫矢の変身したウルトラマンネクサスジュネッシュは赤い体色だったのに対し、憐の変身するジュネッシュブルーは青い体色をしています。どちらにもいえることですが、
ウルトラマンネクサスのエッジの効いたシルエットは非常に独特で賛否両論あると思いますが、個人的にはデザインは全ウルトラ戦士の中でもトップクラスだと思います。ウルトラマンらしさという観点ではオーソドックスな昭和の方がらしさはありますが、カッコよさならウルトラマンネクサスが1番かなと思います。次点でウルトラマンヒカリやウルトラマンレオあたりですかね。ストーリーや登場人物まで含めて総合的にみると断トツでウルトラマンティガが一番だと思いますけどね。
ちなみに先日アップしたウルトラマン80の
「エアポート危機一髪!」でウルトラシリーズに初出演した俳優堀内正美はこのウルトラマンネクサスでメモリーポリスの松永管理官として準レギュラー出演しています。ウルトラマン80では野崎教頭の身内の変キャラ大学教授役でしたが、ウルトラマンネクサスでは冷徹非情な役を演じました。

Posted at 2018/09/13 20:54:21 | |
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