
先日字光式ナンバーの記事を見かけました。自分もCR-Zから現在のハリアーまで3台続けて字光式ナンバーを装着していますが、装着理由は単なる見た目の問題であって、ドレスアップ以外の何者でもありません。照明器具だけで2~3万円ということを考えると、車好きの単なる嗜好品と言ってもいいくらいかもしれません。自分の個人的なイメージは昔のヤンキーがクラウンやセルシオ、マークⅡなどに好んでつけている割合が多いパーツというイメージです。おそらく同じようなイメージを持たれている人も多いのではないかと想像しますが、
字光式ナンバーの本来の目的はナンバーについた雪を溶かすことだそうです。となると、LEDの字光式ナンバーはそれほど発熱もしないため、LEDタイプの本来の目的はドレスアップといってもあながち間違いではなさそうですね。様々なメーカーから販売され値段もピンキリとはいえ、有名メーカーの販売数が月20~30個ということは、字光式ナンバーはやはり絶滅危惧種ですね。照明器具の価格が高いこと、車にコダワリを持った人の減少、明るいLEDナンバー灯の出現などが減少の理由なんですかね。これからはナンバー部分の融雪よりも、カメラやレーダーなどの安全装置部分の融雪なんていう需要の方が高くなっていくかもしれませんね。
字光式ナンバーの本来の役割が雪や霜を落とす目的ということでしたので、今日は1973年1月26日放送のウルトラマンA第43話「冬の怪奇シリーズ怪談雪男の叫び!」を紹介します。この回は吹雪超獣フブギララによってウルトラマンAが凍り付けにされそうになり大ピンチをむかえますが、ボディスパークで全身を発光させ、その熱で体についた雪を溶かし大逆転するという結末です。光る色こを緑ではなく白ですが、まさに字光式ナンバーのような技でした。それではストーリー紹介に移ります。
北斗は休暇を使い、ダンとダンの姉香代子と塩沢にスキーを楽しんでいた。そこに村の人たちがやってきて、毛皮を着たこじきの男を見なかったと訪ねてきた。その毛皮の男は村の山奥に住み着き、冬になると里に下りてきて悪さをするため、村人たちが捜索をしていた。しかし北斗たちはその男を見てはいなかった。
村人たちが探していた毛皮の男はスキー場の上の方で自分を追ってくる村人たちの様子を伺っていた。そして村に天罰が下るようにと呪術を唱え始める。すると、それに応えるかのように突然猛吹雪がスキー場を襲い、毛皮の男も巻き込まれて吹き飛ばされてしまう。
突然の猛吹雪に北斗たちは山小屋へと避難した。山小屋ではラジオが流れ、塩沢の天気は無風で快晴と伝えていた。そこに一人の村人が慌てて駆け込んできた。その村人は外で全身毛に覆われた巨大な生物を見たと伝えた。北斗は念のためにTAC本部の美川隊員に塩沢付近を警戒するように伝えた。北斗の連絡を受け美川隊員は塩沢付近のレーダーをチェックするが、特に異常は見られなかった。
北斗が連絡を取り終えると、先ほどまでの猛吹雪が嘘だったかのように晴れだした。村人と北斗が山小屋から出ると、そこには巨大な足跡があった。そこにいた村の猟師2人はその足跡の主を見つけると言い出し、銃を持ってその足跡を追おうとする。北斗は危険だと忠告するが、猟師たちは銃があるから大丈夫だと告げ、北斗の忠告に耳を貸さず行ってしまう。
香代子は足跡を写真に撮り、写真屋に向かい、北斗とダンは猟師のあとを追った。猟師たちは足跡を追って雪山を奥へ奥へと進んでいくが、途中で足跡が途絶えてしまった。すると、突然巨大な雪男のような生物が現れ、猛吹雪が発生、猟師たちは猛吹雪に巻き込まれてしまう。そこに北斗とダンが駆けつける。猟師は北斗に雪男が出たことを伝えた。
北斗はすぐに本部に連絡をとった。それを受け、吉村隊員が塩沢の雪雲を解析すると、雲のエネルギー量が異常にに大きいことが判明した。
TACは塩沢へと飛んだ。北斗とダンは猟師2人を山小屋へと運び、猟師をダンに預け、雪男の正体を探るべく1人雪山へと調査に出て行った。北斗は周辺の家を1軒ずつ当たるが、どの家の住人も凍り付けにされてしまっていた。北斗はそのことを塩沢のホテルに到着した竜隊長たちに報告、雪男の正体は超獣に違いないと説明、吉村隊員もそれに賛同した。そして翌朝TACは雪山へと向かい、超獣が潜伏していると思われる場所に先制攻撃を仕掛ける。
すると雪の塊から姿を現したのは雪男ではなく、北斗の予想通り、吹雪超獣フブギララだった。フブギララの正体は獅子座第三惑星の生命体が毛皮の男に憑依して、自分のいた第三惑星と地球を同じ環境にして侵略しようと企む超獣だった。フブギララはTACの攻撃をものともせず、TACを撤退に追い込んだ。反撃されホテルへと戻ったTACに対し、避難していたスキー客たちが激怒、TACが戻ってきたらホテルが超獣に狙われると隊員たちに怒号を浴びせた。それを受け、竜隊長はフブギララからホテルを守るため、再びホテルを出て、フブギララを遠ざける作戦へと出た。
しかしTACがホテルを出た直後、それを狙ってフブギララはホテルに猛吹雪を直撃させ、ダンや香代子、避難していたスキー客らを凍り付けにしてしまう。ホテルが猛吹雪に襲われていることに気付いた隊員たちは急いでホテルへと戻るが、ホテル内は吹雪によって酷い状態になっていた。
TACはフブギララを倒すべくスペースとファルコンで飛んだ。しかしスペースとファルコンの攻撃も全く歯が立たず、竜隊長はフブギララに突進、激突寸前に脱出する特攻作戦をとることを決断する。ファルコンが激突してもフブギララは暴れ続け、スペースもフブギララに突進していく。
スペースに搭乗していた北斗は同乗していた吉村隊員を先に脱出させ、激突の瞬間にウルトラマンAへと変身した。怪力の持ち主であるフブギララはウルトラマンAと全く互角の戦いを繰り広げる。そしてフブギララはウルトラマンAのアロー光線、パンチレーザーを吸収すると、ショック光波で反撃、さらに冷凍ガスでウルトラマンAを凍り付けにしようとする。
冷凍ガスで凍らされる寸前、絶体絶命のピンチに追い込まれたウルトラマンAはボディスパークで体の霜を瞬時に溶かし、その直後にバーチカルギロチンでフブギララを真っ二つに切断しフブギララを撃退した。
フブギララが倒されると、取り込まれていた毛皮の男がフブギララの中から飛び出した。凍らされていた人々も無事元の状態へと戻り、事件は解決した。
フブギララは吹雪超獣の他にも雪男超獣の異名もあり、その名の通り、未確認生物の一つとされているイエティがデザインのモチーフになっています。
Posted at 2019/02/19 20:35:40 | |
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