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2020年01月31日 イイね!

♯大怪鳥テロチルスの謎/怪鳥テロチルス東京大空爆【上原正三追悼特集vol.10】

♯大怪鳥テロチルスの謎/怪鳥テロチルス東京大空爆【上原正三追悼特集vol.10】 上原正三追悼企画第10弾は1971年7月16日に放送された帰ってきたウルトラマン第16話「大怪鳥テロチルスの謎」とその翌週7月23日に放送された17話「怪鳥テロチルス東京大空爆」です。巨大な怪鳥テロチルスが東京に迫る前後編の2本立てです。今作は上原作品らしく舞台は東京で、環境問題を取り入れつつもおよそウルトラマンとは思えないような愛憎劇的ストーリーになっています。劇中に登場するテロチルスも一度はウルトラマンジャックを倒す強敵でした。しかしテロチルスはあまり強そうには見えないデザインで、ウルトラマンジャックも激闘の末敗れるというよりは、簡単に敗れてしまった感が強く、前後編の大作のはずが、間延びした昼ドラのような重いストーリーが続くため子どもウケはあまり良いとは思えない内容です。ある意味上原氏が作り上げた帰ってきたウルトラマンらしさの出た回でしたが、評価の分かれる回になったのではないでしょうか。翌週にインパクトの強いベムスターが登場した「ウルトラセブン参上」が放送されてしまったため、余計に地味な印象になってしまった感じがするのは否めません。あちらはウルトラマンジャックがベムスターに圧倒されたところで、ウルトラセブンが颯爽と参上、新しい武器を与えて見事逆転勝利という華々しいストーリーでした。子どもウケなら間違いなくベムスターの回の方でしょう。それでもこの回はこの回で味のあるストーリーで、上原脚本らしさの感じられる内容でした。というわけで、上原氏追悼企画としてこの16話と17話も紹介しておきたいと思います。それではストーリーの紹介です。



ある夜、海上で船上パーティーを楽しむ若者たちがいた。その船にウェットスーツを着た怪しい男が泳ぎながら近づいた。そして男は船に時限爆弾を仕掛け逃げていく。



その直後、真夏の夜になぜか雪のようなものが降ってきたかと思うと、上空から巨大な怪鳥が船を襲った。若者たちは船から投げ出され、海に転落してしまう。



そして船は男が仕掛けた時限爆弾によって大爆発を起こした。この事件により死者3名、重傷者2名が出てしまう。その後、警察により船に爆弾を仕掛けた男、松本三郎が逮捕された。



事件は解決したかに見えたが、事件当時、船に乗ってて救助されたアキの友人小野由起子が怪鳥を見たと証言、それを聞いたアキは郷に連絡を入れる。郷は話しを聞くためアキと由起子に会いに行く。



郷は逮捕された松本が犯行を自供しているのにもかかわらず松本を庇うように怪獣のせいにしようとする由起子を疑う。船を爆破しようと逮捕された松本は由起子の幼なじみだった。郷が由起子の話しを聞いていると、そこに由起子の恋人でYM工業の御曹司の横川浩が現れる。横川は事件当時、由起子と一緒に船に乗っていた。横川は自分と由起子の婚約を妬んだ松本の犯行だと決めつけると、由起子を連れ別荘へと向かった。



郷は由起子の証言を調べるため、爆発した船を調査した。郷は船の壊れ方に違和感を感じ、松本と接見した。郷は船の壊れ方が爆弾の威力とは考えにくいと松本を問い詰めるが、松本は自分が1ヶ月かけて作った爆弾を馬鹿にするなと吐き捨てた。郷は松本にそんなに由起子が憎いのかと聞く。松本は幼なじみで結婚する約束までしていたにもかかわらず、格好悪いと言われ由起子に捨てられたことを恨んでいた。そして由起子が死んで清々したと話す。それを聞いた郷は感情を抑えられず由起子が死んでいないという事実を松本に話してしまう。刑事から由起子は死んだと聞かされていた松本はその事実を知り悔しがる。



怒りを露わにする松本は刑事に連れて行かれそうになる。すると突然松本は本当は空から現れた怪鳥が船を襲ったと郷に告げるが、怪鳥のせいにしようとする松本の証言を刑事が信用するはずもなく、松本は連行されてしまった。しかしその証言を聞いた郷は由起子と松本の証言が一致していることに気付いた。郷は再び由起子の元を訪れ、調査の協力を求めた。由起子は郷に協力して爆発現場の海上にヨットで向かおうとするが、そこに横川が現れる。横川は事件は刑事事件として決着しているはずだと言って、由起子を連れ戻そうとする。郷に協力するか、婚約者の横川の言うことを聞くべきか由起子はその場で呆然としてしまう。それを横目に郷はボートに乗り込み、現場へと出発する。その直後、郷に協力すると決めた由起子は白い雪のようなものが舞う中、海に飛び込みボートを追いかけるが、ボートから吹き出した赤い煙を浴び、目が見えなくなってしまう。



由起子は病院へと運び込まれた。病室で横川はMATが刑事事件に首を突っ込んだせいでこんなことになってしまったと郷を責め立てた。その夜、東京に向かっていた旅客機が、到着まであと10分というところで怪鳥に襲われ墜落してしまう。



MATは旅客機墜落事故を調査しパイロットの音声記録を回収すると、そこには鳥にやられたという内容が記録されていた。



郷は隊員たちとその音声テープを聞いていたが、そこに松本が脱走したとの一報が入る。一報を聞いた郷は由起子の病室へと駆けつけた。松本脱走の件を聞いた由起子は殺されると怯え、郷にそばにいてほしいと懇願する。見舞いに来たアキがちょうどその様子を目撃してしまう。



横川に呼び出されたアキは、郷の恋人ならしっかり捕まえておいてくれないと困ると言われてしまう。そのことを知ったYM工業の社長は加藤隊長に郷の行動に対するクレーム入れるが、加藤隊長は郷を信用し、疑われないよう怪鳥の調査に集中してくれと郷に告げた。その夜、ついに東京上空に始祖怪鳥テロチルスが現れた。テロチルスはビル街に白い糸を撒き散らしながら飛び去っていった。



夜が明け、交通量が増え始めると、テロチルスが撒いた糸は排気ガスに含まれる亜硫酸ガスと反応し、赤い猛毒ガスへと変化した。郷は坂田のもとへ急行し、空から舞う雪のような物体が無くなるまで車のエンジンをかけないように告げた。そしてそれを雪と勘違いして喜ぶアキに排気ガスと化合すると猛毒になると言い聞かせるが、郷と由起子の関係を疑っていたアキは拗ねてしまう。怒った郷はアキに平手打ちをしてしまう。そこに由起子からアキに電話が掛かってきた。由起子は雪の臭いが硫黄に似た臭いで、船が襲われた時も同じ臭いがしたと話し、それを郷に伝えてほしいとアキに告げた。



郷は風を頼りに雪が噴出する場所を突き止め、その場所へと向かった。そこは悪島と呼ばれ、普段は誰も近寄らない火山島だった。悪島の噴火口へと登った郷はそこでテロチルスを発見、加藤隊長に知らせた。連絡を受けた加藤隊長は隊員たちとともにマットアローで悪島へと急行、テロチルスに攻撃を仕掛ける。



攻撃を受けたテロチルスは空へと飛び立つが、その煽りを受けた郷は崖から転落してしまう。その瞬間、郷はウルトラマンジャックへと変身した。ウルトラマンジャックはウルトラショットでテロチルスを地面に墜落させるとテロチルスに立ち向かう。





ここで16話は終了、翌週の17話へと続く。



ウルトラショットでテロチルスを地上へと叩き落としたウルトラマンジャックだったが、再びテロチルスは空へと飛び上がり空中戦を展開する。カラータイマーが点滅をはじめ、追い込まれたウルトラマンジャックは再びウルトラショットを放つが、テロチルスに避けられてしまう。ウルトラマンジャックはスペシウム光線をテロチルスに2発連続で撃ち込むが、テロチルスを倒すことができず、逆に目にテロチルスの光線を受け海中へと落下し敗れてしまった。





悪島の海岸で救助された郷は隊員たちとMAT本部へと戻った。加藤隊長はテロチルスの糸によって東京に作られた銀の城と呼ばれる巣のような物体とテロチルスの対策検討を隊員たちに指示した。一方、船を爆破し由起子とその婚約者横川を殺害しようとした松本は、再び由起子と横川への復讐を狙っていた。郷は上野隊員とともに地震研究部を訪れた。そこで研究員から悪島に噴火の予兆があると聞かされる。郷は噴火の危機を察知したテロチルスが、温暖化で悪島と気候が似てきている東京に巣を移そうとしているのではないかと考えた。



MATは熱線砲を使い、銀の城を焼き払う準備を開始した。同じ頃、病院前にバイクに乗った松本が現れる。松本は警察に取り囲まれるが、体に巻き付けた爆弾を見せつけると、拳銃を奪い、刑事を連れ由起子の病室へと侵入した。



松本は由起子を拉致すると警察の包囲網を突破しバイクを走らせる。



そしてMATの待機する銀の城の前でバイクを停めると、MATや追いかけてきた警察を威嚇して銀の城に由起子を連れて立てこもってしまう。





松本の行動により、MATは銀の城を焼き払うことができなくなってしまい、現場で待機することとなってしまう。そして日没を迎え、丘隊員から加藤隊長にテロチルスが銀の城を目指し移動しているという連絡が入る。加藤隊長は外から必死に松本を説得するが、松本は無視を続けた。



その後、ついにテロチルスが東京に侵入、銀の城に舞い降りてしまう。テロチルスは銀の城に舞い降りると、白い糸を吐き続けた。



調査によりテロチルスが夜行性であることを知っていたMATは夜が明けるのを待ち、その間に松本を投降させようとする。そこに横川が駆けつけ、何も出来ずにいる警察とMATに言い掛かりをつける。横川が現れたことに気付いた松本は、由起子を解放してほしければ部屋まで来いと横川を挑発する。刑事や郷に松本のところに行くように言われた横川だったが、殺されることを恐れた横川は逃げ出してしまう。



埒があかないままテロチルス攻撃まであと30分と狭った時、由起子は松本との昔の思い出話を松本に話しはじめる。すると昔を思い出した松本は、由起子を解放し外へと出るように告げた。しかし由起子も昔のことを思い出し松本と一緒にいたいとそれを拒否した。



テロチルスへの攻撃が迫る中、松本は由起子を想い、ベランダに出て投降すると訴えようとするが、ベランダに出たところを警察によって銃撃されてしまう。



するとそれに反応したテロチルスが暴れはじめてしまう。MATはテロチルスにマットシュートで攻撃を開始、松本は自分にくくりつけていた爆弾を外し、テロチルスに投げつけるが、テロチルスは暴れ続ける。じっとしていられなくなった郷は加藤隊長の制止を振り切り由起子のいる建物の中へと突入していくが、テロチルスによって建物が崩壊、郷は瓦礫の下敷きになってしまう。絶体絶命の郷はウルトラマンジャックへと変身しテロチルスに立ち向かう。



テロチルスは空へと飛び立ち空中戦に持ち込もうとするが、ウルトラマンジャックに捕まると、地面に叩きおとされ絶命した。その後、松本は救急隊に運び出され由起子が駆けつけるが、駆けつけた由起子にに好きだよと告げると息を引き取った。



そして残された銀の城もMATの熱線砲で溶かされ処理された。そして由起子は郷とアキにまた最初からやり直すわと明るく取り繕い、お礼を言って去って行った。



最後まで見たところで、スッキリするようなしないようなモヤモヤ感の残る結末でしたが、おそらく最後のシーンの「最初からやり直すわ」という台詞からすると、由起子は自分を助けずに逃げ出した横川を捨てたと考えるのが妥当でしょう。だとすると、由起子は幼なじみを切り捨て、お金目当てで横川と婚約し、結局お金だけではないと気付き横川も捨てるという人間性を疑われるような人物になります。もっとも松本が一方的に好意を抱いていたということもあり得るわけですし、思い通りにいかないことに腹を立て、相手を殺そうとする松本ですので、そのような内面に気付き切り捨てたということもあり得ますけど。そんな悪人松本ですが、松本を演じた石橋正次は当時絶大な人気を誇った朝のNHK連続テレビ小説「繭子ひとり」にも出演し、歌手としても「夜明けの停車場」でオリコン1位を獲得し、その「夜明けの停車場」で紅白歌合戦にも出場した大物俳優でした。



次回は上原作品史上最大の話題作(問題作)となった「怪獣使いと少年」を紹介します。
Posted at 2020/01/31 19:38:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能 | 日記
2020年01月30日 イイね!

♯二大怪獣東京を襲撃/決戦!怪獣対マット【上原正三追悼特集vol.9feat.マツダ創立100周年】

♯二大怪獣東京を襲撃/決戦!怪獣対マット【上原正三追悼特集vol.9feat.マツダ創立100周年】 今日は休みなので少し早めの時間帯に更新します。そして今日はマツダ創立100周年の日でもあります。マツダ100周年に合わせたわけではありませんが、今日からの上原氏追悼企画は上原氏がメインライターをつとめた帰ってきたウルトラマンを紹介していきます。帰ってきたウルトラマンにはマツダのコスモスポーツがマットビハイクルとして全編通して使われています。マツダ100周年の公式ページのトップにも大々的に使われているコスモスポーツはマツダの最高傑作にも挙げる人も多いのではないでしょうか。実際マツダが公式でおこなっている過去の車の総選挙ではロードスターに次いで2番目に票を集めています。個人的にも好きな1台です。というわけで、今回はストーリーを紹介する前に、100周年サイトのコスモスポーツとカッコいいマットビハイクルのスクリーンショットをいくつか紹介します。





年末にもらったマツダのカレンダーにもしっかりと100周年のアイコンが刻まれています。



ここからはマットビハイクルのスクリーンショットです。











ウルトラセブンのポインターもカッコいいですが、コスモスポーツベースのマットビハイクルもカッコいいですね。ちなみに昭和シリーズではこのマットビハイクルの他に、ウルトラマン80のUGM車両でもマツダの初代RX-7が使用されていました。デザインに優れたマツダ車は特撮にも向いているのかもしれませんね。さて、ここからは本題に戻りますが帰ってきたウルトラマンは全51話が制作され、そのうちの19作品で上原氏は脚本を担当しています。メインライターをつとめたシリーズとあってか、帰ってきたウルトラマンの上原作品は特に名作が多いことで知られています。その中から特に名作と名高い回を中心に紹介していきたいと思います。最初となる今回は1971年4月30日放送の第5話「二大怪獣東京を襲撃」とその翌週5月7日に放送された第6話「決戦!怪獣対マット」を紹介します。この回で目立ったのはやはり岸田隊員とその叔父の岸田長官です。シリーズ早々、この回で岸田隊員が嫌いになった人もいたのではないでしょうか。さらに酷かったのが岸田長官です。怪獣を倒すためには手段を選ばず、あやうく東京を焼け野原にするところだったワンマンの救いようのないトンデモ上司。時代とともに今はこのような上司は減ってきているとは思いますし、仮に今の時代なら完全にパワハラ扱いを受けること間違いなし。この回では作戦が失敗したらMATは解散だなどと一方的な通告をする散々ぷりでした。そしてこの帰ってきたウルトラマン以降、このような権力を振りかざす長官や司令官というのが定番化していきました。ウルトラマンAでもゴルゴダ星を爆破するため北斗にウルトラ兄弟もろとも自爆するように命令した高倉司令官、ウルトラマンタロウでZATに逆ギレしてオロン島を沈没させたスミス長官、何かあるとすぐに核ミサイルを使用させようとするウルトラマングレートのブリューワー将軍、タイプは違いますが、ウルトラマンネクサスの松永管理官も冷徹でウルトラマンである憐を拘束しその光を兵器として使おうとした曰く付きの人物でした。中にはウルトラマンティガのサワイ総監やウルトラマンガイアの千葉参謀、ウルトラマンマックスのトミオカ長官のような穏やかで人徳のあるトップもいましたが、作品にインパクトを与えるのはどちらかというと“悪”な上司の方でしょう。それでもサワイ総監の存在感は特別なものがありましたけどね。というわけで、岸田長官と岸田隊員の嫌みな部分が目立つ回となってしまった回でしたが、他にもマットジープでツインテールに立ち向かうMATや、夕陽をバックにしたウルトラマンジャックの激闘など、見所たっぷりの5話と6話を紹介していきます。



友達と下校中だった次郎は工事現場で怪獣の卵らしきものを発見、郷に通報した。通報を受けて岸田隊員と郷がマットビハイクルで現場に駆けつけた。しかし岸田隊員はそれをただの岩だと判断し、念のためにとマットシュートでその岩を焼いて帰ろうとする。しかし気になった郷はその岩に耳を傾ける。何かを感じ取った郷は岸田隊員にもっと調べる必要があると提言するが、岸田隊員にその必要は無いと一喝され帰還することになってしまう。



基地に戻った岸田隊員は自分の判断を信用せず調査した方がいいと提言した郷に怒りをぶつける。



加藤隊長は岸田隊員と郷をなだめ、郷に岸田隊員を信じてやれと諭す。その直後、MATに第2採石場で異常な地震が頻発しているとの連絡が入った。加藤隊長は南隊員と上野隊員にマットジャイロで調査に向かわせた。南隊員と上野隊員が現場に到着すると、粉塵の中から地底怪獣グドンが出現した。



そこに岸田隊員と郷がマットアローで応援に駆けつける。岸田隊員はグドンにマットアローを接近させ、その瞬間にMN爆弾を撃つよう郷に指示する。しかし発射直前、郷は地上に子どもを発見し、岸田隊員の発射指示を無視して攻撃を取りやめてしまう。怒る岸田隊員に郷は子どもがいたと説明するが、その時既に子どもはいなくなっていた。そしてグドンも地中へと逃げてしまった。帰還した岸田隊員は岩石の一件で郷は自分に反感を持っていて、そのために指示に従わなかったと激しく郷を糾弾した。さらに岸田隊員は加藤隊長に郷を処分するよう詰め寄る。南隊員と上野隊員は郷を庇うが、郷は加藤隊長に3日間の自宅謹慎を命じられてしまった。



その直後、第5農場で局所的な大地震が発生した。加藤隊長と岸田隊員は現場へ調査に出向いた。一方の郷は工事現場に足を運びもう一度岩を調べさせてほしいと頼み込むが、もう岩は地中に埋められてしまい、申し出を断られてしまった。



郷は肩を落としながら坂田の自動車修理工場を訪れる。坂田は自分が小学生の時に窓ガラスを割った犯人と間違われ、先生に怒られ1週間学校を休んで抗議した過去を話し、正しいことならば自分の意見をどこまでも押し通すべきだと郷を励ました。



そこにアキが友人を連れ帰ってきた。アキは郷にショッピングセンターで買い物に付き合ってほしいとお願いするが、郷は謹慎中だからとそれを断った。そして郷はアキにショッピングセンターに行ってはいけないと忠告をする。郷はショッピングセンター近くの工事現場に埋められた岩が気がかりだったが、そのことをアキに言えず、アキは友人とショッピングセンターに行ってしまう。



すると買い物中に巨大な地震が発生、同時に地中から巨大な丸い物体が出現した。アキと友人たちは地震で崩れた建物の下敷きになってしまった。



騒ぎを聞きつけ郷と坂田と次郎が現場へと駆けつける。その時郷に基地に戻るよう緊急招集がかかった。基地には岸田隊員の叔父の岸田防衛庁長官が駆けつけていた。岸田長官は岸田隊員に地中から現れた巨大な物体について報告を求めた。岸田隊員は地中から現れたのは古代怪獣ツインテールの卵で、グドンはツインテールを餌にする怪獣だと書かれた文献を示した。岸田長官はこのままではツインテールの卵を求めグドンが出現すると不安視し、ツインテールの卵をMN爆弾で焼き払うよう命じた。



そこに郷が帰還、卵のすぐ下で5人の人間が生き埋めになっていると告げ、MN爆弾の使用を待つようにとお願いした。しかし岸田長官はMN爆弾は地上で使用すれば地下には影響は無いと話し、長官である自分の命令に背くとどうなるかわかっているのかと傲慢な態度を見せる。怒った郷はMATのバッジをもぎ取ると、バッジを岸田長官の前に置いて立ち去っていく。上野隊員は郷を追いかけ、無責任な行動は取るなと言い聞かせるが、郷はその場を去って行った。



その後、岸田長官は直ちにMN爆弾作戦を実行するようMATに命令し、いざという時は必ずウルトラマンが来てくれると大笑いしながら帰って行った。



岸田隊員は長官の命令通り直ちに出動するべきだと加藤隊長に告げるが、加藤隊長はMATの犯した不始末はMATのやり方で収拾をつけなくてはならないと話し、5人の救出を先に実行すると決めた。



郷は再び瓦礫に閉じ込められたアキたちを助けに現場に駆けつけ、瓦礫収拾に取り掛かった。そこに上野隊員が駆けつけ、一緒に手伝いはじめる。しかしその時卵が割れ、中からツインテールが孵化してしまう。



郷はツインテールに向かって走り出すと、ウルトラマンジャックに変身し、ツインテールに立ち向かう。



一方、瓦礫の前に加藤隊長と他の隊員たちも駆けつけ、一丸となって瓦礫の撤去を開始した。しかし地上ではツインテールにウルトラマンジャックが苦戦し、カラータイマーが点滅をはじめる。ピンチに追い込まれたウルトラマンジャックにさらに追い打ちをかけるかのように、地中からグドンも出現する。ウルトラマンジャックは絶体絶命のピンチに追い込まれた。



ここで5話は終了、翌週の6話へと続きます。



地底怪獣グドンと古代怪獣ツインテールの猛攻を受けたウルトラマンジャックはエネルギーの限界を迎え、ついに力尽き消えてしまう。





グドンとツインテールの近くで倒れた郷は南隊員と上野隊員によって助け出され、買い物中に地下に閉じ込められてしまったアキたちも救急隊によって搬送された。一方、ツインテールはグドンから逃げるため市街地から海の方へと遠ざかっていった。郷は救急搬送されたアキの元へと駆けつける。そこに南隊員とともにやって来た上野隊員が、郷にMATに復帰するよう懇願するが、郷はそれを拒否した。怒った上野隊員は郷を罵るが、上野隊員は南隊員に連れ出されて病室をあとにした。



基地ではMN爆弾を使用せずグドンを取り逃がしたことに対し岸田長官が激怒、加藤隊長を叱責していた。



そこにグドンが夢の島に出現したとの一報が入る。MATは夢の島に出撃し、MN爆弾を使用するが、グドンを倒すことはできず、またしても地中に逃げられてしまう。MATが帰還すると、打つ手が無くなった岸田長官が次の手段を考えていた。すると佐竹参謀が岸田長官に耳打ちをした。佐竹参謀はスパイナーの使用を岸田長官に提案したのだった。スパイナーは水爆並みの威力を誇る防衛軍の最終兵器だった。岸田長官は即座にスパイナーの使用をMATに命じた。加藤隊長はスパイナーを使えば東京は廃墟と化してしまうと反対するが、岸田長官の一声でスパイナーの使用が決定してしまう。



東京一帯に避難命令が出され、重体のアキも転院を求められてしまう。しかし坂田は転院を拒否し、自宅へ連れて行くことを決めた。郷も坂田とアキとともに坂田の自宅に戻った。



そこに加藤隊長が隊員たちとともに訪れる。岸田隊員がこのまま家にいては死んでしまうと坂田に告げる。



すると坂田は昭和20年3月、東京大空襲の時の話しをしはじめる。坂田の母は疎開することを拒み、まだ子どもだった坂田と庭の防空壕で難を逃れた過去を話した。しかし岸田隊員スナイパーの威力は鉄やコンクリートをも溶かす高熱だと忠告する。その話を聞き、郷はMATがスパイナーを使用することを知ることとなった。加藤隊長はスパイナー使用を反対したが聞き入れられなかったことを郷に力ない口調で説明した。岸田隊員は今更変更はできないと郷を冷たく突き放す。郷はMATの使命は人々の自由を守り、それを脅かすものと命をかけて戦うというものではないかと加藤隊長に迫る。すると加藤隊長は自分と一緒に任務を遂行しようと郷にMAT復帰を促した。そして郷は加藤隊長ら隊員たちと基地へと戻った。加藤隊長は基地へ戻るともう一度MAT復帰にチャンスの機会を与えてくれと岸田長官に頼んだ。岸田長官は加藤隊長にスパイナーの他にどんな作戦があるのかと尋ねる。加藤隊長は怪獣に10mまで急接近して麻酔弾を撃ち込む作戦を提案した。岸田長官は佐竹参謀に助言を求めるが、麻酔弾が効果を発揮するかどうかもわからず、危険な作戦はやめた方がいいと加藤隊長の提案は否定されてしまう。



その時第四埋立地で怪獣が原因と思われる異常振動波が発生する。岸田長官は防衛軍の隊員にスパイナーの用意ができているかと確認する。それを聞いた加藤隊長は再度岸田長官にチャンスをくれと食い下がる。すると岸田隊員もそれに続き、隊員たちもみな岸田長官にMATの出撃許可を求めた。ついに岸田長官はついに折れ、MATの出撃を認めた。しかし岸田長官はもし作戦が失敗した場合はMATは解散だと条件をつけた。MATは存続をかけ第四埋立地へとマットジープで出撃した。そして第四埋立地へと出現したツインテールとMATの攻防がはじまった。



MATはマットジープでツインテールに接近しマットバズーカでツインテールの左目を潰すことに成功する。



しかしそこにグドンが出現、マットジープが横転しMATは窮地に追い込まれてしまう。郷は粉塵の中に突っ込んでいくとウルトラマンジャックへと変身した。



ウルトラマンジャックはツインテールを押さえつけると、その隙にMATはツインテールの右目もマットバズーカで潰すことに成功する。



視力を失い暴れ狂うツインテールはグドンに噛みつくが、逆に反撃に遭ってしまい、地面へと叩きつけられ絶命してしまった。



残ったグドンもウルトラマンジャックのスペシウム光線で爆破された。



MAT解散をかけた激闘を戦い抜いた加藤隊長は隊員たちに感謝の言葉を述べ隊員たちを労った。重体だったアキも意識を取り戻し快方へと向かった。



冒頭にも触れましたが、100周年を迎えたマツダが何をしてくれるのか楽しみに待ちましょう。丸本社長の「100周年の記念の品」という発言もありましたしね。とりあえずジュネーブモーターショー2020に期待ですかね。次回の上原氏追悼企画第10弾は「大怪鳥テロチルスの謎」と「怪鳥テロチルス東京大空爆」を紹介します。
Posted at 2020/01/30 12:48:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 芸能 | 日記
2020年01月29日 イイね!

♯ダン対セブンの決闘【上原正三追悼特集vol.8】

♯ダン対セブンの決闘【上原正三追悼特集vol.8】 上原氏追悼企画第8弾は今では定番となっているニセモノウルトラマンが登場する回を紹介します。その回が放送されたのは1968年8月18日、ウルトラセブン第46話の「ダン対セブンの決闘」です。初代ウルトラマンではザラブ星人がニセモノに変身するという展開でしたが、本作では宇宙人が本物そっくりに作り上げたレプリカが登場しました。これ以降、宇宙人(地球人)がニセモノに変身するパターンと、宇宙人(地球人)がニセモノを作り出すパターンがお決まりとなりました。前者はニセアストラやニセウルトラマンダイナ、後者はエースロボットやテラノイドなどです。そしてニセモノ回でお決まりになっているのが、本家とほぼ同じ能力で、同じ光線を使えるというのもこのウルトラセブンが最初です。そのため激闘になることが多く、それもあってかニセモノはシリーズ中盤以降や後半にすることが多くなっています。タイトルからもわかるように、ウルトラセブンとニセウルトラセブンの戦いもアイスラッガーとラインビームの応酬で一進一退の攻防となりました。そしてこの回はアンヌ隊員の水着回としてもファンの間では人気なのではないでしょうか。確かアンヌ隊員が水着で登場したのは42話の「ノンマルトの使者」とこの回くらいだったと記憶しています。当時のアンヌ隊員は絶大な人気で、今でも根強いファンがいるくらいですからね。ちなみにヒロイン役の水着回というと、昭和シリーズではこのウルトラセブンくらいしかなかったのではないでしょうか。ウルトラマン80では城野隊員が43話「ウルトラの星から飛んで来た女戦士」でタンクトップや最終回「あっ!キリンも象も氷になった!!」でアンドロイドとしてピチピチのボディスーツで登場したことはありますが、水着回は記憶がありません。平成になるとウルトラマンティガで12話や劇場版「THE FINAL ODYSSEY」でレナ隊員がお披露目したり、ウルトラマンコスモスの11話でアヤノ隊員がビキニシーンがありましたが、やはり多くはありません。そういう点でもこの「ダン対セブンの決闘」は見所の多い作品になっています。一応もう一つ付け加えておくと、「ノンマルトの使者」で披露したオレンジ色の水着は衣装さんが用意したもので、この回の水色の水着はアンヌ隊員ことひし美ゆり子の自前のものだったそうです。みんカラということで車についても触れておきますが、ダンが乗っていたのが黒のセドリック、女サロメ星人が乗り回していたのはホンダのS800です。海沿いを走る赤い小型オープンカーはやっぱり絵になりますね。ホンダのSといえばS660が最近マイナーチェンジを受けましたが、ロードスターくらいの荷室が確保できるなら考えられるのですが、さすがに2台持ちのできない人にあれは無理ですね・・・。S2000とは言わないので、1000~1500ccクラスで作ってほしいですが、今のホンダには期待はできなさそうです。シビック新色のソニックグレーパールも色は良さそうですが、色々コストをかけすぎたのか、あの内装では購入意欲が削がれてしまいます。走りの質感は優れているので、多少の質感は走りで相殺できるという価値観の人にはかなり良い車だとは思うのですが・・・。ロードスターがポリメタルグレーじゃなくてソニックグレーならなぁ、なんて最近は思うこともあります。とりあえず明後日がついにマツダ創業100周年ということで、それ以降のマツダの動向をチェックすることにします。それでは前置きが長くなりましたが、ストーリー紹介に移ります。



伊良湖岬で怪現象が頻発していた。それを受けウルトラ警備隊は極秘に私服捜査を開始した。



土木作業員に扮したフルハシ隊員は双眼鏡で沖合いを監視していた。すると1隻の怪しい船が湾内に停まり、1人の女が降りてきた。そして女は赤い車に乗り込むとすぐさま走り出す。フルハシ隊員は近くで待機していたダンとアンヌ隊員に連絡、ダンとアンヌ隊員は女の運転する赤い車の尾行を開始した。



その後、女はリゾートホテルのプールを訪れた。



ダンとアンヌ隊員もプルーサイドで泳ぐ女を監視する。女はプールから上がると腕時計で時間を確認し、不敵な笑みを浮かべ立ち去っていく。その直後、伊良湖岬沖を巡回していた防衛軍のハイドランジャーが魚雷で爆破されてしまう。キリヤマ隊長はダンにハイドランジャーが爆破されたことを伝えると、基地に残っていた隊員とともに伊良湖岬へと出動した。ダンとアンヌ隊員はプールサイドで女が座っていたテーブルを確認しに行くと、そこには腕時計が残されていた。その腕時計はハイドランジャーが爆破された時間で針が止まっていた。



ダンはリゾートホテルから再び赤い車で走り去る女を見つけると、アンヌ隊員に本部とフルハシ隊員に連絡するよう告げ、急いで女の乗る赤い車を追いかける。アンヌ隊員からの連絡で先回りしたフルハシ隊員は工事を装い道路を柵で塞ぎ、女に停まるよう声を張り上げる。しかし女はスピードを落とさずに強引に柵をなぎ倒して逃走してしまう。



ダンは女の赤い車を追い続けるが、カーブを曲がったところで女の車が消えてしまい、さらに道路も崩壊していて先に進めなくなってしまう。ダンは車から降りると、近くにあった灯台へと捜査に向かう。



ダンは灯台の中に入ろうと階段を上ろうとすると、突如ダンは光線を浴び、気を失ってしまう。



その後、目を覚ましたダンは体を拘束された状態になっていた。そこに女と初老の男が現れる。2人は自分たちが侵略星人サロメ星人であると告げる。ダンはサロメ星人の罠に掛かり、サロメ星人の海底工場に捕らえられてしまったのだった。



サロメ星人はダンの拘束を解くと自分たちが作り上げたロボット超人にせウルトラセブンを見せつけ、再びダンを拘束した。



にせウルトラセブンを作り上げたサロメ星人はウルトラビームだけが再現できずにいた。そのためサロメ星人はダンを拘束し、その秘密を教えるよう迫る。しかしダンは応じなかった。ダンはウルトラセブンに変身してその場を切り抜けたいと考えるが、肝心のウルラアイを車内に置いてきてしまっていた。その頃、伊良湖岬にキリヤマ隊長とアマギ隊員とソガ隊員が到着、フルハシ隊員、アンヌ隊員と合流した。キリヤマ隊長は隊員たちとともに、灯台へと向かった。そして灯台に中へと突入しようとするが、キリヤマ隊長が持っていた探知機が反応、灯台周辺に見えないバリアが張り巡らされていることに気付き、一旦その場から撤収することとなった。



一方、捕らえられたダンはサロメ星人のトークマシンによりウルトラビームの成分を白状してしまう。ウルトラビームの秘密を知ったサロメ星人たちは即座ににせウルトラセブンにウルトラビームを搭載、地球を侵略しようとにせウルトラセブンを地上へと送り出した。工場から飛び出したにせウルトラセブンは海上を航行中の船を破壊しはじめる。それを目の当たりにした隊員たちは目を疑った。



サロメ星人は三度ダンを拘束すると時限装置をセットし、船型の宇宙船で海底工場から脱出した。ダンは持っていたライターで拘束具を焼き切り、爆破直前に間一髪海底工場から脱出、泳いで海岸へと辿り着く。海岸に辿り着いたダンはカプセル怪獣アギラを繰り出し、その間にウルトラアイを取りに車へと急いだ。上空ではキリヤマ隊長と隊員たちが乗ったウルトラホークとサロメ星人の宇宙船との交戦がはじまった。サロメ星人の宇宙船はウルトラホークの攻撃を受けると海上へと着水し、逃走を図る。キリヤマ隊長らはサロメ星人の宇宙船に集中攻撃を仕掛けるが、海岸の崖にいたせウルトラセブンのエメリウム光線を受け撃墜され海上に墜落してしまう。キリヤマ隊長は隊員たちに救命ボートで脱出するよう指示を出す。車に戻りウルトラアイを手にしたダンはすかさずウルトラセブンに変身し、にせウルトラセブンと対決する。岩場で本家と偽物によるアイスラッガー、ラインビームの応酬が繰り広げられる。



そしてウルトラセブンは空中戦に持ち込むと、ボディ風車でにせウルトラセブンを撃破した。



サロメ星人は自分たちのにせウルトラセブンが勝利したと勘違いし喜び悦に浸るが、本家のウルトラセブンによって宇宙船ごと海上で爆破されてしまった。





それを見て隊員たちも本物のウルトラセブンが勝ったことを確信し喜んだ。

これでウルトラセブンの上原作品の紹介は終わりにしたいと思います。今回紹介しきれなかった上原脚本のウルトラセブンには「地底GO! GO! GO!」、「700キロを突っ走れ!」、「悪魔の住む花」、「散歩する惑星」、「恐怖の超猿人」「円盤が来た」、「あなたはだぁれ?」があります。これらの中には以前に紹介したものもありますので、それはリンクを貼っておきますので、気になるストーリーはリンク先でご確認ください。次回からは上原氏がメイン脚本家として活躍した帰ってきたウルトラマンから上原作品をいくつか選んで紹介していきたいと思います。次回は「二大怪獣東京を襲撃」と「決戦!怪獣対マット」の2作品を紹介予定です。
Posted at 2020/01/29 19:25:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能 | 日記
2020年01月28日 イイね!

♯第四惑星の悪夢【上原正三追悼特集vol.7】

♯第四惑星の悪夢【上原正三追悼特集vol.7】 上原氏追悼企画第7弾は前回に引き続き、ウルトラセブンの「着ぐるみの出ない3部作」から1968年7月28日放送の第43話「第四惑星の悪夢」を紹介します。この回は、脚本上原正三、監督実相寺昭雄というファンにとっては奇跡の組み合わせのようなタッグで制作されました。このコンビはこの回の他にはウルトラセブン45話の「円盤が来た」の2話しかありません。ただ、「円盤が来た」は共同脚本になってはいるものの、実相寺監督が川崎高のペンネームで殆ど書き上げたという話があるので、実際はこの「第四惑星の悪夢」が唯一のコンビ作なのかもしれません。そのことは抜きにしても、どちらも名作で、近年においては「円盤が来た」はマツコデラックスが称賛した回として再び注目されるなど、今でも高い評価を得ている作品です。今回紹介する「第四惑星の悪夢」は1968年に作られた作品ですが、そこに描かれた第四惑星はまさにこれからの21世紀を危惧するかのような内容になっています。人間そっくりの第四惑星人が作り出した高度なロボットが次第に第四惑星人よりも優れた能力を持つようになり、逆に退化した第四惑星人がロボットに侵略されてしまうという内容です。今後、AIの発展によっては地球も第四惑星のようになる可能性もゼロではなさそうです。実際にそのような可能性が指摘されたり話題になることが最近多いような気がします。この「第四惑星の悪夢」が放送された52年も前に、AIなどという高度なコンピュータが生み出されるなんて思っていた人は殆どいなかったのではないでしょうか。この作品は今の時代に生きる地球人に警鐘を鳴らす作品と言えるかもしれませんね。それではそのストーリーを紹介していきます。



地球防衛軍は長距離用宇宙ロケットスコーピオン号を完成させた。そのテスト飛行をするため、ウルトラ警備隊のダンとソガ隊員がそのテストパイロットに任命された。出発前、作戦室ではソガ隊員は真剣な表情で星占いをしていた。ソガ隊員はさそり座と冥王星と火星が重なると死神の座と呼ばれ災難が起こると星占いを信じて恐れていた。しかし他の隊員たちはたかが星占いと不安がるソガ隊員を馬鹿にしていた。キリヤマ隊長もスコーピオン号は自動操縦だから寝ていても問題無いとダンとソガ隊員に笑いながら話した。



そしてついにテスト飛行が開始された。スコーピオン号は大気圏を越え、予定のコースに乗った。



予定通りの軌道に乗ったダンとソガ隊員にキリヤマ隊長は自動操縦に切り替え眠るように指示した。睡眠テストもテストの一環だった。しかしその後、アマギ隊員がレーダーでスコーピオン号の軌道を見守っていると、突然予定のコースから外れていってしまう。アマギ隊員はスコーピオン号の軌道制御装置を確認するものの、装置に異常は認められなかった。キリヤマ隊長はダンとソガ隊員に連絡を取るようアマギ隊員に告げるが、睡眠テスト中のダンとソガ隊員は20日間は目を覚まさないようになっていた。不安になったアンヌ隊員はダンはきっと今頃夢を見てるわと自分に言い聞かせていた。



そして発進から20日後、ダンとソガ隊員は自動着陸した見知らぬ土地で目を覚ました。しかし眠っている間に着陸したため、そこが地球なのかどうかもわからなくなってしまった2人は本部に応答を呼びかけるが、通信ができなくなっていた。



一方の作戦室もダンとソガ隊員との通信が途絶えてから全く手がかりがつかめず嫌な空気が流れていた。ダンとソガ隊員はスコーピオン号から外に出て、周囲を歩き回ると日本語表記のガソリンスタンドを見つけ、自分たちがいる場所が日本だと安堵する。そして近くにいた男に声を掛けるが、男は何故かダンとソガ隊員を避けるようにどこかへと行ってしまった。



ダンとソガ隊員は再び歩き出すと、今度は年配の女性と出くわすが、ダンが声をかけるとその女性も逃げるように走り去ってしまった。その近くで赤い公衆電話を見つけたダンは本部に電話をかけようとするが、「只今の電話番号は廃盤になりました。おかけ直しください。」というメッセージが流れてしまう。その時、ダンとソガ隊員の近くを自転車で走っていた少年が猛スピードで来たダンプカーに煽られて転倒してしまった。ダンとソガ隊員は少年のところに駆け寄るが、幸いにも少年に怪我はなかった。ダンとソガ隊員は少年からどこから来たのと尋ねられ、地球防衛軍だと答え胸のエンブレムを見せるが、少年は地球防衛軍の存在を知らなかった。ソガ隊員はここは日本のどの辺りなのかと少年に聞くが、少年は日本という国すらも知らなかった。そこに1台のジープが停車し、中から軍服の男が降りてきた。ダンとソガ隊員はトラックの悪質ドライバーのせいで少年が転倒してしまったと説明し、運転手を逮捕すべきだと軍服の男に詰め寄るが、逆によけない人間が悪いとダンとソガ隊員をまくし立てた。少年はダンとソガ隊員に逃げるよう言うが、それを見た軍服の男は少年をムチで殴打するとダンとソガ隊員を拘束して大きなビルへと連行した。



軍服の男に連れられダンとソガ隊員はそのビルの中へと入った。軍服の男は司法や行政、学校や病院、テレビなど全ての機関がこのビルに集約されているとダンとソガ隊員に説明した。そして軍服の男はテレビスタジオの撮影セットの前にダンとソガ隊員を案内した。そこではドラマと思われる作品の撮影がされていて、機関銃で人々が撃たれるシーンを撮影していた。その後ダンとソガ隊員は長官室へと通された。長官と呼ばれる男はダンとソガ隊員に首を長くして待っていたと告げ、わざわざスコーピオン号を誘導して着陸させたことを伝えた。そしてこの地が地球から約120万億km離れた第四惑星であると話しながら目の周りの皮膚を自ら剥がした。長官は人間ではなく第四惑星アンドロイドのロボット長官だった。軍服を着た男も同じアンドロイドのロボット署長だった。



ロボット長官は秘書である人間のアリーを呼び頭頂部の歯車に油をささせると再び話しはじめた。ロボット長官によると、第四惑星は元々人間が支配していたが、人間がロボットを生み出して以降、すっかり怠け者になり、次第にロボットと人間の立場が逆転してしまったという過去をダンとソガ隊員に説明した。



ロボット長官はアリーが淹れたコーヒーを一口飲むと「ぬるい。砂糖が多い。」と激怒しアリーに平手打ちを連打した。アリーは謝りながら長官室を出て行った。ロボット長官は人間は物覚えが悪く、コーヒーの味が毎日違うと嘆いた。その後ロボット長官に連れられダンとソガ隊員は長官室から出るが、一瞬の隙を見たアリーは長官室を出たダンにメモを渡す。そこには「あなたたちも殺される。地球が危ない。」と書かれていた。ダンはそのメモをそっとソガ隊員に見せた。



ダンとソガ隊員はロボット長官とロボット署長に連れられ体育館のような場所へと案内された。そこでは人間が一列に整列させられ、アンドロイドの軍によって射殺されていた。そこでは死刑執行の真っ最中だった。ソガ隊員はロボット長官に何の罪を犯したのかと尋ねると、ロボット長官は人間もロボットらしく生きるべきだ、と主張していたA級政治犯だと答えた。



そしてダンとソガ隊員はコンピュータールームへと連れて行かれた。そこのコンピューターでは向こう500年間のあらゆるデータがはじき出されていた。そこでダンはロボット長官に自分たちを誘導した目的を尋ねる。するとロボット長官は現在第四惑星に残っている人間はデータによると今後500年のうちに滅亡してしまう運命で、エネルギー源として人間が必要だと告げた。そして地球を植民地にすれば30億の人間を確保できると告げた。そして間もなくそのための戦略部隊が地球に向け出発することになっていると説明した。そしてダンとソガ隊員は最初に見せられたドラマの撮影現場へと連れてこられた。すると機関銃で撃たれた人間が倒れたままだった。ロボット長官はドラマは常に真実を要求されていると悪気もなくダンに話した。機関銃で殺されるシーンは実弾を使って撮影されていたのだった。その直後、ダンとソガ隊員はロボット長官とロボット署長が目を離した隙にその場から逃げ出した。その途中ダンとソガ隊員を見つけたアリーは広い倉庫へと案内した。倉庫裏には人間の死体を積んだトラックが停まっていた。アリーはそのトラックの荷台で死体に紛れればゲートを出られるとアドバイスした。ダンとソガ隊員はアリーの言葉通り死体に紛れビルの敷地内から脱出することに成功、そして途中で荷台から飛び降りると先回りしていたアリーの車に乗り込んだ。そこには自転車の少年もいた。少年はアリーの弟だった。



アリーはダンとソガ隊員を人間の居住区へと連れて行き、かくまってほしいと住民たちに頼み込む。しかしそんなことをすれば全員死刑になってしまうと住民たちに拒まれてしまう。そこにジープであとを追ってきたロボット長官とロボット署長が現れる。



アリーはダンとソガ隊員の脱走を手伝った罪で死刑を言い渡されてしまう。近くにいたアリーの恋人はアリーをロボット長官たちから引き離そうとすると、ロボット長官はアリーの恋人にも死刑と言い渡した。ダンとソガ隊員は何とか逃げ切るが、アリーとその恋人は死刑場へと連行され、銃を向けられ執行寸前のところまで追い詰められてしまった。そこにダンとソガ隊員が駆けつけ、ウルトラガンで執行人を狙撃した。ロボット長官はダンとソガ隊員を捕まえるよう部下たちに命令する。その直後、地球に向けた侵略部隊が第四惑星から発進した。勝ち誇るロボット長官にソガ隊員が襲いかかろうとするが、ロボット署長に脚を撃たれ負傷してしまう。ロボット署長はすかさずダンにも発砲するが、ダンは間一髪避けながらウルトラセブンに変身した。ウルトラセブンはビル本体を破壊すると、その後も敷地内の戦力部隊施設や兵器をラピッド光線とダブルビームで徹底的に破壊していく。





さらに地球に向かって出撃した侵略部隊も全てワイドショットで撃ち落とした。その後ダンとソガ隊員はスコーピオン号で無事地球へと帰還した。基地へと戻ったダンとソガ隊員は隊員たちに第四惑星のことを話した。それを聞いたアンヌ隊員は眠っている間に見た夢か幻じゃないのかと聞き返した。それに対しダンは夢じゃないと反論した。するとキリヤマ隊長はいいじゃないかとなだめ、「スコーピオン号のテスト成功を機会に、地球防衛軍は全機関を電子計算機システムに切り替えるつもりだ、みんな楽になるぞ。」と話した。それを聞いたソガ隊員は「そんなことしたら第四惑星みたいに・・・俺は見たんだ、ロボット長官、処刑される人間・・・。」とムキになって言葉を返した。



キリヤマ隊長は疲れていそうなダンとソガ隊員に時間を与え、静養してくるようにと告げ、2人は一時の休息をとった。

コンピュータが自ら意思や目的を持ち始めると恐ろしいということを感じさせるストーリーでした。最もまだAIが暴走するところまでは来ていない今、地球で一番恐ろしい生物は人間なのかもしれませんけどね。次回はウルトラセブンの上原作品から「ダン対セブンの決闘」を取り上げたいと思います。
Posted at 2020/01/28 19:51:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能 | 日記
2020年01月27日 イイね!

♯侵略する死者たち(再投稿)【上原正三追悼特集vol.6】

♯侵略する死者たち(再投稿)【上原正三追悼特集vol.6】 上原氏追悼企画第6弾は1968年5月19日放送のウルトラセブン第33話です。いわゆる「着ぐるみの出ないセブン3部作」の1作目です。他のウルトラシリーズでは、ULTRASEVEN Xで怪獣や宇宙人が登場しない回はありましたが、あちらは深夜放送の完全な大人向け番組として制作されたため、それとは少し事情が異なります。ウルトラセブンでこの3部作が制作されたのは予算削減のためと言われています。そのため登場する宇宙人も地球人と全く同じ姿で登場しています。ただ、この「侵略する死者たち」は本当はユーリー星人という宇宙人が登場する予定で、デザイン案まで作られていたようですが、結局のところ登場は見送られ、着ぐるみが作られることもありませんでした。しかし怪獣や宇宙人は登場しなくとも、この「着ぐるみの出ないセブン3部作」は評価が高く、今でもファンの間では人気の作品となっています。子どもには物足りなく退屈かもしれませんが、その分ストーリーはしっかりと作り込まれています。その「着ぐるみの出ない3部作」の3作品のうち、2つの脚本を上原氏が担当しています。どちらも甲乙つけがたい物語となっていますので、この追悼企画で両方紹介したいと思います。「侵略する死者たち」は以前に1度紹介していますが、改めて今回もう一度紹介します。



キリヤマ隊長とマナベ参謀らが乗る大型潜水艦S号は地球防衛軍パリ本部から秘密書類を運んでいた。そしてその脇には警備のためソガ隊員の乗るハイドランジャー1号とダンの乗るハイドランジャー2号が航行していた。その時パリ本部からキリヤマ隊長にセイロン島北方で謎の爆発事件が4件発生したと報告が入る。基地に近づいたS号は一度伊豆半島沖に浮上して、そこからヘリコプターで基地に入ることになった。基地周辺では奇怪な事件が頻発していた。フルハシ隊員とアマギ隊員がポインターで走行していると、突然黒ずくめの男が道路に飛び出してきてポインターと衝突してしまう。急いで男のもとへ駆け寄る二人だが、男からは変な臭いがしていて、その体は何故か濡れていた。男はフルハシ隊員とアマギ隊員によって基地内のメディカルセンターに運ばれた。



その直前にも黒ずくめの男がメディカルセンターに運ばれていて既に死亡が確認されていた。先に運ばれてきた男も同じく車の前に飛び込んできた事故死だった。フルハシ隊員がメディカルセンターでその話を聞いて不思議そうにしていると、運びこんだ黒ずくめの男がいきなりフルハシ隊員を背後から襲うが、間一髪アマギ隊員がショックガンを発射、事なきをえる。



アンヌ隊員が男を確認すると、男は死んでいた。しかしショックガンで死ぬのはおかしいとアマギ隊員は不審に思う。謎の死者は9人に上り、そのどれもが身元を確認するものが残されていなかったが、死体に触れたアマギ隊員はホルマリンの臭いがすることに気付く。フルハシ隊員は周辺の病院へと調査に出動した。同じ頃、秘密書類を運んでいたキリヤマ隊長らが基地に到着、書類庫へとその書類を保管した。書類庫は重厚な鉄の扉が何重にもつけられていて、3万ボルトの電流で防御されていた。キリヤマ隊長が見守る中、マナベ参謀により書類庫はロックが掛けられた。



そんな厳戒態勢の基地内に黒ずくめの男が突然侵入、警報センサーの前を通過し非常警報が鳴り響く。警備をしていた防衛隊員が呼び止めると男は走り出したため、防衛軍の隊員が銃撃すると、男は倒れた。一方調査に向かったフルハシ隊員は第三病院へと向かった。するとそこで教材用の死体が昨晩10体も盗まれていたことを知る。死体は身元不明の人だったもので、病院でも調査していた。フルハシ隊員はそのことを作戦室のキリヤマ隊長に報告した。キリヤマ隊長は隊員たちに基地に収容した死体を再度調べるよう指示し、自らも隊員たちとともに死体の安置されている部屋へと向かった。しかし死体を再度確認しても何も怪しいところは見つからず、誰が何のために死体を蘇らせているのかも一向に不明だった。



キリヤマ隊長は、何者かの陰謀であればまたそのうち行動に出るだろうと考え、ダンに死体を見張らせることにした。そしてダンが死体を見張る中、何も事件は起こらず深夜の午前1時を向かえる。その日は13日の金曜日だった。



ダンは死体が安置されている部屋の外側から窓越しに中を確認していた。すると死体のある部屋の中で大きな人影が暗躍をはじめた。ダンには人影が動く場所が死角になっていたが、ダンはただならぬ気配を感じ取る。



その頃作戦室のオートドアが突然開いた。作戦室にいたキリヤマ隊長とアマギ隊員は誰もいないのに突然開いたドアを不思議そうに見つめる。一方メディカルセンターのオートドアも勝手に開き、中にいたアンヌ隊員がそれに気付く。不安になったアンヌ隊員がドアに近づくと、突然自分以外誰もいないはずのメディカルセンター内に大きな人影が現れる。驚いて悲鳴を上げ、部屋から逃げるアンヌ隊員。その声に気付いたキリヤマ隊長とアマギ隊員がアンヌ隊員の元へと駆けつけ、アンヌ隊員から人影の話しを聞くとアンヌ隊員と一緒にメディカルセンターへと急行する。しかしメディカルセンターには何も異常はなかった。キリヤマ隊長はダンに死体の状況を確認する。ダンはキリヤマ隊長に異常はないが何か様子がおかしいと話す。キリヤマ隊長も異様な空気を感じていた。そしてキリヤマ隊長は書類庫の前で警備に当たっていたフルハシ隊員とソガ隊員に警戒するよう連絡を入れた。しかしそれをあざ笑うかのように謎の人影は書類庫に侵入、警報センサーが人影に反応し非常警報が鳴り響いた。キリヤマ隊長と隊員たちは急いでフルハシ隊員とソガ隊員の元へと向かったが、フルハシ隊員が目撃したのは影だけだった。マナベ参謀とともにキリヤマ隊長と隊員たちが書類庫の中の書類を確認すると、中身が無くなっていた。そこには世界の地球防衛軍秘密基地の所在地が明記された極秘データだった。キリヤマ隊長は急いで隊員たちに捜索するよう命令した。マナベ参謀もなんとしても取り戻さなければと焦っていた。ダンは再び死体が安置された部屋へと向かった。ダンは不気味な空気を感じ、誰かが念力で死体を操っていると気付く。その時ダンに人影の気配が迫り来る。とっさにダンはウルトラセブンへと変身するが、それと同時に白い煙が部屋に充満、煙に包まれたウルトラセブンは小さくなってしまった。するとそこに黒ずくめの男が現れ、ウルトラセブンをグラスの中へと閉じ込めてしまう。そして男は影になりその場から姿を消した。



閉じ込められたウルトラセブンはグラスの中からエメリウム光線を発射し、火災を発生させる。それにより火災報知器が鳴り、キリヤマ隊長と隊員たちが現場へ急行する。そのタイミングを狙ったかのように、作戦室に人影が侵入、残っていた防衛軍の隊員2人を白い煙で気絶させ機密データが書き込まれているテープをスキミングされてしまう。一方火災現場に向かった隊員たちは慌てて消化器で消化する。その時ウルトラセブンの閉じ込められたグラスを誰かが蹴飛ばし、ウルトラセブンは解放され、消化器の煙に紛れてダンの姿へと戻った。ダンは死体に襲われたとキリヤマ隊長に説明し、何者かが念力を使い遠隔操作で死者を操っていると告げた。そしてダンは作戦室のテープが狙われたと瞬時に気付き、キリヤマ隊長たちと急いで作戦室へと戻るが、そこには防衛軍の隊員たちが倒れていて、テープもどこかへ伝送されてしまっていた。ダンはテープを回せば伝送された周波数がわかるとアマギ隊員に告げ、解析を頼んだ。それによってテープのデータを宇宙に向け発信している場所を特定した。その場所は東京K地区だった。



ダンとアンヌ隊員に基地の警備を指示し、キリヤマ隊長は他の隊員たちとともにK地区へと急いだ。現場へと急行するとポインターが着いたのは廃墟となった建物だった。するとその建物の上に受信アンテナを発見、敵はそのアンテナで上空にスキミングした情報を送信し、宇宙でそれをキャッチしていた。敵は地球防衛軍の秘密基地の所在地を宇宙から情報収集し、攻撃しようとしていた。



見えない敵の居場所と目的がわかったキリヤマ隊長はダンに宇宙へと飛ぶよう指示、ダンはアンヌ隊員に基地を任せウルトラホーク2号で宇宙へと向かう。ダンは宇宙で謎の宇宙ステーションを発見、迎撃態勢に入るが、逆に謎の宇宙ステーションから光線を受け、遠隔操作で遠くへと飛ばされ爆破されてしまう。



ダンの後を追って急いで謎の宇宙ステーションへと向かうキリヤマ隊長のウルトラホーク1号ではその爆発音をキャッチしていた。そして宇宙ステーションは巨大なミサイルを地球に向けて発射した。しかしウルトラホーク2号を爆破された瞬間にダンはウルトラセブンに変身、巨大なミサイルを発見したウルトラセブンはワイドショットでミサイルを破壊する。すると謎の宇宙ステーションはウルトラセブンに光線を浴びせ動きを止めると、円盤を使いウルトラセブンを拉致、ウルトラセブンを拘束した上で再度地球へと巨大ミサイルを発射する。



そこに駆けつけたウルトラホーク1号は巨大ミサイルを撃墜、さらに拘束されたウルトラセブンを発見し敵の宇宙ステーションに攻撃しウルトラセブンを救出する。



解放されたウルトラセブンは敵の宇宙ステーションを追う。ウルトラホーク1号も円盤を追いかける。ウルトラセブンは敵の宇宙ステーションを追い詰めると、最後はワイドショットで完全に破壊、円盤もウルトラホーク1号によって殲滅された。



難解な事件も解決し安堵しながら基地へと帰った隊員たちは笑いながら作戦室へと入ったが、ソガ隊員が自分の影に驚きウルトラガンを抜くが、キリヤマ隊長に自分の影だと指摘され笑いにつつまれていた。ダンも一足先に作戦室へと戻っていて、謎多き事件は一件落着した。

ユーリー星人のデザイン原画がこちらになります。





前回紹介した「明日を捜せ」もホラー映画のような恐ろしさがありましたが、この「侵略する死者たち」もほぼホラー作品といっていいくらいの内容でした。ホルマリンの臭いがする遺体安置所の死体を地球侵略のために操るなどという設定は後にも先にもこれだけです。巨大な怪獣や悪質な宇宙人でもないのにウルトラセブンもあわやという危機に陥りました。死者の力恐るべしです。そういえば、昨日大相撲で歴史的な幕尻優勝を果たした徳勝龍も、場所中に亡くなった近大の恩師が一緒に戦ってくれたというコメントをしていましたが、そういう力は本当にあるんでしょうかね。自分は非科学的なことは信じない人間ですが、今場所、特に後半の徳勝龍は神がかっていたとしか思えません。本人も昨日は夢のような1日だったのではないでしょうか。さて、次回も「着ぐるみの出ない3部作」から「第四惑星の悪夢」を紹介します。第四惑星の世界は本当に夢の世界だったのか、現実の世界だったのか、信じるか信じないかは43話を見たあなた次第です。
Posted at 2020/01/27 19:43:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能 | 日記

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