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2009年05月03日 イイね!

上限1000円の“効果”

上限1000円の“効果”今日も、全国各地で高速道路が大渋滞だったようである。かく言う私も、その格安効果の方は恩恵をこうむり、愛知→首都圏方向へ1570円ポッキリで走ったが、深夜にもかかわらず“どこからこんなにクルマが湧いてきたんだ?”と思うくらい密度が高く、走りにくかった。部分的に渋滞もあって、ヤレヤレ、という状況。

「渋滞学」という本によれば、数珠つなぎになって走っている場合は時速90kmくらいがある種の遷移領域で、それを超えるととたんに自然渋滞が起きるんだそうである。ある程度車間距離があれば、サグやトンネル、ちょっとした障害物などによる減速を吸収できるが、詰まってくるとそういうものが回避できなくなりブレーキを踏み、それが連鎖して渋滞となる、ということらしい。経験を積んだドライバーならなんとなく経験的に解っていることだけど、それをマジメに学問する人がこの世の中にはいるのだから、面白い。まぁ、理由が解ったところで、これだけクルマが大量に高速道路へ流れ込んでくればどうやっても渋滞は避けられないわけだが、50km、60kmの渋滞などとニュースで聞くと、古き良きクルマレジャー時代を思い出して、なんとなく懐かしい、ノスタルジックな気持ちになる。

それはさておき、そもそもETCは、料金所に起因する渋滞を解消することが一つの理由として導入されたものと理解しているが(実際、“渋滞・・・そんなものがあったなぁ、昔は”と懐かしむようなシーンのコマーシャルを観たことがある)、そのETCを使うことを前提にした割引システムが、今回のような大渋滞を引き起こす結果となったのは実に皮肉なものだと思う。しかも、渋滞は燃費を悪化させ、時間も浪費する。深夜割引の拡充など、交通量を分散させる方策としての割引なら理解できたし、営業大型車などとの棲み分けという意味もあったから、これまでのそういう流れ自体は歓迎だったのだが、ここに来て(期間限定とはいえ)とんでもないミソをつけたな、と思う。

そもそも、国を挙げてCO2排出量を減らさなければならない、と言っているその舌先で、CO2排出量を明らかに増大させるような政策を採るのは、どういうことなのか。経済状況が悪いから、という理由ならなんでもアリなのか。100年に一度の危機、という割にはあまり危機感が伝わってこないし、給付金や減税効果も結局は借金の先送りみたいなものな訳で、そのうえCO2削減目標も借金として先送り、では、国家100年の大計はいったいどうなってるの?といいたくなる。上限1000円の真の“効果”とは、結局、我々国民の負担となってのしかかってくるだけ、という気がしてならない。
Posted at 2009/05/03 00:30:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | 雑談 | クルマ

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