
アルファロメオに乗るのはイケおじ
走るのは横浜ベイブリッジ
そんなイメージを持ってるのは「勝手にしやがれヘイブラザー」(タイトルうろ覚え)で柴田恭平が乗ってたから。
初めてアルファロメオなる車を知ったその時から三十うん年、自分には縁遠い世界と思ってましたが、この度みん友さんにお声がけ頂き、憧れのアルファロメオを体験する事が出来ました。
20年以上前のセミクラシカルな車体はいちいちハイセンス。
この辺りの時代の車のデザインは自分の感性にドストライクです。
部品の一つ一つにメカ感が漂い、かと言ってメカメカしい主張はせず、ごく当たり前のようにデザインに組み込まれています。

こういうボタン、たまらなく好き
流石はイタリア車。なかなか日本車ではお目にかかれない意匠です。

全く然り
そして特筆すべきはエンジン音。
ペーパー歴が長かったので、ほんの数年前まではエンジン音はただのノイズと思ってました。
そんなド素人の自分でも一発で分かる、これは良い物だと。
聞いた直後から各種脳内麻薬が生成され、笑いが止まりません。
脳内麻薬に慣れてきて、夜景を眺めつつエンジン音に耳を傾けてみます。すると鉄の塊から出てるとは思えない、木質的な音が含まれている事に気付きます。みん友さんに尋ねるとどうやら正解だったようで、そうなるよう狙って組み上げたとのこと。
道によって音の聞こえ方が変わるのがまた面白いですね。エコーがかかって幻想的な音色になったり、音が拡散して乾いた爽快な印象になったり。
同じオーケストラの演奏がコンサートホールによって異なる聞こえ方になるように。(生演奏聴いたこと無いけどたぶん)
走行が終わると神経物質の分泌が正常値に移行し、興奮の揺り戻しによる心地よい疲労感と充足感に包まれます。ちょうどライブの後の感覚に似ています。
エンジンの音そのものを楽しむ。そんな世界がある事を初めて知りました。
現車MX-30は静粛性が高く巡航時はほぼ無音です。そこが気に入って選んだのですが、加速時は乾いたエンジン音が結構響き、正直少し邪魔だなと思っていましたが、この日を境に意識が少し変わりました。
加速のエンジン音とともに心が高揚し、巡航時にまた落ち着く。車との一体感を楽しむ上でエンジン音は重要なファクターである事に気付けました。
新たな楽しみ方を教えてくれたみん友さん、ありがとうございました。
初アルファロメオ、初エンジンライブ、楽しかったです。
『好き』に全振りのスタンス、私がアルファロメオオーナーに抱いていたイメージそのものでした。
最後にもう一台のアルファロメオにも乗せていただきました。テールランプの造形が万華鏡のよう。

写真じゃ上手く伝わらないですね。最近、高性能カメラのスマホが欲しくなってきました。
Posted at 2022/06/30 07:58:36 | |
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