
地球環境問題と一口に言っても、さまざまな問題が含まれるが、ここ数年のトレンドは、やはり温暖化の問題であろう。現在の地球温暖化を引き起こしている主原因が、化石燃料を消費することで排出されるCO2であるとするならば、その排出量を極力抑えなければならない、というのが現時点での最新の理解であると思う。
EUでは、その一つの対策としてディーゼルエンジンの活用が活発である。その高い熱効率や燃料の質をあまりシビアに問わないというメリットは、他の様々なデメリットを補って余りある、という判断なのであろう。もちろん、様々な最新技術により、微粒子(PM)や窒素酸化物(NOx)の排出量もかつてのそれとは桁違いに抑えられるようになり、最近では「クリーン・ディーゼル」という言い方まで登場している。そして日本でも、2009年規制という厳しい値に向けて、技術開発がますます活発に進められている。
そんなディーゼルエンジンとそれを用いた自動車の歴史を振り返り、その価値を見直そうという本「ディーゼルエンジンと自動車」(三樹書房)が最近出版された。著者の鈴木孝氏は、日野自動車でエンジニアをされ、紫綬褒章まで受章された方のようである(生年から計算すると、今年は御年80歳になられるようだ)。ディーゼルエンジンがどのような苦労を経て発明されたか、そして他の最新の環境対応技術と比較してどうなのか、といったことまでの広範囲な話をカバーした、大変興味深い本である。ディーゼルエンジン(自動車)にご興味がおありの方、是非ご一読をオススメしたい。
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雑談 | クルマ
Posted at
2008/04/02 19:24:48