気がつけばあと1週間と少々で2011年も終りとは、いや~時の経つのは本当に早いものであります。
そんな時期に、来週もクルマに乗る取材が2本、打ち合わせが1本と、幸か不幸かまだ仕事が残っているスポーツカー親爺ですが、そんな今週の月曜日、まったく新しいスポーツカーを走らせました。
それが、やや朱色っぽい赤のボディも鮮やかな写真のクルマ、Artega GT=アルテガGTであります。
アルテガというのは、2006年にドイツに設立された、新興スポーツカーブランドなのでありますね。
したがってその中身はけっこうハイテクで、アルミ製スペースフレームに、カーボンファイバーで補強したポリウレタンという、世界でも初といわれる素材を駆使したボディを被せて成り立っています。
このプロフィールからも分かるように、その基本レイアウトはミドエンジンの2座クーペですが、そのミドシップに横置きされるのは、パサートR36に積まれているVWの狭角15度3.6リッターV6であります。
しかも、全長4m強、全幅1.9m弱、全高1.2m弱と、短く低く幅広いプロポーションを持つボディをデザインしたのは元アストンマーティンのヘンリック・フィスカーというから、けっこう役者も揃っています。
コクピットはご覧のとおり、バックレストの角度を調整可能なレザー張りのバケットシートから想像できるように、運転姿勢の自由度を与えられた軽度にスパルタンな空間に仕上げられているといえます。
そう、トランスミッションはこれもVWから拝借したツインクラッチ式2ペダルMT、6段DSGでありますね。
クルマだけでなくメーカー自体もブランニューとあって、期待と同時に不安も抱えての初試乗となったのですが、エンジンが素晴らしいサウンドを奏でることもあって、想像以上に愉しいクルマでした。
そのドライビング感覚を表して僕は、「ドイツ生まれのロータス」というタイトルをつけたのですが、詳しいリポートに興味のある方は、自動車誌『Tipo』2月号の Dramatin Scene をチェックしてください。
ちなみに日本でのプライスは1189万円と、6気筒ミドエンジンの同類のなかではやや高めですね。
Posted at 2011/12/23 17:37:34 | |
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