
前回に続き今回も桜とハリアーの写真をアップしました。今回アップしたのは夕暮れ時に撮影した写真です。夕陽に照らされパールホワイトの色合いが少し赤みを帯びています。個人的にパールホワイトは夕陽に照らされている時が一番好きです。角度によっては夕陽の色が映り込み薄ら茜色に染まったり、またある角度によっては夕陽を反射し黄金色の反射光で輝いたりします。何色にも染まることのできる白ならではの特性ですね。今日アップしたのは夕暮れ時に撮影した写真の中でも特に夕陽が風合いが綺麗に出たものを選んでアップしてみました。
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「夕映えの桜とハリアー」
夕陽の似合うウルトラマンと言えばウルトラファンであればウルトラマンジャックということで異論はないと思いますが、ウルトラマンジャックは次回に紹介するので、今回はウルトラマンタイガからストーリーを紹介します。とはいえ、ウルトラマンジャックのオマージュとなっているウルトラマンタイガの第10話「夕映えの戦士」です。2019年9月7日に放送されたこの「夕映えの戦士」にはかつてウルトラマンジャックを倒したことのある暗殺宇宙人ナックル星人とその用心棒であるブラックキングが登場します。残忍で極悪非道のイメージの強いナックル星人ですが、この回では全く違うイメージで登場します。大抵平成シリーズ以降にキャラ変して登場した宇宙人は昭和シリーズを知る人間には受け入れにくい設定になることが多かったのですが、今回のナックル星人は本家のイメージとは違えど、これはこれで良かったと個人的には思える設定でした。しかもナックル星人の人間体を演じたのはウルトラマンネクサスでナイトレーダーの和倉隊長を演じた石橋保というのも嬉しい演出です。放送当時は酷評されたウルトラマンネクサスでしたが、こうして再び新しいシリーズで活躍の場が見られるのはファンにとっては嬉しいですね。それではストーリー紹介に移ります。
ヒロユキは依頼人を守ろうとして無関係の店のガラスを大量に割ってしまったことでカナに怒られてしまう。その日の夕方、ヒロユキは気落ちして広場のベンチでうなだれていた。するとそこにヒロユキと交流のある小田という男が現れる。小田は落ち込むヒロユキに自分の描いた1枚の風景画を見せた。小田はその風景画に満足がいかず毎日色を塗り替えていた。小田は何度も塗り直しながら自分なりの答えを探していた。小田は自分の風景画とヒロユキを重ね、失敗しても何度も何度もやり直せばいいと励ました。
その後、市役所からE.G.I.Sに地鳴りの調査をしてほしいという依頼が入り、ヒロユキはホマレとともに現場へと向かう。同じ頃、小田の倉庫に桐崎が現れる。そこには黒い巨大な卵が置かれていた。桐崎は小田が地球人ではなく、かつて用心棒怪獣ブラックキングとともに宇宙にその名をはせた暗殺宇宙人ナックル星人であることを見抜いていた。桐崎は小田の心の奥にある光の巨人と再び戦いたいという願いを叶えに来たと告げる。小田はそれを否定するが、小田のスケッチブックにはブラックキングとともに光の巨人と戦う絵が描かれていた。桐崎は小田の心の弱みに付け入るように迫り、小田を動揺させていく。
その直後、ホマレとヒロユキは探査機を頼りに小田の倉庫へと辿り着く。倉庫周辺では怪獣の唸り声が響いていた。しかしホマレとヒロユキが倉庫内に突入した時には中には誰もいなかった。そして唸り声も次第に消えていった。ホマレとヒロユキはE.G.I.Sの事務所へと戻るが、ピリカが倉庫入口の監視カメラに映る怪しい男の姿を発見する。それは小田の姿だった。
監視カメラの映像を見たヒロユキは事情を聞くため小田に会うため倉庫を訪れた。ヒロユキは小田から事情を聞き出そうとするが、小田にあしらわれてしまう。そして小田はヒロユキを無視してその場をあとにしようとするが、ヒロユキは小田の腕を掴みしつこく迫る。
すると怒った小田はもの凄い力でヒロユキを吹き飛ばした。その時、一瞬小田の姿がナックル星人の姿へと変わった。
ウルトラマンタイガもヒロユキに小田は人間ではないと語りかける。ナックル星人である小田もヒロユキと同化するウルトラマンタイガの声を聞いてしまう。そしてウルトラマンタイガの声を聞いた小田の心が動き出す。それに呼応するかのように倉庫内のブラックキングの卵も活性化していく。その様子を眺めていた桐崎はウルトラマントレギアへと姿を変えると倉庫の前に現れ周囲を破壊していく。
ヒロユキは小田に逃げるように言うと、ウルトラマントレギアの方に向かって走り出し、ウルトラマンタイガへと変身した。しかしそれはウルトラマントレギアが仕組んだ罠だった。ウルトラマンタイガを目の当たりにした小田は、ウルトラマンタイガを見たことで、心の奥にしまい込んでいた光の巨人と戦いたいという本来の欲望が覚醒してしまう。そしてそれにより、ついに卵に封印していたブラックキングが解き放たれてしまう。小田はブラックキングを制止させようとするが、暴走したブラックキングはウルトラマンタイガに突進していく。
ブラックキングが解き放たれ、目的を達成したウルトラマントレギアは小田に後は任せたよと告げ姿を消してしまう。
ウルトラマンタイガはブラックキングのパワーに圧倒されると、ヒロユキはウルトラマンタイタスに変化しブラックキングに対抗する。すると形勢は逆転し、ブラックキングはウルトラマンタイタスのエレクトロバスターで倒されてしまう。
その後、ヒロユキは元の姿へと戻るが、そこを小田に目撃されてしまう。そして小田はヒロユキに自分がナックル星人であることを打ち明け、かつて多くの命を奪ってきたこと、「夕映えの戦士」と呼ばれそれを誇りに思っていたことを告白した。しかし小田はある時、夕焼けの中光の巨人と戦い敗北、それ以来自分をむなしく思い戦うことから身を引いていた。それでも小田の心の奥には再び光の巨人と戦いたいという気持ちが残っていた。小田はその気持ちを押し殺して生きていた。小田から全てを聞かされたヒロユキは、小田の本当の姿を受け入れられず小田にその話しを否定してくれと訴えるが、小田は無言で去って行ってしまった。
それからほどなくしてヒロユキの元に小田から手紙が届いた。そこには「ヒロユキくん、今まで本当にありがとう。今日、、俺は全てを掛けて戦う。だから頼む、俺とウルトラマンとして全力で戦ってほしい。」と書かれていた。ヒロユキは急いで広場のベンチへと向かった。そこには小田が変身した巨大なナックル星人が立ちはだかっていた。ヒロユキは何故自分と戦わなくてはいけないのかと小田であるナックル星人に必死に訴えるが、ナックル星人はその言葉を無視するかのように街を破壊しはじめる。
ヒロユキは仕方なくウルトラマンタイガへと変身した。そして夕焼けの街並みを背景にナックル星人との戦いがはじまった。桐崎はベンチでその様子を高笑いしながら眺めていた。
ウルトラマンタイガはファングウェイブでナックル星人の動きを封じ、ヒロユキは今ならまだ間に合うと最後の説得を試みる。しかし本性を取り戻してしまったナックル星人にその言葉は届くことはなかった。ウルトラマンタイガは仕方なくフォトンアースへと変化する。ナックル星人は夕陽を背に立つウルトラマンタイガにかつて戦った光の巨人の姿を重ね合わせた。
その直後、ウルトラマンタイガはオーラムストリウムを放った。ナックル星人も命を掛け最後の光線を発射するが、オーラムストリウムの威力に負け、大爆発の末絶命した。
戦いを終え元の姿に戻ったヒロユキは、ベンチに座り笑みを浮かべる小田の幻影を見ながら何が正解だったのかと自問自答していた。
次回も夕暮れ時の写真をアップし、ストーリー紹介は最も夕陽の似合うウルトラマンである帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャックのストーリーを紹介します。
Posted at 2020/04/13 20:08:18 | |
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