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吉田 匠のブログ一覧

2011年03月29日 イイね!

MX-5 GT、シルヴァーストーン3時間レースの結果。



先週末の英国ブリットカー耐久選手権シリーズ第1戦、シルヴァーストーン3時間レースに出ていたマツダMX-5 GTの結果が判明しました。

入手したニュースリリースによれば、MX-5 GT、ブリットカー3時間耐久レースに完走、絶大なポテンシャルを見せつけた、とあります。

その日のシルヴァーストーンにたった1台だけ出走したMX-5 GTは、詳しいカテゴリーわけは分からないものの、クラス2位の好ポジションでレースを戦っていましたが、やがて他車と接触、その結果デフにトラブルを抱えてピットインを余儀なくされます。

Jota Sportのメカニックはデフをたった15分で交換してMX-5 GTをレースに復帰させますが、ポジションはクラス6位に後退、そのままの順位を保って3時間レースをフィニッシュしたとあります。

というわけで、結果はいささか残念なものになりましたが、Jota Sportのボス、Sam Hignettによれば、
MX-5 GTは3月15日に完成したばかりで、サーキットを走ったのはシェイクダウンの1回のみ、それにもかかわらず3時間レースを完走し、トラブルを抱えるまではクラス2位を走るというポテンシャルを示したのだから、僕らはむしろ悦んでいる、とのこと。

次は4月17日のロッキングハムでのレースですが、それまでにサスペンションとステアリングに手を入れて臨むとされています。



綺麗に成型された特製のダッシュボードとコンソールが目につくMX-5 GTのコクピットから前方を望むと、左はBMW M3、そして正面はロータス・エキシージでしょうか。

僕もかつてケイターハム・スーパーセヴンで走ったことがあるシルヴァーストーンの、広大なグリーンに囲まれたフラットなコースが思い出されます。

MX-5 GTの次なるレースの結果、特筆すべきニュースが入手できたらまたアップしましょう。
Posted at 2011/03/29 15:57:10 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2011年03月25日 イイね!

ちょっと元気をもらえそうなクルマの話。

ちょっと元気をもらえそうなクルマの話。今から2日前にアップした『ヨーロッパからの帰路に考えた日本。』、なんと130人を超える方々から「イイね!」をいただき、想像以上の賛同を得られたものと嬉しく思っています。

とはいえ、福島第一原発とその周辺を含む被災地では、依然として多くの方々が途方もない苦難と戦っているわけですが、そんなとき、ちょっと元気をもらえそうなニュースをキャッチしました。

マツダ・ロードスター、輸出名MX-5のレーシングバージョン、その名も 「MX-5 GT」 が、今週末のシルヴァーストーン3時間レースを緒戦とする2011ブリティッシュ・エンデュランス・チャンピオンシップ=英国耐久選手権にエントリーし、ポルシェ、アストンマーティン、ロータス、BMWといった歴戦のライバルに挑む、というのでありますね。

上にある縦長の小さな写真、ぜひクリックして拡大してみてください!

このMX-5 GT、おそらく2リッターNAをチューンしたと思われるエンジンは275psを発生、ドアをカーボンファイバー製にするなどしてグラム単位で軽量化した結果、車重はなんと850kgまで削り取られ、6段シーケンシャルの特製ギアボックスを介して0-60mph=97km/hを3秒ジャストで加速、スピードは257km/hに達するといわれます。

ただしこのクルマ、広島のマツダ本社で開発されたものではなく、マツダUKの主導でイギリスのJota Sportなるレーシングファクトリーが仕立てたもので、耐久選手権で走るドライバーもイギリス人のコンビになります。

だとしても、遥かに大排気量でパワフルと思われるライバルがひしめくなかに、850kgという超軽量を武器にたった2リッターのエンジンで挑むMX-5 GTにあるしゅ日本の “武士道” につうじるものを感じ取って、スポーツカー親爺は遥か日本から応援したくなったのでした。



ところで、前回のブログに書いた内容の一部が好転した模様なので付け加えておきましょう。

そのひとつは、本来は成田発着の便を、関空もしくは中部国際空港発着に変更していたドイツのルフトハンザとイタリアのアリタリア航空の定期便が、依然としてソウル経由ではあるものの、本日25日から平常どおり成田に寄港することになったというニュースです。

同様に関東地方の店舗を臨時休業していたスウェーデンのアパレル、H&Mも、25日から関東のショップで営業を再開したというニュースも新聞に載っていました。

航空会社もアパレルも、この時期にどういう理由でそうしたのかは定かではありませんが、いずれにせよ過剰反応が収まって事態が平常に戻るのは好ましいことではないでしょうか。
Posted at 2011/03/25 16:51:40 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
2011年03月23日 イイね!

ヨーロッパからの帰路に考えた日本。

ヨーロッパからの帰路に考えた日本。福島第一原発も予断を許さないながら一部の原子炉に電源がつうじるなど作業の進展を見せ、地域によっては小学校が再開されて久しぶりに友達と会った生徒たちの愉しそうな笑顔が新聞の一面を飾るなど、今回の東北地方太平洋岸を中心とする大震災、依然として多くの方々が極めて厳しい状況を強いられているなかにも、復興の兆しが少し見え始めてきたようです。

そんななか、先週の木曜日から日曜日まで、2泊4日でスペインにいってきました。

同じ頃、メルセデス・ベンツもヨーロッパでプレス試乗会をやっていたようですが、僕が参加したのはアストンマーティンの試乗会で、日本から僕を含めて3人のジャーナリストが参加、さらにこの試乗会には後半組のプログラムもあって、そっちにも日本から3人がいっているはずです。

被災地が大変なことになっているときにヨーロッパまでスポーツカーに乗りにいくのは「不謹慎」ではないかと思わぬではなかったけれど、以前から決まっていた事柄であり、しかもこれは僕の仕事なので、いくことにしたわけです。

「不謹慎」の3文字に過剰に神経質になってやるべきことを取り止めるのは、もちろん事柄にもよるけれど、必ずしも正解ではないと思うからです。

というわけで、ちょっと勇気を出して日本を飛び立ったのですが、結果として、そうしてよかったと思いました。

アストンマーティンの2つのニューモデルが想像以上に魅力的なクルマだったことはこのさい別にしても、世界中からやってきたジャーナリストの多くが「日本は大丈夫か?」と尋ねてくれて、僕らの極東の島国が孤立しているわけではないことを実感することができたからです。



しかしその一方で、今回はエールフランスを使ってパリ経由でスペイン南部のマラガまで飛んでいったのですが、その帰路のパリ発成田便ではもうひとつの現実を突き付けられました。

まず席がこれまで経験したことがないほどガラガラに空いています。今、日本を訪れようという外国人などほとんど皆無なためで、乗っているのは僕らのようなヨーロッパから帰国する日本人が大半でした。

しかも帰路のエールフランス機は、いつものようにパリから成田に直行せず、韓国ソウルのインチョン空港に降りて、そこで1時間半ほどストップしたのです。

その理由は、そこでパイロットや客室乗務員といったクルーを交代させて、新たに乗り込んだクルーが成田まで飛び、そのまま成田に降りずにソウルに帰ってくるためなんですね。

つまり、日本人を含む自社のクルーを福島第一原発からの放射能汚染の危険性が想定される成田にステイさせず、ソウルを日本便のベースにするという考え方なわけです。

とはいえエールフランスはまだ成田まで飛んでくるからいい方で、ドイツのルフトハンザやイタリアのアリタリアは、同じくソウルでストップした後そこから成田には向かわず、より放射能の影響が少ないと想像される関空もしくは中部国際空港に飛んでいく航路をすでに運航しているといいます。

国連の専門機関である国際海事機関=IMOや、同じく国連の国際民間航空機関=ICAOが「(原発からの放射能漏れに起因する)日本への渡航制限はない」とする見解を発表し、世界保健機構=WHOも同様の見解を公表、さらに国際原子力機関=IAEAも「東京都内に健康上の危険はない」との評価を出しているにもかかわらず、外国の企業や機関が東京を避け始めているのは、いささか過剰反応であるように思えます。



それはそれとして、ソウルのインチョン空港を飛び立ったエールフランス機が午後7時過ぎ、すでにとっぷりと暮れた房総半島の上空に至って成田に向けて下降を始めたとき、眼下にいつもと同様に街の灯りが瞬いているのを目にしたときの安堵感は、なんともいえないものがありました。

抜けるように碧い空が頭上に広がっていたスペインはたしかに魅惑的だったけれど、僕の帰る場所はここしかないなと、あらためて思ったのであります。

さ、みんなで元気を出して、日本を「不謹慎」の3文字なんか気にすることなく大好きなクルマの話ができる国に、そして外国人や外国の企業が魅力を感じて積極的にやってくる国に、戻していこうじゃありませんか!
Posted at 2011/03/23 04:27:24 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
2011年03月13日 イイね!

大震災とクルマ。

大震災とクルマ。なにを書いたらいいかわからないけれど、なにかを書かずにいられない気分であります。

個人々々の日々の暮らしや大切な夢を彩っていた家やクルマがいとも簡単に濁流に呑み込まれていくのをテレビの画面をとおして目の当たりにしていると、なんとも切ない気持ちになると同時に、本当に大切なのは何なのかを、考えさせられました。

間一髪で高台に逃げきれたクルマと、それが間に合わなかったクルマ。

ああいう状況に遭遇したら、それがとても危険で愚かな行為だと承知していても、僕もきっとクルマに飛び乗って高台を目指すのではないかと思いました。

僕はこの週末、ある方がステアリングを委ねてくれた素晴らしいヒストリックレーシングポルシェを駆って、某ヒストリックカーイベントに出撃するはずでしたが、その舞台に向けて東京を出発する直前に大地震が発生したため、参加を断念しました。

生きていれば、クルマはいつだって運転できます。

地震と津波に被災された多くの方々に、心からお悔やみを申し上げるとともに、僕にできることは何なのか、考えているところです。
Posted at 2011/03/13 19:17:45 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2011年03月09日 イイね!

なんだか “ヴェスパ” が欲しくなった。



男性誌『MEN'S Precious』=『メンズ プレシャス』の編集者から、イタリアのスクーター、Vespa=ヴェスパの特集をやるので原稿を書いてもらえませんか、という依頼をもらったのは、1月のことでした。

ヴェスパは決して嫌いじゃないので、その依頼を受けることにしたのですが、そうこうするうち都内のスタジオで新旧ヴェスパを撮影するので、よかったら観にいらっしゃいませんか、というお誘い。



そりゃあ面白そうだと某スタジオに出掛けてみたら、1950年代初めのヴェスパ125らしき、こんな渋いヴィンテージモノが最初に目に飛び込んできたのでした。

1953年の映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックが乗ったのと同時代のモデルで、フロントフェンダーに載ったヘッドライトとパイプのハンドルバーが超クラシックです。



しかしこの初期モデル、もっとチャーミングなのはこのリアスタイル、特に後ろすぼまりの丸いお尻がたまらなく可愛いじゃありませんか!

実はヴェスパ、ピアッジォ社の天才的航空機エンジニアの設計によるもので、スチール製モノコックボディに片持ちサスペンションという、すこぶる進歩的なデザインを持っていたのです。



これはぐっと新しくなって、1970年代の200ラリーというモデル。僕らが想像するスポーティなヴェスパのイメージにぴったりのスタイルであります。

エンジンは2ストローク単気筒198cc、グリップシフトの4段ギアボックスを介して、101㎏という車重を115㎞/hのスピードに導くとされていたのでした。



こちらは1980年代の100ヴィンテージというモデル。実は1960年代に登場した小型のヴェスパ50S、愛称“ヴェスピーノ”のデザインを復刻し、そこに100ccのエンジンを積んだモデルなんですね。

このくらいの年代のデザインを持った小さなヴェスパ、できることなら1台欲しいものだと、スポーツカー親爺は物欲を駆り立てられたのであります。ただしシートはシングルがカッコいいかも・・・。



これは最初に紹介した1950年代のヴェスパ125の3段ギアボックスのグリップシフト部分のアップで、1速と2速のあいだのスリットがニュートラルを示しています。

上にあるクラッチレバーを握りながらグリップを回してギアチェンジする、というシフト方式でした。



こちらは1970年代の200ラリーのグリップシフトで、1速と2速のあいだがニュートラルなのは上の125と変わりませんが、ギアは4段になり、シフトアップ&ダウンの回転方向も逆になっています。

以上のヴェスパ特集、4月6日発売の『MEN'S Precious』2011 Spring号に掲載されるので、興味のある方はぜひチェックをよろしく!
Posted at 2011/03/09 19:53:12 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
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