2009年01月17日
かなり矛盾したタイトルの本記事である。
もちろん、ATのいわゆる「マニュアルモード」での操作のことなのだが、実際にはかなり自動化されている。まず、ATは(おそらく機構保護のために)速度・エンジン回転数が落ちていくと自然とシフトダウンをしていくようプログラムされているため、マニュアルモードであっても、3速なら3速、4速なら4速を維持しようとしても減速していく過程で勝手にローギアに落ちていく。そして、クラッチで動力を切れないために、シフト時にアクセル操作は不要、というよりむしろ、アクセル操作はしない方がスムーズに繋がる。そういう制約はあるものの、とにかく、これが最善であろうと思われるシフト操作で、燃費向上をめざして(ちょっとだけ)奮闘してみた。
結論から書くと、「AT任せと同じだった」。先週までの“通常モード”による走行燃費は8.5km/Lに対し、今週1週間頑張った結果の平均値は、8.6km/L。強いていうなら、比較可能なECOモードでの走行データと全く同じ数値となったが、この微妙な差は信号待ちのタイミングやほんのちょっとした加速時のアクセルの踏みシロによる違いを反映しているようで、本質的な差はほとんどないと言っていいだろう。
あくまでも、私が普段通る道(渋滞はなく、基本的に信号に従って流れている市街地+バイパス走行)での結果であるから、ストップアンドゴーが激しい環境などではもっと差が付く可能性はある。がやはり、基本的な燃費向上の考えかたとして、早めのシフトアップ、無用な加速・減速の低減、といったことが結局一番効いている、ということは間違いないことであろう(マニュアルモード中も基本的にそういう走り方を心がけたし、それによって燃費計の数値が大きい方へ変動していった)。
ということで、(予想通り)あまり面白い結果にはならなかったが、やはり燃費はアクセル・ブレーキの踏み方次第である。燃費ばかり気にしていると、かえって危険回避が遅れたり後続車に迷惑を掛けたりする恐れもあるから、足先の感覚にあまり自信がない人は是非ECOモードを活用してECOランプが消えないように走り、自信がある人は己の感覚を信じ、メリハリのある運転さえすればそれで十分だと思う。
さて、明日からまた、通常ATモードによる走行へ戻そう。
Posted at 2009/01/17 00:52:36 | |
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燃費 | クルマ
2009年01月12日
2週間ほど、通常使用状態(通勤、レジャー使用)での燃費を継続的に計測して、過去の比較可能なデータとつきあわせてみた。
結論から言うと、「ほとんど変わらないが、ECOモードの方が“ほんのちょっとだけ”いいかもしれない」という程度の差であった。具体的には、通勤時のデータで、昨年同時期の平均的な数値が8.6km/Lに対し、ここのところは8.5km/L。この差が有意かどうかは微妙なところで、少なくとも“私の走り方”ではほとんど差が出ない、ということになるようだ。
“私の走り方”とは、燃費向上を意識して丁寧なアクセルワークを心がける、いわば「ケチケチ」運転。反対に、信号スタートで3000rpmあたりを常用したり上り坂でうっかり調子に乗ってしまったりすると、気持ちがいいのと引き替えにどんどん燃費計の数値は下がっていく。つまり、燃費を決定づけるのはやはり“走り方”である、と改めて認識させられた次第である。その辺の(アクセルワークに対する)応答がきわめて素直で自然であるのは自然吸気エンジンであるがゆえかもしれないが、結局、ECOモードとは「ケチケチ」運転を半強制するモードであって、人間がそれなりに気を遣えばそんなモードなど不要、といってもいいのかもしれない。
というわけで私は今後、ECOモードは使用しないであろう。停車時のオート・ニュートラルとエアコンとの相性の悪さもこれで(結果として)解消されるし、ニュートラルに入れたければシフトレバーを使えばいいことだ(これは全く苦にはならない)。出足の悪さも感じなくなるし、それでいて、「ケチケチ」運転の基本を守りさえすれば燃費の悪化もほとんどみられない。これ以上を望むなら、最初からマニュアル・ミッション車をチョイスすべきであったろう。
さて次なるはいよいよ、“人間の意図的なAT操作はAT本来のプログラム動作に燃費で勝てるか?”である。マニュアル・コントロールといっても所詮はATのまがい物だからロスの方が大きくなる可能性は大だが、ちょっと追究してみて、おもしろい結果が出たらまた記事にしてみたい。
Posted at 2009/01/12 00:25:35 | |
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燃費 | 日記