いくら燃費の悪いクルマでも、燃料系の指針が見る見る下がっていくのが分かるなんてことはないですよね。
でも、EVの航続可能距離は走らせていると減っていくのが分かります。
と言うか、つい気にしちゃうのよね。
箱根の登り坂だと、減るペースが明らかに早い…
実際に走った距離よりも減る距離の方が多く感じます。
ただ、下り坂だとその逆になります。
国道1号線の仙石原の信号で、航続可能距離は240キロと表示されています。
ここから箱根湯本までの長い下り坂が始まります。
ワンペダルなので、自宅を出発してから、ブレーキペダルは踏んでいません。
踏むのはバックするためにシフトチェンジする時くらいなものです。
途中、宮城野の信号が黄色に変わるのを見て、少しずつアクセルペダルを緩めると、テスラは徐々に減速を始めて、信号のところでピタリと停止します。
スムース、スムース、ウルトラスムース…
これはこれで慣れと腕が必要なので、こう言う走らせ方は面白いものです。
宮ノ下、大平台と下って、大平台のヘアピンカーブでも、ブレーキペダルなんてただの一度も踏みませんよ。
液晶パネルを見ると、制動がかかるのはすなわち充電をしているのであって、ハイブリッドカーのようにすぐにバッテリーが満充電状態になってしまうのとは違います。
出山の鉄橋をこぐり、塔ノ沢から函嶺洞門の脇を通過して、箱根湯本まで下りて道が平らになった時点で、航続可能距離を見ると250キロに…
仙石原から10キロ以上は走っているのに、走れる距離は逆に10キロ増えちゃっている…
ガソリン車でどんなに低燃費走行したからと言ってガソリンが増えちゃうようなことは決してないので、これはEVならではの現象ですね。
まあ、その時は凄く得したような気持ちになるけれど、登り坂と下り坂のどっちが多いかと言えば、それは同じなのであって、登り坂で電力を余計に消耗した分、下り坂で充電できるだけのことであって、プラマイゼロ、チャラなんですよね。
それでも、下り坂でブレーキを踏むことで熱エネルギーとして放出されることが皆無なのは凄いことなのかもしれません。
エンジンブレーキとは違って、ワンペダル走行に慣れると本当に切れ目なくウルトラスムースに走れるのですから。
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テスラ | クルマ
Posted at
2023/11/05 15:13:03