こんな感じなのか…

納車されたプチフェちゃんをひととおり走らせてみて、大体の感じが掴めてきました。

どうしてもこれまでに乗ったことのあるクルマと比べるしかないのですが…



まず、運転席に座ってみて思い出しのは…




初代プリウスみたいなドラポジだなぁと。

初代のプリウスは姿格好こそずんぐりしてお世辞にも格好良いものではありませんでしたが、あえて乗員をアップライトに座らせることで大人4人がゆったり座れる室内スペースを確保することに成功しました。

アバルトは4シーターではありませんが、着座位置を低くして足を前に投げ出すようなドラポジを取らせたら、あの全長に対してこれだけの室内空間を確保することはできなかったと思います。




ポルシェなどと比べると車高も着座位置も高くて、スポーツカーと言うより軽トラにでも乗っているような感じに近いのではないかと…




それでもスポーティーに感じられるのは演出のなせる業なのでしょうね。


あと、発進加速ですが…

ゴメンナサイ、以前に何度か運転した軽のハイゼットカーゴを思い出しましたよ。

車重が軽い上に180馬力もあるのに、思ったよりクルマが前に飛び出す感じがしなくて…

まあ、これは比べる相手が悪いですね(笑)

テスラのドンッと出る加速はスタンダードレンジでもバイク並みだし、964の大排気量のエンジンは馬力はそれほどでもなくても出足は鋭いです。

ティプトロニックは実質3速ATですから、加速中に無駄な変速も入りませんからね。

足グルマのアクアも変速機構がないうえにモーターのアシストが入るので、そんなに頑張らなくても発信加速はかなり鋭いのです。

なので、申し訳ないのですが、アバルトの加速や変速ショックで思い浮かんだのはハイゼットだったと…


でも、パドルで積極的に低めのギアに入れてエンジンを回すようにすると、それまでののんびりした感じのオートモードが豹変して、俄然楽しくなります。

テスラともポルシェとも違った世界がこのクルマにはあります。

立ち居振る舞いが粗削りであるからこそ愛着が出るし、上手く乗りこなせたと感じられた時の歓びも無上…


クルマって本当に面白い…