Info-ECOモードを解除してから、2週間ほどが経過した。日々刻々と変わる走行状況のなか、現時点で断定的な結論は出せないが、燃費に関して少しデータが溜まってきたので、現状を記しておきたい。
やはりというか、燃費は概ね5~10%の増加、という状況である。ただし、走行条件によっては意外な結果が出ている。というのは、Info-ECOを解除した結果、おそらくは
・燃調が濃い方向へシフト
・シフトアップが遅めになる
・60km/h以下ではロックアップがきかない
・信号停止時等の疑似ニュートラルモードもきかない
という、いずれも燃費が悪化して当然という状況下、低速セクションが中心の道路では明確な燃費悪化がみられるのに対して、意外にも中速セクションが半分以上の通勤経路では、燃費の差がほとんどみられないのである。当初の予想では、ロックアップが効かないことによる燃費の悪化は避けがたいものと考えていたが、結果からいえば、無理して低回転数・低トルク・ロックアップによる燃費向上を狙っても、そこそこ回っている状況で走るのと大して変わらない、ということになる。この事実はかつて
負荷と燃費という記事でも少し書いたが、結局のところ、クルマが通常使用される状況の中どこで一番燃料を食っているか、ということに帰結されるのだろう。
いうまでもないことかもしれないが、クルマの走行中、もっとも燃料をロスしやすいのは、アイドリングと発進時の加速、そして減速時である。Info-ECOモードを堅持して走っていると、ヘタをすれば軽自動車やVitzクラスのクルマにシグナルスタートの加速で負けることがある。このクルマのもつポテンシャルを“封じて”しまっているのは勿体ない、とも思うが、そこはそれ、燃料の方が勿体ない、と思うかどうかで、Info-ECOモードを選択するか否かの判断が分かれるところかもしれない。
Posted at 2008/12/27 23:28:41 | |
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