♯明日を捜せ【上原正三追悼特集vol.5】
前回上原正三氏追悼企画第4弾として幻の23話「300年間の復讐」を紹介しましたが、第5弾の今回は実際に制作され放送された方を紹介します。「300年間の復讐」が没企画となり、上原氏が新たに書き上げたのが「明日を捜せ」です。「300年間の復讐」とは切り離された全く別物として書き上げあれた脚本のため、「300年間の復讐」と比べてしまうとストーリーのインパクトには欠けますが、夜間に占い師の安井を誘拐するシャドー星人のシーンはなかなかのインパクトで、ホラーもののワンシーンのようです。おそらくウルトラセブンでトラウマ回に挙げられるのはこの「明日を捜せ」と19話「プロジェクト・ブルー」と33話「侵略する死者たち」あたりではないでしょうか。しかしこの回に登場したシャドー星人はそれほど知名度は高くなく、むしろ殆ど目立たない宇宙人でした。それが突如平成の終盤に作られたウルトラマンジードで味方の宇宙人としてレギュラー出演を果たし、最近はそちらのイメージが強くなってしまいました。もっとも往年のファンなら間違いなくシャドー星人といったら昔のウルトラセブンのシャドー星人を挙げるのは間違いないでしょうけどね。それでは1967年3月10日放送のウルトラセブン第23話「明日を捜せ」のストーリーを紹介します。















♯300年間の復讐【上原正三追悼特集vol.4】
上原氏追悼ブログ第4弾は1968年にウルトラセブンの23話として制作されるはずだった幻の脚本「300年間の復讐」を紹介します。幻ということからもわかるように、この話は永久欠番の12話とは違い、放送どころか制作すらされずに終わってしまいました。しかし上原氏が書き上げた「300年間の復讐」の脚本は存在しています。結局上原氏は「明日を捜せ」という別の脚本を書き直し、実際はそちらが制作されることにはなりましたが、この幻の脚本こそ上原氏が本来世に送り出したかった作品なのです。自分も見てみたかった内容ですし、ファンの間でもその脚本は非常に高く評価され知る人ぞ知る脚本として語られています。この「300年間の復讐」は薩摩藩による琉球の侵略がモチーフになっていて、上原氏が戦時中に虐げられた沖縄の人間としての怒りが込められています。しかし「300年間の復讐」は撮影直前のところで予算の関係や野長瀬監督との意見の食い違いによって制作が中止、世に出ることなく幻のものとなってしまいました。もし実際に作られていたらウルトラセブンの作品の中でも最大のインパクトを残したのは間違いありません。残念ながら幻の作品となってしまった「300年間の復讐」ですが、メッセージ性が強く非常に良いストーリーですので上原氏追悼のこの機会にその内容を紹介したいと思います。なお不採用脚本ということで、完全映像化はされていませんが、1993年2月13日放送のNHK土曜ドラマ「私が愛したウルトラセブン」で脚本の一部が映像化されているのでそちらの映像のスクリーンショットを使用してストーリーを紹介していきます。







♯アンドロイド0指令【上原正三追悼特集vol.3】
上原正三氏追悼企画の第3弾として今日紹介するのは1967年11月26日放送のウルトラセブン第9話「アンドロイド0指令」です。個人的にウルトラセブンの中でも好きな回です。ウルトラセブンで初めて上原氏が脚本を手掛けた回ですが、この脚本はこの回の監督である満田かずほ監督が上原氏にアンドロイドを主人公にしたものを書いてくれとお願いして作られたというエピソードがあります。そしてアンドロイドを操る頭脳チブル星人の人間体を演じたのは植村謙二郎です。植村謙二郎は同じ上原作品であるあの「怪獣使いと少年」で登場したメイツ星人の人間体を演じた方でもあります。あのストーリーの衝撃さゆえにメイツ星人の方が目立ってしまいがちですが、個人的には、役者としてはおもちゃじいさんことチブル星人の植村謙二郎の方が印象に残っています。これを書きながら今更気付いたのですが、おもちゃじいさんも金山ことメイツ星人もどちらも劇中では1年前から廃墟に住み着いたという共通点があるんですね。これは偶然なのでしょうか。それから、チブル星人のチブルとは沖縄の言葉で頭という意味だそうです。その名の通り頭でっかちで非常に高い知能を持った宇宙人という設定でした。このチブル星人は平成のウルトラマンギンガでも準レギュラーとして何度も登場した宇宙人でした。それではストーリー紹介に移ります。















♯宇宙船救助命令【上原正三追悼特集vol.2】
今日は上原正三氏追悼企画の第2弾として1967年4月2日に放送されたウルトラマン第38話「宇宙船救助命令」を紹介します。ウルトラマンで上原氏が脚本を手掛けたのは前回紹介した「怪獣無法地帯」とこの「宇宙船救助命令」の2話のみで、「怪獣無法地帯」は金城哲夫氏との共作だったため、上原氏単独で作り上げたウルトラマンの脚本はこの「宇宙船救助命令」のみとなっています。ウルトラマンは全39話ということで、この「宇宙船救助命令」は最終回の1つ前の回となります。そのためか、ウルトラマンと戦うこととなるキーラもかなりの強敵になっています。八つ裂き後輪もスペシウム光線もはね返す強敵で、最終回1つ前にして新たな新技ウルトラサイコキネシスまで使わせたキーラですが、いかんせん翌週の最終回に登場したゼットンがあまりにも衝撃的なインパクトを残してしまったため、怪獣、ストーリーともに印象が薄れてしまった回となりました。とはいえ、よく見れば、CGの無い時代によくぞここまで作り込んだなと思わせてくれる良い作品に仕上がっています。脚本は上原氏がウルトラマンでは初となる単独作品だったためか、クセのない王道ストーリーとなっています。それではここからはそのストーリーを紹介をしていきます。















♯怪獣無法地帯【上原正三追悼特集vol.1】
年が明けたばかりの今月2日、ウルトラシリーズの礎を築いた脚本家の1人、上原正三氏が亡くなっていたことが公表されました。上原氏は1937年沖縄生まれで、太平洋戦争の影響を受け、子どもの頃は台湾や熊本県などで疎開生活を送るという幼少期を過ごしました。そのため、同じ沖縄出身の金城哲夫同様、戦争や差別に対するメッセージや怒りを色濃く打出した脚本を書くことで有名な脚本家でした。その中でも帰ってきたウルトラマンで手掛けた「怪獣使いと少年」はそれを色濃く反映し、TBS関係者から放送を中止されそうになったり、視聴者からも賛否両論物議を醸す作品となりました。しかし、その強いメッセージは同時に「怪獣使いと少年」の評価も高め、未だに記憶に残る作品としてファンの間から語り継がれる作品にまで成長しました。上原氏の作品というとその「怪獣使いと少年」が取り上げられることが多いのですが、ウルトラQを除き初代ウルトラマンから平成のウルトラマンマックスまででトータル46話もの脚本を担当しています。さすがに全ては紹介しきれませんが、今回は追悼と敬意を表し、個人的に評価の高いものを中心に少しでも多くの作品を紹介していければと思っています。まずその第1弾として今日はウルトラシリーズ(ウルトラQを除く)で初めて上原氏が手掛けた作品、1966年9月4日放送のウルトラマン第8話「怪獣無法地帯」を紹介します。この「怪獣無法地帯」は金城哲夫と2人で脚本を書き上げていて、有名な人気怪獣レッドキングと、マスコット的怪獣で人間に友好的なピグモンという偉大な怪獣たちを輩出した回です。そしてこの回はレッドキングとピグモン以外にも吸血植物スフランを含めるとチャンドラー、マグラーと5体もの怪獣が登場した豪華な回でした。これは上原氏が担当した脚本で実際に制作放送されたものの中では一番多くの怪獣が登場した回となりました。それではそのストーリーを見ていきましょう。















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