
先日ようやくタイヤをノーマルタイヤに戻してきました。スタッドレスとはタイヤサイズも違うため乗り味はかなり変わりました。明らかにドッシリした感じが戻ってきました。それとともにロードノイズも格段に増えました。幅245の扁平率が35というサイズが大きいロードノイズの原因なんだと思いますが、逆にスタッドレスタイヤの静粛性が割と高かったとも感じます。この冬は昨シーズンのような大雪は降らなかったため、本領発揮には至りませんでしたが、凍結路面にはやや弱い面も感じました。一応パーツレビューに載せましたので、ご参考までに。
今回はスタッドレスということで、冷凍怪獣の別名を持つマーゴドンが登場する回を紹介します。そのマーゴドンが登場するのが1981年3月25日放送のウルトラマン80第50話「あっ!キリンも象も氷になった!!」です。ウルトラマン80の最終回にあたる回です。最終回でこんなふざけたタイトルがつけられているのは後にも先にもこれしかありません。さらに最終回なのにウルトラマン80と怪獣は戦わず、防衛チームのUGMの力だけで怪獣を倒すという異色の最終回になっています。地球は人類の手で守り抜くということは他の様々なウルトラ作品でも度々話題にあがる防衛チームの永遠のテーマのようなものではありますが、まさかのウルトラマン80では最終回でそれを本当にやってのけてしまいました。しかも新開発の強力な武器などではなく、液体窒素で怪獣を凍らせて巨大な鉄球で破壊するといういたって原始的なやり方で。ストーリーとしてはこういう最終回もアリだとは思いますが、最終回としては全く子どもウケはしない内容になってしまいました。それが原因ではないとは思いますが、この後、16年間、日本制作のウルトラシリーズは作られることはありませんでした。それでは異色の最終回「あっ!キリンも象も氷になった!!」のストーリーを紹介します。
九州の南原市に突然謎の冷気が発生、春の街は一瞬にして凍り付いてしまった。動物園では像やキリンも凍ってしまっていた。
UGMでは対策会議が開かれたが、気象班の小坂でも原因は特定できなかった。それでもイケダ隊員とフジモリ隊員はUGMがいるから大丈夫だと軽口を叩いていると、オオヤマ隊長に一喝されてしまう。オオヤマ隊長は「はたしてこれまで怪獣を倒してきたのは我々だったのだろうか」と意味深な発言をし、矢的をジッと見つめると本部を出て行った。同じ頃、南原市では冷凍怪獣マーゴドンが出現した。マーゴドンは冷凍ガススティファフロワーを吐きながら周囲を凍らせ、建物に突進、街を破壊していた。
緊急出動要請を受けUGMは南原市へと飛んだ。シルバーガルとスカイハイヤーで南原市に到着した隊員たちは攻撃を開始するが、マーゴドンはミサイル攻撃を受けると、その熱エネルギーを全て吸収してしまった。それを見たオオヤマ隊長は垂直降下をしながらマーゴドンを攻撃することを隊員たちに命令した。オオヤマ隊長と同乗していた矢的はそれは危険だと忠告する。するとオオヤマ隊長は「人間にはできないというのか?」と言葉を返し、自ら着陸、マーゴドンを攻撃しはじめる。
しかしマーゴドンはオオヤマ隊長と矢的の乗るスカイハイヤーに向かってきた。マーゴドンを避けるため、オオヤマ隊長は緊急離陸しようとするが、地表が凍っていたためスリップしてうまく離陸できなかった。それでも間一髪マーゴドンを回避すると、作戦を練り直すため隊員たちに一旦基地へともどるよう指示した。UGMの調査によってマーゴドンは熱エネルギーを吸収する宇宙怪獣で、このままでは太陽系が破滅してしまう可能性があると判明した。オオヤマ隊長はマーゴドンが最後にして最大の怪獣だと告げ、そのマーゴドンに勝てばUGMは無敵だと隊員たちにゲキを飛ばす。しかしイケダ隊員と広報班のセラは空気を読まずウルトラマン80に頼ろうとする発言をしてしまう。その言葉にオオヤマ隊長は激怒、「もうウルトラマン80は現れない」と2人を一喝した後、矢的に視線を送った。そしてオオヤマ隊長は矢的を見つめたまま「80の助けはいらない、断固として80の力を借りないで怪獣をやっつける」と言い放った。その後、UGMは老朽化したビルを壊す際に使用する巨大な鉄球をヒントに、硬くてもろいマーゴドンに巨大な鉄球をぶつけるジャイアントボール作戦を実行することを決め、すぐさまイトウチーフとイケダ隊員とフジモリ隊員がシルバーガルとスカイハイヤーで出撃した。
しかし鉄球をマーゴドンに直撃させようとした寸前、マーゴドンはスティファフロワーを噴射、それによって鉄球をぶらさげていた鎖が切れてしまい、シルバーガルが墜落してしまう。
オオヤマ隊長と矢的、星は基地のモニターからそれを見ていた。隊員たちにピンチにオオヤマ隊長も出動することを決心する。矢的と星もオオヤマ隊長の目を盗み、先に出動しようと基地から出て行く。しかしそれに気付いたオオヤマ隊長が2人の後を追う。
外に出た矢的はウルトラマン80に変身しようとブライトスティックを取り出すが、そこにオオヤマ隊長が追いつき、矢的と星を呼び止めた。そしてオオヤマ隊長は矢的に「これまでウルトラマン80には随分助けられた。これまでのお礼を言うよ、ウルトラマン80」と告げた。オオヤマ隊長は自分とイトウチーフが矢的の正体に気付いてしまったことを告白した。そして宇宙人であるウルトラマン80を頼ることに悔しさを感じていたことも話した。それを聞いた矢的は地球人も宇宙人だとオオヤマ隊長に言うが、オオヤマ隊長はウルトラマン80がウルトラの星に戻らなければならない事情があることも知ってしまったと告げた。さらに前のプラズマ、マイナズマとの戦いでウルトラマン80が傷を負ってしまったことにも触れ、矢的にもうウルトラマン80には変身するなと言い残しマーゴドンのもとへ出撃していってしまった。
オオヤマ隊長はシルバーガルで現地に到着すると、金属球の鎖をキャッチしフジモリ隊員のスカイハイヤーとともに再び作戦を開始する。
しかし今度はフジモリ隊員のスカイハイヤーが燃料切れを起こして下降しはじめる。
そんなオオヤマ隊長とフジモリ隊員の窮地に突然赤いジェット機が参上、墜落しそうになったフジモリ隊員をキャッチし、スカイハイヤーに空中給油した。
赤いジェット機に乗っていたのはUGMのオーストラリアゾーンに異動になっていたタジマ隊員とハラダ隊員だった。
タジマ隊員とハラダ隊員は赤いジェット機からマーゴドンに冷凍液を投下、それによってマーゴドンは凍り付き、そこにピンチを脱したオオヤマ隊長とフジモリ隊員の2機が金属球をマーゴドンに衝突させると、マーゴドンは粉々に粉砕され倒された。
その後基地へと帰還した隊員たちを矢的と星が出迎えにいった。そしてタジマ隊員とハラダ隊員もあわせ全隊員で本部へと戻ると、そこにはガルタン大王によって殉職したはずの城野隊員の姿があった。それは城野隊員の死をいつまでも忘れられずにいた隊員たちのためにセラと小坂が科学班に頼んで作ってもらった城野隊員そっくりのアンドロイドだった。
アンドロイドの城野隊員を見て一同が和んでいるところに、オオヤマ隊長が矢的の肩に手を置き「いよいよお別れだなウルトラマン80」と切り出す。オオヤマ隊長とイトウチーフ以外そのことを知らない隊員たちは驚きを隠せなかった。そして本部では矢的と星のお別れパーティーが開催された。オオヤマ隊長は改めて隊員たちにウルトラマン80がウルトラの星に帰らなければならない事情ができたことを説明し、自分もまだまだウルトラマン80に地球にいてほしかったと名残惜しさも見せた。
そして矢的と星は地球での最後の日を満喫した後、それぞれ砂浜でウルトラマン80とユリアンに変身し、ウルトラの星へと帰っていった。
ウルトラマンと怪獣の戦闘シーンのない最終回としては地味な内容でしたが、途中降板していたタジマ隊員とハラダ隊員も応援に駆けつけ、さらには石田えり演じる城野隊員も第43話
「ウルトラの星から飛んで来た女戦士」で殉職というかたちで降板していましたが、この最終回ではアンドロイドという形で登場し、キャストだけは豪華なメンバーとなりました。
パーツレビュー:ICE ASIMMETRICO
https://minkara.carview.co.jp/userid/343721/car/2541061/9786710/parts.aspx
Posted at 2019/03/27 19:45:31 | |
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