今からちょうど1週間前のよく晴れた暑い日、都内でこんな2台に乗りました。
リアエンジンのヴィンテッジなビートルと、前輪駆動の最新型ザ・ビートル、自動車誌『LE VOLANT』の新旧モデル対比企画ページ、「C&C」のための取材でありますね。
黒いヴィンテッジビートル、別名タイプ1は1955年型で、マニアのあいだで通称「オーバルウィンドー」と呼ばれるモデルですが、ポルシェ356と同じエルヴィン・コメンダによるスタイリング、素っ気ないといえば素っ気ないものの、機能に裏打ちされた造形、飽きることのない力を感じさせます。
これはそのインテリアですが、ボディ同色の鉄板にメッキのメーターやスピーカーのトリミングが光るダッシュ、微妙に角の丸いウィンドーラインなど、エクステリア以上に魅力的な造形といえます。
1955年当時タイプ1の空冷フラット4は1.2リッターで36psでしたが、このクルマはジャドソンのスーパーチャージャーを備えているのでトルクに余裕があり、想像以上によく走るのでありました。
ちなみに中央上方のこちらに向けて突き出た筒状がスーパーチャージャー本体、その上が専用のインテークとキャブレターであります。それにしてもリアフェンダーのラインの色っぽく丸いこと。
オーバルのリアウィンドーに貼られたステッカーからも分かるように、このタイプ1、老舗FLAT4の商品j車ですが、バンパー下から突き出た4本のテールパイプはなんとアバルトマフラーとのこと。
ザ・ビートルとの新旧対比を含めて、ヴィンテッジビートルのドライビング感覚に興味ある方は、ぜひとも8月25日発売の『LE VOLANT』10月号、「C&C」のページをチェックしてください!
Posted at 2012/08/16 20:51:39 | |
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