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2008年02月13日 イイね!

人柱・第二章(ECUモニタ)

クルマの状態を正しく解析するには、正しい情報を得るのが一番。それには、ECUからの状態モニタ信号を記録するのが早道である。ということで、freeで使えるモニタリング・プログラムと接続ケーブルを揃えてみた。

接続ケーブルはOBD-IIと呼ばれる各社共通のコネクタとPCを結ぶ一種のシリアルケーブルである。自作も可能とのことだったが、部品を取り寄せて作っている時間が無いので既製品に頼ることにした。一部では有名らしい、ここから直輸入。直輸入といっても、必要事項を記入してポチッとするだけなので簡単である。発注から到着までちょうど1週間であった。EMSで発送されるから、荷物No.によってウエブサイトでトラッキングが出来、「いま出国した」「いま日本の税関まで来た」「明日配達されそう」みたいなことがほぼリアルタイムに分かる。凄い世の中である。ちなみに、MITSUBISHI車に乗る予定は当面ないので、SUBARU車(2003年以降対応)専用品($79)をチョイスした。

ソフトウエアは、いまトレンドなのは OpenECU + ROMRaider (ex. Enginuity)という組み合わせのようだ。対応車種ならECUのセッティングまでいじれるらしい。今回はとりあえず、クルマやエンジンの状態モニタが主目的なので、loggingのみならEnginuity単体でできる筈。もしうまく行かなかったり、クルマや自分との相性が悪かった時に備えてECU Explorerというプログラムも用意した。状態診断だけなら、各社共通のプロトコルを使っている部分が多いらしく、汎用的な部分は大概うまく読めるようであるから、他にもいくつかあるプログラムから好きなものをチョイスするといいだろう。

これがうまく働けば、要するにこれのまねごとができる訳である。しかもPCにログが取れるから、あとから様々な解析を行って運転の最適化やチューニングのしどころが明らかにできる。これは面白すぎる話である。

さて、ちょっと接続してテストをしてみた。ソフトのインストールやケーブルの認識は問題なく上手くいった。そしてログを取り始めると、おぉ!データが読めた!ところが、ちょっとすると様子がおかしくなる。使っているノートPCの処理能力に問題があるのか、ケーブルとの相性の問題なのか、途中で通信が途絶えてしまうのだ。これでは使い物にならない。もうちょっと処理能力の高いPCを調達して、ためしてみなければなるまい。

とりあえず、現状はこんなところだ。当面の目標としては、車速・エンジン回転数・エンジン負荷・インジェクション量・負圧・スロットル開度などを同時にモニタし、最適な省燃費運転状態というものを抽出すること。なんらかの目安が得られたらいいなと思っている。
Posted at 2008/02/13 23:30:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | ECU | クルマ
2008年02月13日 イイね!

人柱速報 (AWD強制解除走行燃費・結果)

ということで、思いたったが吉日、通勤路で強制FF走行の燃費テストを決行してみた。

たった一回のデータで何かを言うということは大変危険なことであり、様々な要因によるブレ・ふらつきの幅を最大限考慮したとしても、本来なら最低限、数回のデータを元に議論したい。が、強制FF走行はメーカーが推奨しないイレギュラーな走行状態であり、何度もテストするのは結果として自車を壊してしまうことにも繋がりかねない。よって、大変遺憾なことではあるが、とりあえずは「1発勝負」のテストということでご勘弁願いたい。

経験的に走行状態が比較的安定すると考えられる時間帯を狙い、エンジン始動前に強制FF状態のセットをし、通常と同じようにコールドスタートからの計測とした。本日の気温はいつもより若干低めで、冷間時燃調を考えると燃費の向上には若干不利なシチュエーションである。

さて、結果を書こう。なんと、同一コースにおける過去の記録と比較して、もっとも良い燃費を示したのである。これまでのデータでは8.1~8.5km/L、平均的には8.3km/Lといったところであったが、本日は8.6km/Lの新記録をあっさり達成、平均時速(所要時間)がほぼ同一だった過去の実績をいくつか拾い出して比較すると、3%程度の燃費向上という結果になった。一連のテストがコールドスタートによるものであることを考慮すると、通常走行時においてはもっと高い改善率をもたらす可能性もある。

もちろん、様々な条件の違いによる変動を考えれば、この結果をもって強制FF状態の方が絶対燃費が良い、と結論づけるわけにはいかない。ただ、過去の振れ幅を飛び越える値を得たと言う事実は、強制FF状態のもつ燃費改善のポテンシャルを示していると思う。

同じクルマなのに、後輪へのトランスファーを切り離すだけでどうして燃費が改善する余地があるのか?いま一つよく解らないが、他メーカーの4WD仕様車にはFFベースのパッシブ4WDが多い理由は、やはりそういった事情が含まれているのかもしれない。ただ、再三述べるが、同一車種でFFと4WD仕様の両方の車種がある場合、4WD仕様車の公称燃費はFFのそれと比較してかなり悪化するのが通例である。どうせ悪化するなら、普段から4輪を回して滑り出しに備えたり、発進時のしっかり感にそのロス分を使ったらどうなのか。それとも、あくまでも通常FF時の「FF的乗りやすさ」を重視している結果なのか。そのあたりに、クルマに対するメーカーの設計思想が見える気はする。

日産のデュアリスという車種には、2WD/AUTO-4WD/LOCK-4WDの切り替えスイッチがあるそうだ。説明書きによれば、AUT0-4WDモードでは電子制御により常用100:0から50:50までを状況に応じて自動的にトルク配分するとのこと。対して、2WDモードは経済性に優れると書いてあるので、やはり後輪への伝達をカットするだけでもある程度の燃費改善が見込めるということなのだろう。公称燃費も、この車種の場合は2WD版と4WD版とでほとんど変わらない(それぞれ 14.2, 13.8km/L)。後者は恐らく2WDモードを利用しての測定と推定されるので、メカニズムの追加による車重変化やフリクションロスによる燃費悪化分は、せいぜいこれくらいのものと考えられる。もっとも、強制的に2WDモードにするスイッチの搭載は、ある意味で「公称燃費対策」と言えなくもないだろうが・・。

慣れの問題に因るところが大きいとは思うが、入れ慣れた駐車スペースに1発で入らないということが、クルマを換えてからこのところ度々起きていた。それは、長い間FF車に乗ってきた"癖"によるものなのか、本日の強制FF状態では不思議なくらいスパッと定位置に入れることが出来た。AWDを乗りこなすには、まだまだ修行が足りないようである。いずれにせよ、通常時でたった数%あるかないかの燃費改善のために、AWDに負担を掛けて壊してしまっては元も子もない。速やかに強制FF状態を解除したことは言うまでもない。
Posted at 2008/02/13 00:13:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 燃費 | クルマ

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