
前回は大平ぶどう団地で購入した黄甘を紹介しましたが、今回紹介するのは赤ぶどうのクイーンニーナです。青ぶどうで一世を風靡したシャインマスカットに対し、こちらは今後、甲斐路に代わり赤ぶどうの定番品種になるのではないかと思います。皮は剥かなくてはなりませんが、とにかく糖度が高く味が濃い、そして食感も絶妙、そこにきて黒ぶどうと違い赤ぶどうならではの爽やかさも兼ね備えた至極の逸品です。似たような見た目で少し色の薄いゴルビーという赤ぶどうもありますが、それと比べても格段に美味しいぶどうです。赤ぶどうでは毎年初セリで破格の値段がつき、今年は1房120万円という金額で競り落とされたルビーロマンと比べても遜色のない食味です。クイーンニーナの名は安芸津20号と安芸クイーンの交配によって誕生した品種で、登録前の系統名である安芸津27号の27と親種である安芸津クイーンを文字ってクイーンニーナと命名されました。シャインマスカットくらいの金額でルビーロマンに匹敵する美味しさなので、見かけたら買わずにはいられませんね。
今日はクイーンニーナということで、氷の美女ニーナが登場する回を紹介します。ニーナが登場するのは2005年10月22日に放送されたウルトラマンマックス第17話「氷の美女」です。パッと見はウルトラマンレオの「北の果てに女神を見た!」に登場するニケの女神と重なるような感じがありますが、ニケの女神は友好的な宇宙人だったのに対し、ニーナは人間の消去を目的とした宇宙人でした。もっとも破壊と殺戮を繰り返す人間を失敗作だと主張するニーナの言い分は100%間違ってるとは言い切れない部分もありますが・・・。それではそのニーナが登場する「氷の美女」のストーリーを紹介していきます。
南極大陸で巨大な地震が発生、それによりクレパスが生じた。そしてそのクレパスから人間らしき遺体が発見された。その遺体が発見された氷層は10万年以上前とされる部分だった。しかしその遺体は非常に綺麗な状態を保っていて、発見者によってニーナと名付けられた。しかし10万年前に人類が南極に到達した事実は無く、ニーナはエイリアンの可能性も否定できないとしてUDFによって調査されることとなった。そしてその遺体はベースタイタンへと移送された。
その後、ヨシナガ教授がニーナの髪のDNAを解析したところ、人類と同じ構造であることが判明した。DASHの隊員たちもベースタイタン内で-50℃で冷凍保管されたニーナの様子を見に行った。コバ隊員とショーン隊員とカイトはニーナの美貌に感心していた。その様子にミズキ隊員は呆れていた。そんな中、南極海の海底に怪獣が出現、タスマニア島に向かって北上していた。タスマニア島への上陸を危惧したUDFオーストラリア支部は海中の怪獣に向かってミサイルを撃ち込んだ。ミサイルの直撃を受けた怪獣は撃退された。
怪獣とニーナの関連性を疑ったミズキ隊員はカイトとともにニーナが保管されている部屋へと向かった。そこにコバ隊員とショーン隊員も入ってくるが、ニーナには特段の異変はなかった。
しかしその後もオーストラリアで地震が海底地震が頻発、その震源は徐々に北上していることがわかった。ヒジカタ隊長はその震源の5時間後の予想区域をエリーに計算するよう指示、その結果、5時間後には赤道直下まで北上することが判明した。ヒジカタ隊長は赤道直下の予想地点に出動することを決めた。DASHが赤道直下の予想地点に到着すると、その海底に怪獣が出現する。エリーの分析によるとその怪獣は以前に南極海の海底に現れた怪獣と同じであることが判明した。DASHは海底の怪獣に向かってミサイルを撃ち込む。
ミサイルを受けた怪獣はダメージを受け、コバ隊員が最後のとどめを刺そうとする。その時、ベースタイタンで冷凍保管されていたニーナの心電図波形が動き出した。そしてニーナはコバ隊員に謎のテレパシーを送信、その影響で茫然となったコバ隊員のダッシュバードは墜落寸前になるが、ギリギリのところで意識を取り戻したコバ隊員は墜落を回避する。しかしその間に怪獣は海底へと潜ってしまった。
ベースタイタンへと戻った隊員たちは決定機を逃したコバ隊員を責めた。ヒジカタ隊長はそんな隊員たちをなだめ、震源地の動線から怪獣は東京へ向かっていると警告した。ミズキ隊員は怪獣はニーナを目指して移動しているのではと予測した。その後、ベースタイタンの通路をコバ隊員が歩いていると、ニーナがテレパシーを使いコバ隊員を呼び寄せる。コバ隊員がニーナの保管されている部屋へと駆け付けると、ニーナの心電図の波形が動き出す。そして冷凍庫の扉が開き氷の美女ニーナが復活、コバ隊員に歩み寄る。ニーナは茫然と立ち尽くすコバ隊員の頬に手を当てると、コバ隊員の遺伝子から人類の記憶を読み取った。その直後、コバ隊員は気絶して倒れてしまう。
ニーナは部屋を出ていくと、ダッシュアルファに乗り込みベースタイタンを脱出した。
そして怪獣もニーナを目指すかのように相模湾に出現、ニーナのダッシュアルファも怪獣の方へと向かっていた。
状況を把握したヒジカタ隊長は隊員たちを出動させた。コバ隊員がいないことに気付いたカイトはニーナの保管されていた部屋へと向かった。するとそこで倒れているコバ隊員を発見する。カイトによってコバ隊員はメディカルセンターへと運ばれた。そして怪獣は出撃したDASHによって倒された。しかしそこに現れたニーナが怪獣にエネルギーを送ると怪獣はパワーアップして復活してしまう。怪獣はニーナが操る宇宙古代怪獣エラーガだった。
メディカルセンターのベッドで目を覚ましたコバ隊員はダッシュドゥカでニーナの元へと急行する。
復活したエラーガは市街地へと侵攻、ビルの屋上に取り残された子どもに向かっていく。それに気付いたカイトは子どもの救助へと向かう。コバ隊員も海岸沿いに立つニーナを発見、背後からダッシュライザーの銃口を向けた。するとニーナはコバ隊員に昔のことを語りだす。「あなたたち人類に、この美しい地球を任せたのは間違いでした。10万年前、私たちはあなたたち人類に考える力、物を作る力を与えました。でもあなたたちはその力を、破壊と殺し合いばかりに使ってきました。あなたたちは失敗作です。」と告げた。コバ隊員はそれは違うと否定するが、ニーナはエラーガを使い、全人類を消去し、新しい人類を作ると通告した。そしてダッシュライザーを向けるコバ隊員に、あなたには自分を撃つことはできないと笑みを浮かべた。
一方ビルの屋上から子どもを避難させたカイトはウルトラマンマックスに変身しエラーガに立ち向かう。しかしニーナによってパワーアップされたエラーガにはウルトラマンマックスの攻撃は通用しなかった。
コバ隊員はニーナを撃つことができず、ダッシュライザーを構えたまま立ち尽くしていたが、ウルトラマンマックスのピンチを目の当たりにし、ついに引き金を引いた。ニーナが倒れると、エラーガは弱体化する。その隙にウルトラマンマックスはマクシウムソードでエラーガの角を切断し、立て続けに放ったギャラクシーカノンでエラーガを撃破した。
撃たれたニーナは絶命間際、コバ隊員に笑みを残しながら消えていった。
その後、ニーナは人間に近いDNAを持ったエイリアンだった可能性が高いことが判明した。しかしカイトは人間の方がニーナに近いのではとコバ隊員に告げた。そんなカイトにコバ隊員は「俺たちは失敗作なのかなぁ。」と尋ねる。それに対しカイトは「いくらでもやり直せばいい。間違いを認めてまたやり直す、それしかないさ。それに、俺は人類が失敗作だなんて思わない。」と励ました。
カイトの最後のセリフは現代社会において無くなりかけている寛容さが感じられますが、現実は間違いを認めてやり直せるものとそうではないものがあるのも事実です。みんカラなのでニーナの言葉を借りて車の話題で締めくくるとしたら、この夏煽り運転のニュースで登場したガラケー女と危険人物たちはとんだ失敗作ですね。失敗は成功のもとというコトワザがありますが、失敗作の代表としてメディアを賑わせてくれた危険人物を有効活用して、今後少しでも失敗作が生み出されないよう法整備と警察の対応強化を期待したいところです。
Posted at 2019/09/28 23:32:53 | |
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