
今日は1年間放置していた燃費記録をようやく更新しました。NAのハリアーですのでリッター当たりせいぜい13~15㎞を行ったり来たりといった数字ですけど。まぁ燃費をどうこう言う車でもありませんし、まぁこんなもんでしょう。この車は燃費で節約するのではなく、最後の売却時でその経済効果を発揮してもらう車ですからね。
燃費記録の更新ということで、今日はガソリンスタンドといえばコレというのを紹介します。現在の30代以上の世代には懐かしいウルトラマンゼアスです。出光のイメージキャラクターとして有名なウルトラマンゼアスは、他のウルトラマンとは違って地上波放送などはなく、映画として劇場版が2本制作されただけでした。そのキャッチコピーも「TVじゃ見れない、新しいウルトラマン!」でした。完全にネタモノとして作り出されたウルトラマンで、映画に登場する俳優陣もとんねるずの石橋貴明や木梨憲武、そして主演はとんねるずのマネージャー関口正晴、他にもデーブ大久保や鹿賀丈史など通常のウルトラマンとは一味違ったキャスト陣になりました。初代ウルトラマンの科学特捜隊メンバーも友情出演していて、そこも見どころになっています。劇場版は1996年に公開された「ウルトラマンゼアス」と1997年に公開された「ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影」の2作がありますが、今回は1作目の「ウルトラマンゼアス」のストーリーを紹介します。
広場ではウルトラマン生誕30周年を祝うイベントが開催され、金でできたウルトラマン像の除幕式がおこなわれていた。しかし突然会場を巨大な揺れが襲い、ウルトラマン像が地中へと引きずり込まれてしまった。
事件後、出光ガソリンスタンドに扮した超宇宙防衛機構Mydoに不審な黒い車が現れる。その車に乗っていたのは慢性ガス過多症宇宙人ベンゼン星人である悪神亜久馬という男だった。Mydoの見習い隊員であり、ウルトラマンゼアスでもある勝人がその車を出迎えるが、悪神亜久馬は給油が終わると汚れた紙幣と大量のタバコの吸い殻を撒き散らして走り去っていった。
一方、京都の金閣寺では写真家が撮影をしようとしていると、突然金閣寺の金が溶け出し真っ黒になってしまう事件が発生、また、本栖湖ではボートで釣りをしていた釣り人の目の前で巨大な渦巻きが発生、本栖湖の水が完全に干上がってしまう怪現象が発生した。
各地で発生する怪現象の調査のため、Mydoは見習い隊員である勝人を残しスカイフィッシュで出動した。
スカイフィッシュが本栖湖上空に到着すると、既にそこには多くの報道局のヘリコプターがいた。
そこに怪しげな黒いヘリコプターが現れる。乗っていたのはまたしても悪神亜久馬だった。悪神亜久馬はスカイフィッシュを偵察するとその場から去って行った。
しかし岩場を飛行中の悪神亜久馬はウルトラマンゼアスに遭遇してしまい、慌ててその場から姿をくらました。ウルトラ戦士として未熟なウルトラマンゼアスは、岩場で一人光線技の特訓に励んでいた。
一方スカイフィッシュで出撃したMydoの隊員たちは巨大な岩の塊に洞窟を発見、スカイフィッシュでその中へと突き進んでいく。そこはウルトラマン像消失ポイントや金閣寺、本栖湖などの怪現象が発生した地域と繋がっている不思議な場所だった。
その洞窟の奥で隊員たちは吸金爆獣コッテンポッペに遭遇、スカイフィッシュで攻撃するも、反撃に遭いMydo基地に帰還することになってしまう。そしてMydo基地に再び黒い車が給油に訪れる。勝人が接客しようと近づくと、車内から悪神亜久馬が降りてきて、勝人の手を握り真っ黒に汚してしまう。
潔癖症の勝人は慌てて洗面所へと駆け込んだ。この時悪神亜久馬は勝人がウルトラマンゼアスであることを見破った。透隊員は勝人が極度の潔癖症であることに対し、度が過ぎるのは良くないと苦言を呈し、「ちょっとの汚れくらい平気な男の人が好きです。」と告げた。
その後、Mydoは世界各国で頻発する怪現象の共通点を調査し、全ての怪現象に金が関係していることを突き止めた。
しかしその最中、日本銀行に保管してある金が溶け出し、地下へと吸い込まれてしまう事件が発生してしまう。
大河内隊長は超高性能AIミドリを使い、コッテンポッペの弱点が火と太陽だという情報を知る。
コッテンポッペの弱点を知った大河内隊長は勝人をMydo基地に残し、再びスカイフィッシュで出撃した。
そしてレーダーで地下に潜伏するコッテンポッペを捉えると、その近くに餌となる金を置き、地上へと誘き出す作戦に出るが、想定よりもかなり早くコッテンポッペが出現してしまい、隊員たちは慌ててスカイフィッシュへと戻ることになってしまう。
コッテンポッペは金に誘われるかのように近づいていき、その隙に隊員たちはコッテンポッペの周りを火で囲む作戦を実行する。しかし超高性能AIミドリの情報に反し、コッテンポッペは全くひるまず、それどころか火を吸い込み、その火をスカイフィッシュに向け吐き出した。
火を浴びたスカイフィッシュはあっという間に撃墜されてしまい、またしてもMydo基地へと撤退を余儀なくされてしまう。Mydo基地に残っていた勝人は、負傷し苛立つ小中井副隊長と岩村隊員に呑気に掃除でもしてただけなんだろうと馬鹿にされてしまう。
透隊員は勝人を夕陽の見える丘へと呼び出し、得意のフルートで勝人を元気づけ、スカイフィッシュに乗ってみないかと誘う。
そして透隊員とともに勝人は初めてスカイフィッシュで空へと飛んだ。すると上空で勝人がベンゼン星人とコッテンポッペを発見し、2人は着陸してその様子を伺うことにした。
ベンゼン星人はコッテンポッペが食べた金から金エネルギーを吸収していた。しかしベンゼン星人の目的がまだわかっていないため、2人はひとまずその様子を確認するだけに留めMydo基地へと戻った。
そこにまたしても黒い車に乗った悪神亜久馬が現れる。悪神亜久馬は車で大河内隊長と小中井副隊長を追い回すが、怪力の岩村隊員が体を張って車を停止させる。
すると運転席から悪神亜久馬が降りてくる。透隊員が悪神亜久馬の前に立ちはだかるが、悪神亜久馬は透隊員の顔に掴みかかり、勝人がそれを制止させる。
しかし勝人は悪神亜久馬に軽々と持ち上げられ投げ飛ばされてしまう。さらに勝人は悪神亜久馬に顔を真っ黒に汚され気絶してしまう。その隙に悪神亜久馬は車に乗り込み走り去ってしまう。
その後、透隊員は丘の上で子どもたちと一緒にフルートを奏でていると暗雲が立ちこめ、駆けつけた大河内隊長や勝人の前で暗雲の中に吸い込まれていってしまう。
Mydo基地へと戻った大河内隊長は超高性能AIミドリからベンゼン星人の目的を聞かされる。ベンゼン星人の狙いは、地球のマントル内部に眠る莫大な金エネルギーを吸い取るため、地球を大爆発させることだった。ベンゼン星人は体全体が強力な爆弾であるコッテンポッペにウルトラマンゼアスがスペシュッシュラ光線を撃ち込むことで地球を吹き飛ばし地球に眠る金エネルギーを吸収しようとしていた。
ベンゼン星人の計画を知った大河内隊長はそのことをウルトラマンゼアスに知らせなくてはと慌てるが、透隊員の声に奮起した勝人がピカリブラッシャーでウルトラマンゼアスに変身し、ベンゼン星人に捕らわれた透隊員と子どもたちを助けるため一足先にコッテンポッペの元へと向かってしまう。
大河内隊長も小中井副隊長と岩村隊員を連れ急いでスカイフラッシャーであとを追う。ベンゼン星人は透隊員と子どもたちの前にコッペンポッペを出現させ、岩場の陰からウルトラマンゼアスが現れるのを待ち伏せていた。
そこにベンゼン星人の思惑通りウルトラマンゼアスが駆けつける。ウルトラマンゼアスはスペシュッシュラ光線を撃とうと構えるが、そこに間一髪大河内隊長たちのスカイフィッシュが到着し、スペシュッシュラ光線を撃ってはいけないとウルトラマンゼアスにメッセージを送る。
それに気付いたウルトラマンゼアスはスペシュッシュラ光線を撃つのをやめるが、計画を阻止され怒ったベンゼン星人はコッテンポッペを操りスカイフィッシュを撃墜させる。
さらにベンゼン星人は潔癖症のウルトラマンゼアスがコッテンポッペに近づけないよう真っ黒の泥水をコッテンポッペの前に噴出させる。ウルトラマンゼアスは意を決して泥沼の中に入っていくが深みにはまって底へと沈んでいってしまう。
しかし透隊員のフルートや子どもたちの声援を受け、ウルトラマンゼアスは泥沼から脱出、コッテンポッペにゼアスドロップキックを浴びせ角をへし折る。
見かねたベンゼン星人はついに巨大化しウルトラマンゼアスに2対1の勝負を仕掛ける。ベンゼン星人とコッテンポッペはウルトラマンゼアスを挟み撃ちにし、ベンゼン光線とビードロ光線でとどめを刺そうするも、間一髪ウルトラマンゼアスはそれを回避、ベンゼン星人とコッテンポッペは互いの光線を受けてしまう。
それにより形勢が逆転し、ウルトラマンゼアスはコッテンポッペにゼアスニーキックを決め、ベンゼン星人にもゼアシュトーとゼアスクロスを決める。
それでも反撃を試みるベンゼン星人にウルトラマンゼアスはスーパーゼアスキックを浴びせ、ベンゼン星人を宇宙まで吹き飛ばした。
残ったコッテンポッペもウルトラマンゼアスによって宇宙まで運ばれ、最後は宇宙空間でスペシュッシュラ光線で粉砕された。
ベンゼン星人を追放し、コッテンポッペも倒したことで透隊員と子どもたちも助けられ地球には無事平和が戻ってきた。
ちなみにヒロイン役である星見透隊員こと高岡由香はこの劇場版「ウルトラマンゼアス」がデビュー作で、以降タレントを経て歌手活動をはじめますが、現在は何をされているのか不明とのことです。