テスラとの勝負…

海沿いの国道134号線は、以前は松波、柳島、高浜台、唐ケ原などあちこちで渋滞していたものです。

それが、江の島入り口から西湘バイパスの入り口の全区間が片側二車線化されてからは渋滞もかなり改善され、快適なドライブロードになりました。

テスラのエンハンスドオートパイロットは、前車に追従する機能に加えて、追い越しまでやってくれるほか、一定条件で車庫入れも自動でやってくれます。


片側二車線と言えば、ちょっとした高速道路並みで、オートパイロットは高速道路で使うのが本領発揮するのでしょうけれど、空いた国道134号線であれば、信号待ちをしている時にちょいちょいとレバーを下げるだけでオートパイロットが始まります。

前車が発進すると追従して走り始め、登録した速度の範囲で、こちらも予め設定した前車との車間距離を保ちながら走ってくれる…

はずなのです。




実際には、前車に追従して走り出す際に結構ギクシャクします。

スタート時には必要以上にダッシュしてしたかと思うと、前車に追突しないよう減速することになります。

最初は前のクルマの運転が下手くそで、ギクシャク走らせるためにこっちまでギクシャクしてしまうのかと思ったのですが、下手くそではなくスムーズに運転させていても、追従するテスラの走りがギクシャクしてしまうのですよ。

車線変更しようとウインカーレバーを操作すると、後続車がいなけれどスッと車線変更してくれる…

車線変更先に後続車が迫っていたりすると車線変更がいったんキャンセルされ、タイミングを見て再度ウインカーレバーを操作すると車線変更を再度チャレンジします。





今回、変更先の車線の後続車がやや迫って来ている状態でウインカーレバーを操作したところ…

車線変更の途中で突然車線変更を中断して、車線変更の途中で警告音を発したかと思うと、操作をドライバーに委ねてきたのですよ。

と言うか、咄嗟のことだったので実際のところどうだったのかはうまく言えませんが、そんな感じだった…

様々な状況を想定して自動運転はプログラムされているはずなのですが、それほどうろたえちゃうようなイレギュラーな場面でもないはずなのに、これではちょっとびっくりと言うか、動揺しちゃいますね。


皆さんの運転がどこまでスムーズなのかは分かりませんが、現在のテスラのオートパイロットを見た限りでは、安心して運転を全面的に委ねられるとは思えませんでしたよ。

全ての点において人間を凌駕するようなシステムに成長していると言い難い…


オートパイロット中は、常に神経を研ぎ澄ませて、何かあればブレーキを踏む、あるいはステアリングを切ることでオートパイロットをキャンセルして、実際にキャンセルもして、クルマとのチキンレースです。

将棋ではないけれど、無意識のうちに数手先まで読みながら操作しないと本当にスムーズに走らせると言うのは難しいのでしょうね。

システムのアップデートを期待したいところです。