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2022年12月22日 イイね!

R衝動自己分析と車に求めるもの

R衝動自己分析と車に求めるもの無性にロードスターが欲しくなる衝動に襲われる事が度々あります。

衝動のトリガーはYouTubeだったり、知人がロードスターを購入したり等々ですが、先日ロードスターのブラウントップの記事を見て過去最高の発作に襲われました。



ただでさえ国内最高峰世界有数のデザインのこの工芸品にかねてより心揺さぶられていましたが、このプラチナクォーツ×ブラウン幌×テラコッタシートのカラーリングは私の好みどストライク。年甲斐なく心がトゥンクされました。

展示車が配備されたら早速見に行こうと心がはやる一方、見たら最後、チャームされてそのまま購入という悪魔的契約に陥る未来を危惧し、その前に検討すべき諸々を熟考し心を整えておかねばなりません。

購入するならメインカーとしてか、セカンドカーとしてか
新車か中古か
ATかMTか
奥様をどう説得するのか

等々色々ありますが、最も考えなければならないのは、

そもそも自分はロードスターに何を求めているのか

です。

「ためしてガッテン」の歌でも
「君の欲しいものは何ですか 僕の欲しかったものは何ですか」
と問いかけられてますし、


某団長もこのように独りごちています。

自分が欲するものの動悸を探る事は、自分自身が何を大切にしているか、ひいてはどう生きたいのかを再認識する重要な儀式でもあります。大袈裟に言うのならば。

さて私がロードスターに何を求めているか。

これまでの車購入履歴や、心惹かれる車の傾向からして私が車全般にまず求めているのはデザイン性であることは明白です。CX-3もMX-30もデザインありきで選びましたし、その他に欲しいと焦がれる車たち、

ラシーンだったり


ディフェンダーだったり


ミラジーノだったり


500Xだったり



等々ありますが、これら全て見た目だけの話で、走り心地や実用性といった視点は二の次三の次なわけです。要は見た目で楽しむ美術品、オブジェクトとしての側面を私は強く求めているようです。

ロードスターについても言わずもがなですが、この車、前述のデザイン性もさる事ながら、マツダが掲げる人馬一体の最高峰であるドライブフィールが特色なわけで、なればこそデザインだけでなくその走り心地が自分に何をもたらすのかを考えることが、この傑作を世に出して頂いた方々への礼儀であるのだと思います。

寓話「おじさんのかさ」で情操を教育された身としては、


あるいは神も仏も信仰していない理系基質ながらも、ニュートン力学だのDNAだのを知る以前に水木先生の書籍で基礎を学んだ身であるからして付喪神なぞは心のどこかで信じているわけで、


デザイン性もさる事ながら、やはり道具は使ってなんぼの精神も持ち合わせているのです。

正直、今の車MX-30もお気に入りのデザインですし、走り心地についても充分楽しめてます。人馬一体を体現した走りは私の腕前制約上まだまだですが、それを追求する楽しさを持て余し気味です。
その上でさらなる走りを求めてロードスターを購入する必要があるのか、否か。

それを考えるにはやはり一度その走りを経験してみない事には結論は出ない、ということでディーラーに行って試乗を申し込んできました。

が、結果、市街地を10分そこら走っただけではその本質を知るには至りませんでした。

もう少し長い時間じっくり味わう必要を感じ、ロードスターをレンタルして房総半島を1日走り回ってみました。





浮気ドライブじゃ無いことを証明するためだけに友人にも付き合ってもらい、写真を奥様へ送信。


そうして1日走り回った結論は・・・

【走り心地】
残念ながら胸が高鳴り走る悦びに満ち溢れるという事はありませんでした。
これは私の運転技量、人感センサーのヘボさと、MX-30でもそれなりに楽しめている事が影響していると思われます。

やや重めのハンドルは思った通りに曲がってくれますが、MX-30でも思い通りに曲がってくれます。

軽量躯体ならではの軽快さは味わえましたが、自分にとってそれほどプラス要素に働かず、むしろMX-30のシットリした走りの方が心地よさを覚えました。


【オープンカーである事】
ロードスターを語る上では外せないこの要素。レンタカーを借りた当日は文句なし絶好のオープンカー日和となりました。外の世界と隔絶ないドライブは如何程の高揚を与えてくれるのか。

はたして、やはりこれも私には重要な要素では無さそうという事が分かってしまいました。

せっかくのフルオープンなのに、ほぼ前方しか見ない。上の景色が目に入らない。上を見ている余裕がない。
どうやら私の視野は狭く、眼鏡をかけている事が拍車をかけている模様。また運転技量にバッファが無いため風景を感じ取る余裕がないようです。


幌を開けている時の私の視野イメージ。屋根の有る無しが意味をなさない・・・


こうしておっさん2人で海沿いオープンカーという、LGBTが浸透しつつある昨今にあらぬ勘違いを招きそうな検証ドライブを敢行した結果、私にはまだロードスターは時期尚早、という結論に至り、ほっとしたような残念なような心持ちでイノシシバーガーを食し、帰りの渋滞で無駄にベンツに煽られ倒して旅を終えました。




そんなこんなでロードスターの購入は一旦見送る形になりましたが、とは言えあのデザイン・カラーリングを諦めると100%踏ん切りついたわけでもなく、ではどうするかと言えばこの世には代償行為という悲しい現実逃避方法が用意されております。

見た目重視、目で愛でるのがメインの私の代償行為とはすなわち、模造品、モデルカーです。

前述の欲しい車リストに挙げたラシーンや500Xは、現在は購入衝動に駆られることはありません。R衝動に悩み自己分析を終えたいま思い返せば、それはモデルカーを入手したからだと気付きました。

この気付きを得た直後は軽い自己嫌悪に陥りました。愛車に名前をつけたり丁寧に洗車やメンテしている諸兄に比べ、車に対する思いの浅さに我ながら呆れるばかりです。ラシーンなどは300円のガチャガチャで満足してしまう体たらく。


ひょっとしてディフェンダーもモデルカーで満足するのではと先日ラジコンを注文しましたが、この説が立証されたのなら、ロードスターブラウントップのモデルカーが発売された暁には是が非でも入手してやろうと決意すると共に、現状の表層的な楽しみ方ではなく、より深く車と向き合うためには何が必要かを考えはじめた今日この頃。

車への考え方はその人の女性への考え方に通ずるものがあると耳にしますが、私がこれまでお付き合いした方々を思い返すに、決して容姿に惹かれた訳ではないと断言できるわけで、まだまだ私にも表層的な垣根を超えて本質を愛でる素養が残されていると自らを叱咤し、車と向き合っていこうとしております。



加えて言うと、私の飼っている犬は容姿も中身も大変愛くるしく表層深層兼ね備えた魅力を感じており、短絡的に考えるならば我が家の犬のような愛で方が車にも出来たのなら、それはなんと素晴らしいカーライフを送る事ができるだろうと妄想を駆り立て、何かヒントは無いかと犬と接しているうちに2022年が暮れていこうとしております。

追伸
ブログを書いてるうちにディフェンダーが届きました。チョロQ世代の私には110より90のフォルムが好みです。いよいよもってこれで満足してしまう予感しかしない。



Posted at 2022/12/23 00:11:32 | コメント(6) | トラックバック(0)

プロフィール

「友人の古いメルセデスでドライブ中。1980年代、ちょうど友人と出会った頃に作られた車。なのにABSやエコモード、オートクルーズ機能までついているオーパーツ的当時最先端な車両に、技術者方々の執念とも言えそうな情熱が伝わります。山道で5リッターV8の厳かな唸りをたっぷり堪能。」
何シテル?   06/22 11:15
車は移動手段に過ぎぬと40年生きてきましたが、内外装だけで選んだCX-3に乗って運転の楽しさをようやく知る事ができました。 2022年 もっと他の車にも乗...
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