2008年12月22日
以前にもブログで軽く触れた話だが、Info-ECOモードを解除したらどれくらいの燃費になるのか改めて興味が沸いてきたので、12ヶ月点検も済んだのを機に、ECOモードを解除して長期ランニングテストに入ってみた。
乗り始めてから丸1年、積算距離1.3万キロのほとんどをInfo-ECOモードにて走ってきたが、このモードはとにかくドライブ・フィールがよろしくないと思う。有り体な言い方だが、どうしても“ギクシャク”としてしまうのである。燃費を稼ぐために低トルク・低回転領域を多用するモードだから当然といえば当然なのだが、2.0Rに載った高回転型エンジンの“美味しい領域”は2500rpm以上であるのに対し、ECOモードでは2500rpm以下の領域を積極的に多用するようになっているため、せっかくのエンジンのポテンシャルがまるで“封印”されたのようになってしまう。しかも、この領域での変速はATオイル圧が下がってしまうためか切り替え時の繋ぎショックが結構大きく、(おそらくは他社純正より)少し硬めのトルコンオイルによる滑りでも吸収しきれないらしくて、なおさら“ギクシャク”感を増長してしまうようだ。
一方、ECOモードでは時速50kmを少し超えたあたりで4速ロックアップ機構が働き始めるが、ECOモードを解除すると時速60kmあたりにならないとロックアップしてくれない。つまり、街乗り時の常識的な速度での走行では、ECOモードを解除してしまうとほぼ全域でロックアップが働かない。実は、普段通勤で使う道の半分くらいはこの微妙な速度域での走行になっていて、丁寧にアクセルを踏めば時速50km以下でもなんとかロックアップが維持でき燃費向上に大いに貢献してくれると期待されるので、これまではギクシャク感をガマンしてずっとECOモードにしていたという経緯である。が、ここへ来てガソリンの値段もぐっと下がってきたので、おそらくはこのクルマ本来の最適セッティングであろう、通常モードでの走行をしばらくは楽しんでみよう、という訳だ。
冬は暖機が長めとなり燃費も下降気味だが、1年前のデータがそれなりにあるので比較は十分可能であろう。これで、実は燃費が全然変わらなかったとなると今までのガマンはなんだったんだろう?ということになってしまうが、おそらくは5~10%程度の燃費悪化になるのではないかと予想している。データがある程度溜まってきたら、またここでネタにしたい。
Posted at 2008/12/22 23:34:10 | |
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ドライブ・フィール | クルマ
2008年06月14日
17日にデビューする予定のエクシーガだが、特別に(?)試乗させてもらったので簡単にご報告を。
まずは見た目の印象。結構大きい、という感じ。横幅も背の高さも、レガシィより一回り大きいのだから当然だ。フロントマスクは直線的な印象のザックリとしたデザインだが、これはこれで悪くないと思う。方向性は全く違うが、デザイン・イメージとしてはフォレスターと共通する雰囲気がある感じもする。
乗せて頂いたのは、2.0GTのフル装備バージョン。I,S,S#の各モードを切り替えながら乗ってみたが、ターボが効いてくる2500回転以上の領域では、気持ちいいレスポンス。7人で乗ったらどうかはわからないが、4人ならまず問題はないだろう。Iモードでも、ターボはそれなりに効くセッティングのようだが、交差点を坂道発進で右左折するようなシーンでは、ちょっともたつきを感じた。
足回りは、自分の車に比べるとかなりソフトで乗りご心地はイイ。でも、ベタベタな感じはなく、適度なしっかり感があった。ミニバンとしては、上出来なのではないだろうか。
内装やシートは、レガシィのイメージとそう変わらない感覚で違和感なし。着座位置が高い分、見切りはよい。車の大きさをうっとうしく感じることは全くなかった。
オプション装備のガラスルーフは、後部座席の人にとっては開放感があっていいかもしれないが、フロントの乗員にとっては日が差し込んできて暑いだけかも。秋~春の3シーズン専用か。(笑)
3列目は、着座位置が前2列よりさらに高くしてあり、座高の高い私にはヘッドクリアランスが少々厳しい。シートベルトもALRではなく、チャイルドシートは簡単にはつかない。しかし、後部ドアをスライド式にしなかった分、シート幅は余裕がある感じで、5ナンバー枠の7シーター車とは格の違いを感じる。
といったところであった。また思い出したら続報を書きたいと思う。
Posted at 2008/06/14 18:30:03 | |
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2008年05月17日
今日もいい天気で、A/CをONにして走っていたら、相変わらず“ガツン”が来た。今日はちょっとばかりデリケートな運転をする必要があって、シグナル・スタートで1秒待てずにうっかり“ガツン”が来ると困るので、Info-ECOモードを解除することにした。するとやはり、“ガツン”は一切なくなった。しかも、ドライブフィールは凄くイイ!クルマはこうでなくっちゃ!、と思うような、滑らかでクイックなレスポンスが返ってくる。なるほど、こういうことなのか。
その代償としてか、燃費はガタ落ちである。まぁ、街乗りなのでどっちにしろロクな数値は出ないのだが・・・。4速ロックアップで走っている限りは、Info-ECOしようとしなかろうと燃費は変わらない筈だが、前記事のような超好条件下ではない一般的な走行条件だと、どの程度影響が出るのか、少し検証が必要かもしれない。A/Cが要らない時節のうちに、定常条件下(いつもの通勤など)でテストしてみたい。
Posted at 2008/05/17 22:38:18 | |
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2008年05月03日
このところ気温が上がってきた。雨で窓が開けられない時には、エアコンをかけ始めている。すると、時折発進時に“ガツン!”とギアが繋がるような感覚のショックがくることがある。初めはビックリして、な、なんだこれは?と思ったのだが、何度か経験しているうちに、発生パターンが分かってきた。
どうやら、エアコンのコンプレッサやジェネレータなどの負荷がフルに掛かっているアイドリング時に、ECOモードで「擬似ニュートラル」状態に入った後に起こるようである。アイドリング回転数が上がっているところへ、ブレーキオフ→アクセルオンのタイミングが短いと、擬似ニュートラル状態からいきなりクラッチ板が繋がって、“ガツン!”がくるのだと思う。運が悪いと、アクセルオンでクラッチが繋がる瞬間とエアコンのコンプレッサの動作開始がオーバーラップして、凄い“ガツン!”になる。壊れたんじゃないかと思うくらい、不快なショックである。
とりあえずの対策としては、エアコン使用中は、ECOモードを切るか、停止時にシフトを手動でNにして発進時にDに戻すか、ブレーキオフからアクセルオンまでのタイミングを1秒以上とるか、といったことになるだろう。がそれにしても、ここまで酷い“ガツン!”は、スバル社内試験をパスしているのだろうか?制御アルゴリズムを工夫すれば、回避する方法があるようにも思うのだが・・・。
以前にも、シフト・ショックの件をブログに書いたことがあるが、あれも、ひょっとしたらエアコン使用との相性だったのかもしれない。そういえばあのときも、除湿のためエアコンをONにして乗っていた。なるほど、そうだとすれば、その後再現しなかったのも説明が付く。今後も引き続き、検証してみよう。
Posted at 2008/05/03 23:05:12 | |
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ドライブ・フィール | クルマ
2008年03月03日
2.0Rに搭載の4ATの制御アルゴリズムで一つだけ不満な点がある。それは、減速時にシフトダウンをしていく上に、そのシフトショックが目立つ場合がある、ということだ。減速の仕方にもよるようだが、特に、3→2と落ちる時の繋がりがあまりよろしくないようで、時々それが鬱陶しく感じる。上がっていく時は全く問題ないので、惜しいところだと思う。
先日、このダウンシフト・ショックが妙に厳しく出ることがあった。何故かよくわからないが、金属的な「ガツン」という繋がり方をする感じになり、故障か?と思わせるくらいのショックがくる。マニュアルモードでやってみても同様で、ありゃりゃ?と思っていたが、少し休ませる(~1時間くらい)と一時的に元に戻るようだったので、なんだか気持ちが悪かった。しかも何故か翌日になったら消えてしまった。そんな訳で現象の再現性を確認中であるが、ATFの温度や外気温など、様々な条件に左右される可能性があるので、簡単には再現しないかもしれない。まぁ、再現せず平穏無事でいてくれる方がむしろ有り難いのだけれど。(笑)
Posted at 2008/03/03 00:56:14 | |
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