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吉田 匠のブログ一覧

2008年12月31日 イイね!

2009年もスポーツカー親爺をよろしく!

2009年もスポーツカー親爺をよろしく!激動の2008年ももうすぐ終わり。皆さん、「紅白」なんか観てますか、それとも裏番組?

来年の経済環境はますます厳しさを増していきそうですが、だからといって<クルマ好き>を止めるわけにいきません。自慢じゃないけど僕なんか、この期に及んでまだまだ欲しいクルマがちゃんとありますからね、旧いのも新しいのも。

前のブログに書いたように、「ダウンサイジングすれど、クォリティ落とさず」で踏ん張りつつ、チャンスを狙っていこうと思います。お隣の頑固一徹ブログ親爺が書いている<ピンチはチャンス>、う~ん、いい言葉だ。

こうやって状況が厳しさを増していくと、自分にとって、あるいは世の中にとって、本当に必要なものは何なのか、本当に気持ちいいものは何なのか、クリアに見えてくるような気がします。だから一度、極限近くまでいってみるのも一興かと・・・。

というわけで、皆さんお元気で、よいお年をお迎えください。来年も、スポーツカー親爺を、どうぞよろしく!
Posted at 2008/12/31 21:59:15 | コメント(16) | トラックバック(0) | 日記
2008年12月29日 イイね!

「ダウンサイジングすれど、クォリティ落とさず」、または「手放すもんか、ジュニアZ」。

「ダウンサイジングすれど、クォリティ落とさず」、または「手放すもんか、ジュニアZ」。今年最後の日曜日にあたる昨日、僕のサードカー、いや違った、1週間前にファーストカーの2005年ゴルフⅤ GLiを手放してしまったので(参照『TAKUMI YOSHIDA.log』 )、今や1991年964C2GTに続く僕のセカンドカーに昇格した、1970年アルファ ロメオ・ジュニアZに乗ってきました。

このまえ走らせたのが8月末だから、4ヶ月ぶりということになるけれど、預かってもらっている須走りのワークショップBlue Artで久しぶりにザガートボディに収まり、1.3リッターのアルファツインカムを叩き起こしていざワインディングへ。

須走りから籠坂峠を越えて山中湖に到り、そこから今度は明神峠を上ったら、富士スピードウェイの裏に向けて一気にダウンヒル、再び須走りに戻るという、写真撮影時間を入れて1時間半ほどの短いワインディングロード巡りをしただけなんですが、いやいや猛烈に気持ちよかった。

以前は状況が悪いとグズり気味だったウェバーキャブレターが完調になり、エンジンが全域でスムーズに吹けるようになったため、しなやかな脚のもたらすニュートラルなコーナリングをこれまで以上に愉しめるようになったのであります。

そうなると、50、60、70年代の旧いスポーツカーほどドライビングして気持ちいいものはありません。しかもジュニアZは車重1トンを切るライトウェイトだし・・・。

ところが毎日、朝刊を見るたびに暗い気持ちになる記事ばかり、なかでも自動車業界関連にはいい話などなくて、来年は情勢がもっと厳しくなるらしい。

そこで来年を乗り切るための指針、決めました。「ダウンサイジングすれど、クォリティ落とさず」。表現を変えれば、「規模は縮小すれど、質は落とさず」。

となると、僕のフリートでいえばジュニアZのような、日常生活に必要のないクルマは手放すべき状況にあるのかもしれないけれど、昨日あらためてワインディングに駆り立ててみて、今こいつとバイバイするのは極めて困難だと再認識。

というわけで、C2GTとジュニアZを可能な限りキープしたまま、僕はもうひと踏ん張りしてみようと思います。根が楽観主義なのでね・・・。

皆さんも、それぞれ状況は異なれどいずれも厳しいのではないかと思いますが、大好きな自動車との暮らし、「規模は縮小すれど、質は落とさず」で、エンジョイしていきましょう!
Posted at 2008/12/29 16:45:42 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2008年12月25日 イイね!

久しぶりにストーンズに痺れたぜ、な夜。

久しぶりにストーンズに痺れたぜ、な夜。他のみんなはクリスマスイヴのことなんか書いてるけど、僕はちょいと旧いネタ、しかもクルマ以外の、で失礼。

先週金曜日、乃木坂で「安藤忠雄建築展」を観たあとすぐ僕は六本木ヒルズに向かい、そこにあるTOHOシネマズなる映画館に飛び込んだのでありますよ、この日が東京での最終日だった『ザ・ローリング・ストーンズ・シャイン・ア・ライト』という映画を観るためにね。

ロック好きで知られるマーティン・スコセッシ監督が撮った、ローリング・ストーンズのコンサートの実録映画、と説明すれば分かり易いでしょうか。

ただし、2006年秋のニューヨークでのこのコンサート自体、もともと予定にあったものではなく、この映画のために組織されたものだというし、実際にはコンサートの模様だけでなくその前後のことも収録されている。だから正確には、コンサート実録映画とはいえないかもしれません。

でもそんなことは映画が始まったらどうでもよくなった。学生の頃に仲間と組んでいた素人ロックバンドでチャーリー・ワッツばりのシンプルなドラムを叩きながら、今にして思えば赤面モノだけれど、人前でスローバラードの「テル・ミー」なんか歌ったこともある僕としては、現在のというか正確には2年前のストーンズの演奏に、最初から最後まで言葉も出ないほど痺れっ放しでした。

ミック・ジャガーの少年のような身体から繰り出される軽快なステップと渾身のヴォーカル、ロン・ウッドの華麗なリードギター、最年長の寡黙な哲人、チャーリー・ワッツが叩き出す弾けるようなビート、それになんたって、キース・リチャーズ爺のロック魂あふれるサイドギター・・・。

今年61~67歳、この映画を撮った時点で59~65歳だったストーンズのメンバーが、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」に始まり、「サティスファクション」で終わる18曲、まったく手を抜くことなく、凄まじく上質なロックを演奏し続けたことに、僕は心から感動したのでありますよ。

ロン・ウッドと同年の僕も、60になってもはや1年半以上経ったけれど、これまでにも増して丁寧な仕事をしていかねばならないぞと、ストーンズの猛烈にロックンロールでありながら驚くほど丁寧で緻密な仕事ぶりを目の当たりにして、そう思ったのであります。

コンサートシーンの合間にときたま挿入される過去の回想シーンのひとつで、おそらく30代前半と思われる若きミック・ジャガーは、インタビュアーの質問に答えてこう言っています。

「60を過ぎても、もちろん僕らは演っていると思うよ」
Posted at 2008/12/25 16:59:16 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2008年12月21日 イイね!

クルマでいえばスーパーセヴンか? 「住吉の長屋」。

クルマでいえばスーパーセヴンか? 「住吉の長屋」。安藤忠雄といえば、今日の日本を代表する建築家のひとりとして世界中で幾多の大プロジェクトを展開、身近なところでは新しい地下鉄副都心線渋谷駅の設計で知られれていますが、その安藤さんの出世作というのをご存知でしょうか。

それは「住吉の長屋」と呼ばれる小さな住宅建築で、竣工は1976年。1979年には日本建築学会賞を受賞しています。

大阪市住吉区にあった三軒長屋の真ん中の間口2間、奥行き7間、つまりたった14坪の極小空間にコンクリート打ちっ放しの2階建ての箱を構築、外に向かっては玄関以外に一切の開口部を設けず、その代わり長方形の箱の真ん中の位置に中庭を設けてそこから採光および風を取り込むというデザインで、当時の建築界の人々を唸らせた都市住宅であります。

しかしその代わり、その施主であるこの屋の住人は、夜中に2階の寝室から1階のトイレにいくにも屋根のない中庭の階段を下りていかねばならず、したがって雨や雪の日には傘をさす必要があるという、住人に極めてストイックな生活を強いる、超スパルタンな家なのであります。

で、それをクルマに喩えられないかと思い、取り敢えず思い浮かんだのがケイターハムに代表されるスーパーセヴンですが、スポーツカーと違って家には毎日住み続けるわけですから、そのスパルタンさはスーパーセヴンとは比較にならないでしょうね、きっと。

70年代後半の建築誌でその存在を知って以来、この「住吉の長屋」は僕の憧れの存在であり続け、中庭に置かれたYチェアに座って空を見上げるとそこにはいかなる景観が展開するのか、できれば経験してみたいと思っていたのですが、もちろん現在も施主のご家族が住んでおられると伝えられる個人住宅なので、それは叶いません。

そうしたら最近、乃木坂にある「間」というギャラリーで「安藤忠雄建築展」なるものをやっていて、そこにはあの「住吉の長屋」が原寸大の立体模型として再現されているというではありませんか。しかも東京での建築展はもうすぐ終了、舞台は大阪に移ってしまうといいます。某日夕方、締め切りの合間を縫って、僕が乃木坂に馳せ参じたのはいうまでもありません。

昨今の安藤建築の人気の高さを反映して、会場は想像以上に込んでいましたが、たしかにありました、それなりに簡略化されてはいましたが、「住吉の長屋」の実物大の立体模型が。そこで、いつものLUMIXデジカメを出して、その中庭から周囲を見た様子をライカレンズに収めようとしたら、スタッフのお姉さんが飛んできて「撮影は禁止です」とのこと。

というわけで写真はないけれど、「住吉の長屋」の居室のタイト感、それと対照的に、その向こうに展開する中庭の適度な開放感、それらが一体化したスパルタンだけれど心地好さそうな空間の面白さを、おぼろげながら実感した気分になってギャラリーを後にしたのでした。

家に帰ってから、「住吉の長屋」の写真が載っている昔の建築誌を眺めながらふと思ったのは、今こそこの家のような小型車が出現するべきではないかということでした。

iQは発想としては近い部分もあるけれど、安藤忠雄作の長屋はiQにはないスパルタンさとエンタテインメント性に満ちています。スパルタンだけれど毎日乗っていたくなるような、小型でエコなスポーツコミューター。「住吉の長屋」をクルマに喩えると、そういうカテゴリーのモデルになるはずで、そういうのこそ僕が今いちばん欲しい種類の自動車だったりします。

さて、皆さんのご意見は?
Posted at 2008/12/21 17:01:41 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2008年12月14日 イイね!

キューブのようなクルマって・・・。

キューブのようなクルマって・・・。もう3日前のこと、あまり自慢できることじゃないけど、試乗会を3つハシゴしました。

まず三浦半島の観音崎でフェイスリフトしたBMW3シリーズの試乗会に参加、325iと320iの2台に乗ったところで自分のポルシェ964C2GTのコクピットに収まり、横浜横須賀道路から横浜の首都高に合流して、みなと未来の近くを会場とするニュー日産キューブの試乗会へ。

そこでキューブに試乗し、その後に商品説明のプレゼンテーションを受けたら、再び964C2GTで首都高横羽線を北上、東京湾岸の品川区天王洲アイルで開かれていた新型ホンダ・アコードの試乗会に滑り込みました。

そこでは、ツアラーなる車名を授かったニューアコードのステーションワゴンに乗って首都高湾岸線で横浜の大黒PAまで往復、それを終えて天王洲アイルのクリスタルヨットクラブに戻ったら、短い冬の日はとっくに落ちて、あたりは闇に包まれていましたっけ。

BMW3シリーズはメカニズム的には従来型とほとんど変わっていないので、走った印象も特に明確な変化はなし、といったところ。実は微細なスペックが一ヶ所だけ変わっているんですが、それをドライビング感覚の違いとして認識できるほど本気でコーナリングできる場所が、三浦半島先端部を中心とするテストルートにはなかったのでした。

その一方、最後に乗ったアコードは、これでもアコードなのか、というほど大きくなったボディと、そのボディの剛性感の高さというか「硬さ」が最も印象に残るクルマでした。しかしその代わり、2.4リッター直4エンジンに特別な気持ちよさや存在感を見出すのは難しく、かつての 「エンジンのホンダ」 はどこへいった、というのが正直な実感でありますね。

つまり昨今のホンダのクルマ、車体はヤワだけどエンジンはとにかく気持ちよく回った昔と比べると、エンジンの存在感とボディの存在感が逆転している印象がありますな。

さて、上の写真は、キューブの運転席から横浜の景色を撮ったものですが、ぐぐっと下が太くて、しかも独特のカーブを描いたAピラーの形状が面白い。しかもサイドウィンドーも角が丸いので、Aピラーが切り取った外の景色は独特のものになります。それでもAピラーは現代のクルマとしては異例に角度が立っているので、太い割りには視界の邪魔にならないのがいいです。

もうひとつキューブに乗って感心したのは、全幅1695㎜という5ナンバーサイズのボディとしては、室内の幅にずいぶん余裕が感じられることでした。サイドウィンドーが上すぼまりになっていない、スクエアなキャビン形状の恩恵なのはいうまでもありませんが、デザイン次第では5ナンバーサイズでも充分に広い室内を生み出せることを、キューブは証明しているといえます。

ところで、近頃は自動車がシロモノ家電化しているとされ、キューブのようなクルマはその典型のようにいわれたりしますが、僕は必ずしもそうは思いませんね。わざわざいうまでもないことですが、クルマは僕らドライバーにとって、あくまで自分で運転して走らせてナンボという、家電製品にはない特質を持っているからです。

で、今回の新型キューブですが、プレゼンで開発担当者が力説していたとおり、街中のペースでもそれなりの運転をすれば、曲がりたい方向にスッと向きを変えるクルマに仕上がっていると実感しました。それに、少なくとも1人乗車の状態では動力性能も充分に軽快だったので、ファン・トゥ・ドライブだとはいわないまでも、運転することが苦痛だったり退屈だったりするするクルマでないのは間違いありません。

僕的には、たとえそれが実用車であっても、クルマはすべてファン・トゥ・ドライブであるべきだと思っています。クルマを運転してそれを意のままに走らせるという行為は、クルマの種類にかかわらず、基本的に面白いんですね、クルマ好きにとっては。だからベーシックには、ドライバーの意味ままに走ってくれるクルマは、ファン・トゥ・ドライブの素質があるといっていいでしょう。

でも、スポーツカーはそれだけじゃ駄目です。スポーツカーは、ドライビングを愉しむために生み出されたクルマだから、単に意のままに走る程度のことじゃあ、真のスポーツカーを名乗る資格はありませんね。ま、長くなるので、それについてはまた別の機会に。

ここでいいたかったのは、新型キューブ、運転しても退屈なクルマではなかったですよ、ということであります。だから、他に硬派なスポーツカーを持っている好き者が、無理なく4人乗れる気負いのない足に使うなんていう用途も、意外や悪くないんじゃないかと・・・。とはいえ、こういう脱力系が嫌いじゃないという人に話は限られますが。

ただしスタイリング的には、先代の方がキューブ=CUBEという車名の語感にストレートなカタチだったような気がするのは、僕だけでしょうか。
Posted at 2008/12/14 00:51:40 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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